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トロットサンダー

地味な血統の地方出身馬

 マイルチャンピオンシップは、その名の通りマイル路線の王者を決める戦いだ。歴代勝ち馬のうち、もっとも“マイル王”の称号にふさわしい馬といえば、1995年・第12回のトロットサンダーを置いて他にいないだろう。

トロットサンダー写真 父は、種牡馬としてさほど期待されているわけではなかったダイナコスモス。母は、南関東で未勝利に終わったラセーヌワンダ。地味な血統のトロットサンダーは、兄姉や近親のほとんどが地方で走ったように、自身も浦和で競走馬生活をスタートさせる。しかも3歳7月という遅いデビューだった。

ところが、たちまち花開いた素質。後続を引きちぎるレースぶりで5連勝を飾り、馬体重20kg増で臨んだ休養明けの一戦こそ半馬身差の2着に敗れたものの、そこからさらに3連勝。ほぼ完璧な成績を残して、5歳の夏、勇躍中央へと転厩することになったのである。

一戦ごとに力つける

 中央入りの後、条件戦を難なくクリアしたトロットサンダーは、6歳時、果敢に重賞挑戦を繰り返した。が、さすがに相手は強く、中山記念7着、札幌記念も7着、函館記念でも7着と苦汁をなめ続ける。それでも毎日王冠で3着と好走すると、続くアイルランドトロフィーでは差して3馬身突き放す豪脚を披露してオープン制覇。着実に力をつけていることをうかがわせ、そうして挑んだ初のGIがマイルチャンピオンシップだ。

セントウルSを勝ったビコーペガサス、スワンSを制したヒシアケボノ、京王杯オータムハンデ1着のドージマムテキ。待っていたのは、かつてないほどの強敵だった。これらを相手にトロットサンダーは、鮮やかすぎるほどの勝利を収めることになる。

マイル戦8戦全勝

スタートダッシュのつかなかったトロットサンダーは、後方集団の外でじっくりと追走する。そして、4コーナーから直線へ。スピードに乗りながら大外に持ち出されたトロットサンダーは、実に目覚ましい伸びを見せた。

1完歩ごとに前の馬を交わし去り、とうとう先頭に躍り出て、2着メイショウテゾロに1馬身4分の1差でゴール。競馬での常套句である「他の馬が止まって見えた」という言葉がピタリと当てはまる追込みで、このレースを制したのだった。

翌年トロットサンダーは東京新聞杯と安田記念を勝利し、結局マイル戦では地方時代も含めて8戦負けなしの成績を残して引退する。まさに王者の名に恥じない、マイル戦のスペシャリストであった。

 

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