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シンコウラブリイ ラストランで勝ち取ったGIの勲章[1993年]

抜群の安定感でマイル戦線をひた走る

 シンコウラブリイの素質は誰もが認めるところだった。

 1991年11月に迎えたデビュー戦は、後続に4馬身差をつける圧勝。続く福島3歳Sはレコードで制した。明けて1992年には、連勝街道を走ることになる。ニュージーランドT4歳Sでヒシマサルを完封し、ラジオたんぱ賞も制覇。クイーンSは3馬身半差で楽々と勝利し、富士Sは古馬相手に馬ナリのまま勝つという離れ業を演じてみせた。

 ここまで馬券の対象から外れたのは休み明けだったカーネーションCの6着のみ。シンコウラブリイは常に優れた安定感と競走能力を示し続けていたのである。

3度挑戦したGIですべて2、3着

シンコウラブリイ写真

 いまや名実ともにナンバー1トレーナーといえる美浦・藤沢和雄調教師。厩舎に初の重賞をもたらしたのはシンコウラブリイであり、当然、厩舎初のGIという夢もこの馬には託された。が、野望は幾度も阻まれる。

 デビュー3戦目・阪神3歳牝馬Sでは、ニシノフラワーの僅差3着と惜敗。翌年秋のマイルチャンピオンシップでは1番人気に推されたが2着止まり。富士Sからの連闘という厳しいローテーションを克服して頑張ったものの、ダイタクヘリオスには1馬身半及ばなかった。1993年には、京王杯スプリングC2着をステップに安田記念へと向かったが、ヤマニンゼファーに競り負けて3着と屈した。

 どうしてもビッグタイトルには届かないままで、タイムリミットは迫りつつあった。

G2→G2→G1でフィニッシュ

 1993年夏〜秋シーズン。シンコウラブリイはラストランへ向けてのキャンペーンをひた走った。札幌日経オープンを勝利し、毎日王冠では仇敵ヤマニンゼファーをはじめとする牡馬の一流どころを蹴散らしての1着。スワンSではステイジヒーローの猛追をクビ差凌ぎ切って3連勝達成だ。

 そして迎えたのが第10回マイルチャンピオンシップ。これが引退レースとなるシンコウラブリイにとっては、悲願を果たす最後のチャンスだ。

 突如強さを増した雨足、不良馬場にまで悪化した芝にも負けず、シンコウラブリイは力強く駆けた。速いペースの中で好位につけ、逃げ粘るイイデザオウを交わして抜け出すと、さらに1馬身4分の1差をつけて1着ゴール。あれほど苦労したGIタイトルを、あっさりとつかみ取ったのである。

 厩舎にとっても馬自身にとっても、最高の結果といえるラストランだった。

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