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サッカーボーイ 異能を発揮した最強マイラー[1988年]

オグリキャップ世代の異彩

 時代が昭和から平成へ移ろうとする頃。芦毛の怪物オグリキャップ、天皇賞秋春連覇のスーパークリーク、中距離GIを2勝したヤエノムテキなど、 1985 年生まれの馬たちが競馬ブームを牽引していた。この“最強世代”の中で、異能の存在として光を放ったのがサッカーボーイだ。

 美しい栃栗毛、筋肉質の馬体、そして狂気に満ちた眼……。近寄りがたいほどの存在感を漂わせるサッカーボーイは、早くも2歳戦線で活躍する。新馬戦では9馬身差の逃げ切り勝ちを収め、次走・函館3歳Sは取りこぼしたものの、もみじ賞は10馬身差圧勝、そして阪神3歳Sでは8馬身差勝利と、見事な戦績を残したのである。

順調とは言えなかった3歳時

サッカーボーイ写真

 クラシックでも有力視されることになったサッカーボーイに、思わぬ落とし穴が待っていた。蹄を痛め、体調も下降、万全の状態でレースに使えない日々。結局、弥生賞3着、NHK杯4着、日本ダービーでは1番人気に推されながら15着と、3歳春はまったく奮わぬシーズンとなってしまったのだ。

 が、サッカーボーイは鮮やかに立ち直る。中日スポーツ賞4歳Sでは、皐月賞馬ヤエノムテキを豪快に差し切っての復活勝利。続く函館記念は初の古馬との対戦、しかもシリウスシンボリ、メリーナイス、マックスビューティといった年上のGIホースが揃った一戦だったが、当時の日本レコード&5馬身差という圧勝を飾る。やはりこの馬は強い。誰もに納得させる夏シーズンだった。

 ところが、秋、またもサッカーボーイは捻挫という不運に見舞われ、華やかな舞台から遠ざかってしまう。ようやく復帰を果たしたのが第5回マイルチャンピオンシップだ。

2着に4馬身差の圧勝

 ここでサッカーボーイは、存分に潜在能力を見せつけた。後方でジックリと構え、3コーナーからグングンと加速、直線入口では先行集団を射程に捉えると、そこから一気に弾け飛ぶ。瞬く間に先頭へと躍り出て、さらに後続を4馬身も突き放しての勝利。凄まじいまでの勝ちっぷりだった。

 適距離とはいえない有馬記念でも豪脚で3着に突っ込んだサッカーボーイは、その後、骨折のため引退。幾度もの不運により短い現役生活しか遅れなかったわけだが、ハマった時の爆発力といい、なぜかナリタトップロードやヒシミラクルなどステイヤーを生み出している種牡馬実績といい、“異能”と呼ぶにふさわしい存在である。

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