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第31回 マイルチャンピオンシップ特集 2014年11月23日(日)15時40分発走 京都競馬場 芝1600m

父、母系ともに優秀なミッキーアイルが最有力!

1)数のうえではSS系が他の系統を圧倒

 過去10年の系統別成績は以下の通り。サンデーサイレンス(SS)およびその後継種牡馬の産駒がワン・ツー・フィニッシュ4回、昨年は掲示板独占と、この系統が大威張りのレースとなっている。SS系は出走数そのものが多いため上位に来る回数が多くなるのも当然だが、勝率8.9%という数字も平均以上だ。

種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 7回 5回 5回 79頭 8.9%
15.2%
21.5%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 1回 0回 17頭 0.0%
5.9%
5.9%
ノーザンダンサー系 2回 2回 1回 40頭 5.0%
10.0%
12.5%
ナスルーラ系 1回 1回 1回 19頭 5.3%
10.5%
15.8%
ミスタープロスペクター系 0回 1回 3回 19頭 0.0%
5.3%
21.1%
その他の系統 0回 0回 0回 3頭 0.0%
0.0%
0.0%

 対抗できるとすれば2勝・2着2回・3着1回でForest Wildcat産駒エーシンフォワードが13番人気勝利という大穴を開けたノーザンダンサー系か、1着・2着・3着各1回のナスルーラ系あたりだろうか。メンバー次第では何とかなりそうなイメージ。それ以外はヒモとしても魅力が低くなる。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)人気によって異なる成績に注意

 上位1〜5番人気と6番人気以下に分けて系統別成績をまとめてみたのが下のデータだ。

系統 1〜5番人気成績/複勝率 6番人気以下成績/複勝率
サンデーサイレンス系 7勝・2着5回・3着3回/51.7% 3着2回   / 4.0%
その他のヘイルトゥリーズン系 3着以内なし      / 0.0% 2着1回   / 7.1%
ノーザンダンサー系 1勝・2着2回     /37.5% 1勝・3着1回/ 6.3%
ナスルーラ系 1勝・2着1回・3着1回/60.0% 3着以内なし / 0.0%
ミスタープロスペクター系 3着3回        /60.0% 2着1回   / 7.1%

 このレース好調のSS系も、6番人気以下に限れば50頭走って3着が2回あるだけ。連対馬のべ12頭は、すべて1〜4番人気だった。すなわち、買うべきは「人気サイドのSS系」ということになる。

 ナスルーラ系も似たような状態。馬券圏内に来た3頭はすべて人気サイド。6番人気以下では14頭走って13頭が2ケタ着順だから、人気薄では用なしだ。ミスタープロスペクター系も「人気のときにヒモで一考」といったところだろう。

 唯一ノーザンダンサー系だけは、人気薄でも要注意。もちろん率としては1〜5番人気時のほうが優秀ではあるが、現実にエーシンフォワードの例があって怖い存在だ。

3)連軸はノーザンダンサーの血を引く馬から選べ

 母の父の系統別成績は以下の通り。母父ノーザンダンサー系が主軸で、逆に冴えないのが母父SS系とナスルーラ系だ。

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 0回 1回 1回 23頭
0.0%
4.3%
8.7%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 0回 0回 11頭
9.1%
9.1%
9.1%
ノーザンダンサー系 7回 4回 7回 68頭
10.3%
16.2%
26.5%
ナスルーラ系  0回 1回 0回 23頭
0.0%
4.3%
4.3%
ミスタープロスペクター系 1回 1回 0回 27頭
3.7%
7.4%
7.4%
その他の系統  1回 3回 2回 25頭
4.0%
16.0%
24.0%

 重視したいのは、やはりノーザンダンサーの血。2004年〜2012年まで、必ず「父ノーザンダンサー系」か「母父ノーザンダンサー系」のどちらかが連対している。

 昨年はSS系×ミスタープロスペクター系のトーセンラーが1着、SS系×リボー系のダイワマッジョーレが2着となったが、トーセンラーにはノーザンダンサーの4×5(×5)のインブリード、ダイワマッジョーレにはノーザンダンサーの4×4のインブリードがあった。

 軸馬は「父か母父がノーザンダンサー系」「最低でもノーザンダンサーのインブリードを持つ」という観点で選ぶべきだろう。

4)純粋なマイラー血統では勝ち負けできない

 過去10年の勝ち馬の父について、マイル戦と2000m以上における現役成績を調べてみた。

種牡馬 マイル/2000m以上G1での成績
サンデーサイレンス なし/ケンタッキーダービー、BCクラシックなどで1着
アドマイヤベガ なし/日本ダービー1着
ミラクルアドマイヤ なし/なし
Forest Wildcat なし/なし
Giant's Causeway サセックスS/英国際S、愛チャンピオンSで1着
フジキセキ 朝日杯3歳S/なし
ディープインパクト なし/3歳クラシック三冠など

 サンデーサイレンスは中距離タイプといえるはずだが、短距離のG1馬も多数出している。アドマイヤベガは母が桜花賞馬ベガだ。現役時3戦1勝(マイルのデビュー戦でのみ勝利)のミラクルアドマイヤは、兄がフサイチコンコルド、弟がアンライバルドで2000m以上への対応力を感じさせる血統。ミラクルアドマイヤの父トニービンからはベガやノースフライトといったマイルG1馬が出ている。

 Giant's Causewayはマイル〜中距離が守備範囲。フジキセキは早々に引退したため2000m以上のG1は出走経験すらないが、弥生賞を完勝している。Forest Wildcatだけは代々スプリンターといえる血統、種牡馬成績としても短距離タイプだが、この年は1分31秒8のレコード決着という非常識なまでのスピード勝負だった。こうした場合のみ快速血統が活躍できるのだろう。そしてディープインパクトには、トーセンラー以外にもジェンティルドンナ、ヴィルシーナ、ハープスター、リアルインパクトといったマイルG1勝ち鞍を持つ産駒がいる。

 純粋なスプリンター〜マイラー血統でも、中長距離血統でもダメ。マイルでも2000m以上でも走れる素養を重視したい。

5)芯の通った母系であることが望ましい

 デュランダルは母が現役時7戦4勝、兄サイキョウサンデーは重賞ウィナーだ。ハットトリックの母は米G2勝ち馬、ダイワメジャーの母は重賞4勝、ブルーメンブラットの兄は北海道スプリントCを勝っている。カンパニーの母系からは、トーセンジョーダンやビッグテースト、レニングラードなど活躍馬がゾロゾロと出ているし、エーシンフォワードの母系からは種牡馬Quiet Amelicanが出た。エイシンアポロンの弟はドバイでG1勝利、サダムパテックは母が3勝馬。トーセンラーの母もアメリカで3勝し、トーセンラーの弟スピルバーグが天皇賞(秋)を勝ったばかり。

 母系の現役成績・繁殖成績が優秀なほど、期待は高まるといえるだろう。

結論

 ほぼ絶対的な条件といえるのが「父はSS系またはノーザンダンサー系」。ただしSS系は人気サイドであることが望ましい。「父か母父がノーザンダンサー系(最低でもノーザンダンサーのインブリード)」もマスト。プッシュ材料となるのが「父がマイル・2000m以上のG1で走れる血統」と「優秀な母系」という条件だ。他では「父ナスルーラ系」も、人気サイドのみ馬券候補になってくる。

 逆に割り引きたいのが「父がSS系以外のヘイルトゥリーズン系やミスタープロスペクター系」「母父がサンデーサイレンス系とナスルーラ系」の各馬である。

 このレースを勝っているサダムパテック、トーセンラーは当然マークすべきだが、父SS系×母父ノーザンダンサー系という配合の注目馬がズラリ。クラレント(父ダンスインザダーク/父の産駒に安田記念勝ち馬ツルマルボーイ/母はオープン勝ち)とレッドアリオン(父アグネスタキオン/父の産駒にダイワスカーレットなど)の兄妹、ダノンシャーク(父ディープインパクト/母系からはモンジューが出ている)、グランデッツァ(父アグネスタキオン/姉が桜花賞馬マルセリーナ)、フィエロ(父ディープインパクト/母系からはロックオブジブラルタルが出ている)も捨てがたい。

 ただし「SS系は人気サイド」という点を加味すればミッキーアイル(父ディープインパクト/近親にダイヤモンドビコー)が最有力か。

【ミッキーアイルの血統表】

ミッキーアイルの血統表

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