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第30回 マイルチャンピオンシップ特集 2013年11月17日(日)15時40分発走 京都競馬場 芝1600m

狙いは父か母父がノーザンダンサー系!

1)SS系から他の系統への過渡期か!?

 デュランダルやダイワメジャーの活躍もあって、かつてはサンデーサイレンス(SS)産駒が大活躍。2003年から2007年まで5連勝を飾り、うち3回はワン・ツー・フィニッシュを果たしている。2008年にもアドマイヤベガの子ブルーメンブラットが勝利した。

 その後の3年はナスルーラ〜グレイソヴリン系のミラクルアドマイヤ、ノーザンダンサー系のForest WildcatとGiant's Causewayが勝ち馬を送り出したが、2012年はフジキセキ産駒サダムパテックが勝利、SS系が勢いを取り戻したかに見える。ただしこの間、アグネスタキオン産駒のキャプテントゥーレとリディル、Fuji Kiseki産駒キンシャサノキセキ、ディープインパクト産駒のリアルインパクトとファイナルフォームが3番人気以内に推されながら馬券圏外へ消えている。

 以前ほどサンデーサイレンス系の神通力は強力ではないといえるはずだ。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)サンデーサイレンス系vsノーザンダンサー系の戦い

 過去10年の系統別成績は以下の通り。数の上ではSS系が他を圧倒しているし、率の面でもまだまだ優秀だ。ノーザンダンサー系も馬券戦略上、切れないだろう。

 いっぽうSS系以外のヘイルトゥリーズン系やミスタープロスペクター系は大苦戦。またナスルーラ系から出た勝ち馬カンパニーは最初の2年は人気になりながら馬券から消えているし、サイドワインダーも1番人気を裏切っている。実質的には「SS系が中心、ノーザンダンサー系にも注意」というレースだろう。

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 7回 4回 4回
69頭
10.1%
15.9%
21.7%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 1回 0回
18頭
0.0%
5.6%
5.6%
ノーザンダンサー系 2回 3回 1回
45頭
4.4%
11.1%
13.3%
ナスルーラ系 1回 1回 1回
20頭
5.0%
10.0%
15.0%
ミスタープロスペクター系 0回 1回 3回
21頭
0.0%
4.8%
19.0%
その他の系統 0回 0回 1回
4頭
0.0%
0.0%
25.0%

3)連軸はノーザンダンサーの血を引く馬から選べ

 母の父の系統別成績は以下の通り。母父ノーザンダンサー系が数の主軸、逆に冴えないのが母父サンデーサイレンス、ナスルーラ系、ミスタープロスペクター系といったあたりだ。

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス 0回 1回 1回 22頭
0.0%
4.5%
9.1%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 0回 0回 10頭
10.0%
10.0%
10.0%
ノーザンダンサー系 8回 4回 7回 73頭
11.0%
16.4%
26.0%
ナスルーラ系 0回 1回 0回 23頭
0.0%
4.3%
4.3%
ミスタープロスペクター系 0回 1回 0回 23頭
0.0%
4.3%
4.3%
その他の系統 1回 3回 2回 26頭
3.8%
15.4%
23.1%

 重視したいのは、やはりノーザンダンサーの血。過去10年の連対馬のうち、父・母父のどちらもノーザンダンサー系ではなかったという馬は4頭しかいない。2005年には父サンデーサイレンス×母父リボー系のハットトリックが勝利し、2010年の2着は父サンデーサイレンス系×母父ミスタープロスペクター系のダノンヨーヨー。2011年の2着は父ミスタープロスペクター系×母父ナスルーラ系(ネヴァーベンド系)のフィフスペトル、2012年の2着は父ナスルーラ系(プリンスリーギフト系)×母父サンデーサイレンスのグランプリボスだった。

 いずれの年も馬連の相手は父か母父がノーザンダンサー系。また父・母父のどちらもノーザンダンサー系ではない馬は2着が多い。軸馬は「父か母父がノーザンダンサー系」という観点で選ぶべきだろう。

4)純粋なマイラー血統では勝ち負けできない

 過去10年の勝ち馬の父について、マイル戦と2000m以上における現役成績を調べてみた。

種牡馬 マイル/2000m以上G1での成績
サンデーサイレンス なし/ケンタッキーダービー、BCクラシックなどで1着
アドマイヤベガ なし/日本ダービー1着
ミラクルアドマイヤ なし/なし
Forest Wildcat なし/なし
Giant's Causeway サセックスS/英国際S、愛チャンピオンSで1着
フジキセキ 朝日杯3歳S/なし

 サンデーサイレンスは中距離タイプといえるはずだが、短距離のG1馬も多数出している。アドマイヤベガは母が桜花賞馬ベガだ。現役時3戦1勝(マイルのデビュー戦でのみ勝利)のミラクルアドマイヤは、兄がフサイチコンコルド、弟がアンライバルドで2000m以上への対応力を感じさせる血統。ミラクルアドマイヤの父トニービンからはベガやノースフライトといったマイルG1馬が出ている。

 Giant's Causewayはマイル〜中距離が守備範囲。フジキセキは早々に引退したため2000m以上のG1は出走経験すらないが、弥生賞を完勝している。Forest Wildcatだけは代々スプリンターといえる血統、種牡馬成績としても短距離タイプだが、この年は1分31秒8のレコード決着という非常識なまでのスピード勝負だった。こうした場合のみ快速血統が活躍できるのだろう。

 基本的には純粋なスプリンター〜マイラー血統より、マイル〜2000m以上のG1で走れる素養を重視したい。

5)芯の通った母系であることが望ましい

 勝ち馬は母系も優秀だ。

 デュランダルは母が現役時7戦4勝、兄サイキョウサンデーは重賞ウィナーだ。ハットトリックの母は米G2勝ち馬、ダイワメジャーの母は重賞4勝、ブルーメンブラットの兄は北海道スプリントCを勝っている。カンパニーの母系からは、トーセンジョーダンやビッグテースト、レニングラードなど活躍馬がゾロゾロと出ているし、エーシンフォワードの母系からは種牡馬Quiet Amelicanが出た。そしてエイシンアポロンの弟はドバイでG1勝利。サダムパテックは母が3勝馬。

 母系の現役成績・繁殖成績が優秀なほど、期待は高まるといえるだろう。

結論

 ほぼ絶対的な条件といえるのが「父はSS系またはノーザンダンサー系」「父か母父がノーザンダンサー系」という2つのファクター。プッシュ材料となるのが「父がマイル・2000m以上のG1で走れる血統」と「優秀な母系」という条件だ。

 逆に割り引きたいのが「父がSS系以外のヘイルトゥリーズン系やミスタープロスペクター系」「母父がサンデーサイレンス、ナスルーラ系、ミスタープロスペクター系」の各馬である。

 昨年の覇者サダムパテックは当然マークすべきだが、クラレント(父はダンスインザダーク/父の産駒に安田記念勝ち馬ツルマルボーイ/母父ノーザンダンサー系/母はオープン勝ち)、ダノンシャーク(父ディープインパクト/母父ノーザンダンサー系/母系からはモンジューが出ている)、ドナウブルー(父ディープインパクト/母父ノーザンダンサー系/妹はジェンティルドンナ)も捨てがたい。

【ダノンシャークの血統表】

ダノンシャークの血統表


<出走予定馬の血統的評価>

●A

クラレント、サダムパテック、ダノンシャーク、ドナウブルー

●B

ガルボ、スピリタス、ダイワマッジョーレ

●C

カレンブラックヒル、コパノリチャード、サクラゴスペル、サンレイレーザー、ダークシャドウ、ダノンヨーヨー、トーセンラー、リアルインパクト、リルダヴァル、レッドオーヴァル

●D

グランプリボス、ダノンプログラマー、マイネイサベル

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