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第29回 マイルチャンピオンシップ特集 2012年11月18日(日)15時40分発走 京都競馬場 芝1600m

優秀な母系が勝利へのカギ

1)SS系からNDへの過渡期か!?

 デュランダルやダイワメジャーの活躍もあって、サンデーサイレンス(SS)産駒が2003年から2007年まで5連勝、うち3回はワン・ツー・フィニッシュを果たした。2008年にもアドマイヤベガの子ブルーメンブラットが勝利し、このマイルCSはサンデーサイレンスにとって、かなり相性のいいレースといえた。

 ところが近2年はノーザンダンサー系種牡馬が連勝。2010年には1番人気ダノンヨーヨー(父ダンスインザダーク)が2着に敗れ、3番人気キンシャサノキセキ(父Fuji Kiseki)は13着。2011年は1番人気リアルインパクト(父ディープインパクト)が5着、2番人気リディル(父アグネスタキオン)が14着と揃って馬券圏外へと消えている。

 ひょっとするとサンデーサイレンス系の神通力が薄れ始めているのかも知れない。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)サンデーサイレンス系vsノーザンダンサー系の戦い

 過去10年の系統別成績は以下の通り。数の上ではサンデーサイレンス系が他を圧倒しているし、率の面でもまだまだ優秀。少なくともサンデーサイレンス系以外のヘイルトゥリーズン系やミスタープロスペクター系の苦戦ぶりに比べれば「まだまだ見限れない」とはいえるだろう。

 ナスルーラ系から出た勝ち馬カンパニーは最初の2年は人気になりながら馬券から消えているし、アドマイヤコジーンやサイドワインダーが1番人気を裏切っている。「その他の系統」からはトウカイポイントが出ているが、近年はマイルCSへの出走自体が途絶えている。やはり実質的には「サンデーサイレンス系vsノーザンダンサー系の戦い」といえるのではないだろうか。

種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 6回 4回 3回
65頭
9.2%
15.4%
20.0%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 1回 0回
17頭
0.0%
5.9%
5.9%
ノーザンダンサー系 2回 4回 1回
48頭
4.2%
12.5%
14.6%
ナスルーラ系 1回 0回 1回
23頭
4.3%
4.3%
8.7%
ミスタープロスペクター系 0回 1回 4回
19頭
0.0%
5.3%
26.3%
その他の系統 1回 0回 1回
5頭
20.0%
20.0%
40.0%

3)連軸はノーザンダンサーの血を引く馬から選べ

 母の父の系統別成績は以下の通り。母父ノーザンダンサー系が数の上では主軸、逆に冴えないのが母父サンデーサイレンス、ナスルーラ系、ミスタープロスペクター系といったあたりだ。

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス 0回 0回 1回 20頭
0.0%
0.0%
5.0%
その他のヘイルトゥリーズン系 2回 0回 0回 10頭
20.0%
20.0%
20.0%
ノーザンダンサー系 7回 5回 7回 78頭
9.0%
15.4%
24.4%
ナスルーラ系 0回 1回 0回 21頭
0.0%
4.8%
4.8%
ミスタープロスペクター系 0回 1回 0回 20頭
0.0%
5.0%
5.0%
その他の系統 1回 3回 2回 28頭
3.6%
14.3%
21.4%

 ここで重視したいのはノーザンダンサーの血。過去10年の連対馬のうち、父・母父のどちらもノーザンダンサー系ではなかったという馬は4頭しかいない。2002年にはマイバブ系(その他の系統)×ヘイルトゥリーズン系のトウカイポイントが大穴を開け、2005年にはサンデーサイレンス×リボー系のハットトリックが勝利。2010年の2着にはサンデーサイレンス系×ミスタープロスペクター系のダノンヨーヨーが入り、昨年はミスタープロスペクター系×ナスルーラ系(ネヴァーベンド系)のフィフスペトルが2着だった。

 いずれの年も馬連の相手は父か母父がノーザンダンサー系。つまり軸馬は「父か母父がノーザンダンサー系」という観点で選ぶべきだろう。

4)純粋なマイラー血統では勝ち負けできない

 過去10年の連対馬の父の現役成績を見ると、ほとんどが2000m以上のG1で好走した経験のある馬たちであることがわかる。

種牡馬 2000m以上G1での成績
トウカイテイオー
皐月賞、日本ダービー、JC、有馬記念で1着
Green Dancer
リュパン賞1着
サンデーサイレンス
ケンタッキーダービー、BCクラシックなどで1着
Danehill
なし
ロドリゴデトリアーノ
英国際S、英チャンピオンSで1着
アドマイヤベガ 
日本ダービー1着
ミラクルアドマイヤ
なし
ムタファーウエク
英セントレジャー、加国際S、コロネーションCなどで1着
Forest Wildcat
なし
ダンスインザダーク
菊花賞1着
Giant's Causeway
英国際S、愛チャンピオンSで1着
キングカメハメハ
日本ダービー1着

 現役成績は完全にスプリンターだったDanehillも英ダービー馬や凱旋門賞勝ち馬を送り出しているし、現役時3戦1勝(マイルのデビュー戦でのみ勝利)のミラクルアドマイヤは、兄がフサイチコンコルド、弟がアンライバルドで、2000m以上への対応力を感じさせる血統だ。

 唯一Forest Wildcatだけは代々スプリンター〜マイラーといえる血統だが、この年は1分31秒8のレコード決着という非常識なまでのスピード勝負だった。こうした場合のみ快速血統が活躍できるのだろう。

 基本的には純粋なスプリンター〜マイラー血統より、2000m以上のG1でも走れる素養を重視したい。

5)芯の通った母系であることが望ましい

 勝ち馬は母系も優秀だ。

 トウカイポイントの近親からトランスワープが出て、いまなお衰えを感じさせない母系。デュランダルは母が現役時7戦4勝、兄サイキョウサンデーは重賞ウィナーだ。ハットトリックの母は米G2勝ち馬、ダイワメジャーの母は重賞4勝、ブルーメンブラットの兄は北海道スプリントCを勝っている。カンパニーの母系からは、トーセンジョーダンやビッグテースト、レニングラードなど活躍馬がゾロゾロと出ているし、エーシンフォワードの母系からは種牡馬Quiet Amelicanが出た。そしてエイシンアポロンの弟はドバイでG1勝利。

 母系の現役成績・繁殖成績が優秀なほど、期待は高まるといえるだろう。

結論

 重視したいのは「父が2000m以上のGIで走れるサンデーサイレンス系かノーザンダンサー系」×「優秀な母系」という配合で、父か母父がノーザンダンサー系であることもマストだ。

 父ノーザンダンサー系から探すならアイムユアーズ。父ファルブラヴはジャパンCなどの勝ち馬×三代母ダイナカールという配合で文句なし。

 まだサンデーサイレンス系を切れないと考えるなら、ドナウブルー。父ディープインパクト×母父はノーザンダンサー系のBertoliniで妹はジェンティルドンナ。こちらも文句なしだ。

 グランプリボスは母父サンデーサイレンス、ストロングリターンは父が「その他のヘイルトゥリーズン系」、リアルインパクトはノーザンダンサーの薄さで割引だろう。

【アイムユアーズの血統表】

アイムユアーズの血統表

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