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スリーロールス 混戦の菊花賞で一気に花開いた長距離適性[2009年]

混戦模様の中で8番人気

 日本ダービー馬ロジユニヴァースは脚部不安のため休養中、皐月賞馬アンライバルドは日本ダービーが12着、秋初戦の神戸新聞杯が4着と連敗した。日本ダービー2着のリーチザクラウンは神戸新聞杯でも2着に終わり、神戸新聞杯を差し切ったイコピコはこれがG1初出走となる。

 一応の単勝人気順はリーチザクラウン、イコピコ、アンライバルド。さらにはセントライト記念勝ち馬ナカヤマフェスタ、3連勝後にセントライト記念で4着に入ったアドマイヤメジャーという並びとなったものの、確固たる中心馬不在。それが2009年・第70回菊花賞の実情といえただろう。

 そんな中、8番人気となっていたのがスリーロールスだ。

秘めた未知なる魅力

スリーロールス写真

 実績と呼べるものを、スリーロールスはほとんど持たなかった。2歳の秋、デビュー3戦目に初勝利をあげると、そこからしばらくは善戦止まり。3歳5月、通算8戦目の500万下でようやく2勝目をマークし、9月に入って1000万下で5着、1着という臨戦過程。重賞の経験は毎日杯の8着があるだけだ。

 戦績に目立つところのないスリーロールスだが、単勝オッズは19.2倍。大穴にならなかった理由は、主に2つあった。

 1つは血統。ザッツザプレンティ、デルタブルースという菊花賞馬たちを送り出したダンスインザダークを父に持ち、母の父は名うての長距離血統ブライアンズタイム。3000mで大化けする可能性は十分にあった。

 もう1つが、前走の勝ちっぷり。好位から上がり最速をマークしてズドンと伸びて、2着以下を4馬身もちぎり捨てたのだ。

スタミナ比べで才能が開花

 未知の魅力をたたえて、スリーロールスは菊花賞のゲートを飛び出していった。

 果たしてスリーロールスは、前走から続く充実ぶりを遺憾なく発揮し、スタミナ比べのの大舞台で潜在能力を一気に開花させた。

 1番枠から絶好のスタートを切ると、手綱をグッと引かれて好位グループの最内を追走。リーチザクラウンが大逃げで引っ張る展開の中、ひたすら余力を残すことに専念する。3コーナーから4コーナーにかけてはジワリと進出すると、直線ではリーチザクラウンに襲い掛かっていく。苦しそうに外へヨレるシーンはあったものの、フォゲッタブルやセイウンワンダーに迫られるともう一度伸びる底力も見せて、スリーロールスは混戦の第三冠を手中に収めたのだった。

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