G1特集 第77回 菊花賞G1特集 第77回 菊花賞

歴代優勝馬ピックアップ

競馬予想のJRA-VANトップ > G1特集 > 菊花賞 > 2016 > 歴代優勝馬ピックアップ

スタミナ勝負で混戦菊花賞を制覇
2007年 アサクサキングス

歴代優勝馬ピックアップ

混戦模様のまま、迎えた三冠最終戦の菊花賞。前哨戦の神戸新聞杯2着から調子を上げたアサクサキングスがスタミナ勝負に持ち込み、アルナスライン以下を振り切る。

混戦の3歳牡馬G1戦線

新馬戦、百日草特別とデビュー2連勝を飾ったアサクサキングス。ラジオNIKKEI杯2歳Sでは5着に競り負けたものの、きさらぎ賞を逃げ切って重賞初制覇を果たす。だが、皐月賞7着、NHKマイルCも11着と大敗。日本ダービーでは2着と盛り返したが、ウオッカが達成した“64年ぶりとなる牝馬の日本ダービー制覇”の前に快走は霞んでしまう。果敢に挑んだ宝塚記念は15着に沈んだ。

ここまでの戦績は世代トップを争うにはやや物足りないものだったといえるだろう。

ただ、そもそも2007年春の3歳GI戦線には確固たる主役といえる牡馬が不在。皐月賞は伏兵ヴィクトリーが逃げ切り、NHKマイルCでは17番人気の牝馬ピンクカメオが激走。そして、ウオッカの日本ダービーだ。物足りないのはアサクサキングス以外の牡馬も同じ。秋になって、デビューから4連勝でセントライト記念を制したロックドゥカンブが「ついに現れた3歳牡馬のスター候補」として注目されるようになったのも無理のない話だった。

積極策で押し上げて後続を振り切る

だが、神戸新聞杯2着をステップに菊花賞のゲートへと収まったアサクサキングスは覚醒の時を迎える。2周目3コーナーから積極的に押し上げ、逃げるホクトスルタンを直線半ばで捉えると、アルナスラインやロックドゥカンブの追撃を振り切ってみせる。

後に春の天皇賞3着、阪神大賞典勝利という成績を残すように、スタミナ勝負こそアサクサキングスの本領。淀3000mでその特性を目一杯に開花させて、三冠目の菊花賞を先頭でゴールしたのである。