JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

馬券購入に役立つオッズ情報や競馬情報をはじめ、競馬データによる競馬予想の楽しさをご紹介。

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

ソングオブウインド 偉大な父が遺した唯一のクラシックホース[2006年]

父は早世した世界的名馬

 NHKマイルCとジャパンCを制し、海外遠征ではサンクルー大賞とフォワ賞で1着、凱旋門賞では僅差の2着。卓越したパフォーマンスを示した世界的強豪エルコンドルパサーは、種牡馬としても大きな期待を集めた。だが、わずか3世代の産駒を残しただけで急逝してしまう。

 それでも期待にたがわず、砂の最強馬ヴァーミリアン、5連勝でジャパンCダートへと駆け上がったアロンダイト、芝・ダートを問わないスプリンターのアイルラヴァゲイン、いぶし銀のステイヤー・トウカイトリックと多彩な産駒を輩出した。そして、唯一のクラシックウィナーとして父の名を高めるのに貢献したのが、2006年の菊花賞馬ソングオブウインドである。

紆余曲折を経ての菊花賞出走

ソングオブウインド写真

 早くから活躍した父エルコンドルパサーとは違い、ソングオブウインドは初勝利までに時間を要した。3歳1月に迎えたデビュー戦からの成績は、いずれもダートで2着、3着、3着、2着、1着。初勝利をあげたのは4月9日で、皐月賞(1着メイショウサムソン、2着ドリームパスポート)の1週間前のことだった。

 その後は芝へ転向したものの、やはり「大崩れはしないが、勝ち切ることもできない」というレースを続けたソングオブウインド。500万下が2着、1着、ラジオNIKKEI賞が追い込んで2着、神戸新聞杯は早め先頭からドリームパスポートとメイショウサムソンに差されて3着。レーススタイルを試行錯誤しながらかろうじて出走権を手にし、第67回菊花賞に駒を進めたのである。

驚嘆のGI初挑戦初制覇

 ここでソングオブウインドの素質が、突如として開花する。

 直線、日本ダービー2着の3番人気アドマイヤメインが大逃げから粘りに粘る。これを追い詰めようとするのが皐月賞、ダービーに続く三冠制覇を狙う1番人気メイショウサムソン。だが悲願のGI獲りに燃える2番人気ドリームパスポートが、外から力強く先頭へ躍り出ていく。

 そこへ襲い掛かってきたのが、8番人気に過ぎなかったソングオブウインドだ。後方で溜め込んだパワーを一気に解き放ち、3分2秒7のコースレコードを叩き出してドリームパスポートを鮮やかに差し切ってみせる。

 ビッグレースで目を見張る走りを披露した父に似て、誰もが驚嘆するGI初挑戦初制覇の達成だった。

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN