G1特集 第76回 菊花賞G1特集 第76回 菊花賞

歴代優勝馬ピックアップ

競馬予想のJRA-VANトップ > G1特集 > 菊花賞 > 2015 > 歴代優勝馬ピックアップ

ライバルを破って念願のクラシック制覇
1999年 ナリタトップロード

歴代優勝馬ピックアップ

テイエムオペラオー、アドマイヤベガとともに三強の一角を成したナリタトップロード。渡辺薫彦騎手に導かれ、三冠最後の菊花賞で念願のG1制覇を果たした。

ラスト一冠をかけて三強が激突

1999年の第60回菊花賞では、上位人気の3頭に等しく熱い視線が注がれていた。

単勝オッズ2.3倍の1番人気は日本ダービー勝ち馬アドマイヤベガ。秋初戦の京都新聞杯も差し切って盤石の臨戦だ。3.5倍の2番人気は皐月賞馬テイエムオペラオー。京都大賞典では古馬に混じって僅差3着と健闘してここへ歩を進めてきた。そして、4.1倍の3番人気がナリタトップロード。皐月賞3着、日本ダービー2着、京都新聞杯2着と3歳クラシックで常に上位を争ってきた存在だ。

4番人気ラスカルスズカの単勝オッズは21.5倍。まさしく“三強”の構図で菊花賞のゲートは開いたのである。

渾身のラストスパートで後続を完封

三強のうち、もっとも切実に勝利を欲していたのはナリタトップロードだっただろう。ここまで8戦して4着以下なしという安定感を示しながら、いまだG1タイトルの獲得に至っていないのだから。が、戴冠への渇望をグっと体内に押しとどめるかのように、ナリタトップロードの鞍上・渡辺薫彦騎手は手綱を引き絞って慎重に好位の内を進む。

そのままエネルギーを溜め込んで、いざ直線へと向かうナリタトップロード。解き放たれた力は、渾身のラストスパートとなって馬場を切り裂いていく。一気に先頭へと躍り出ると、最後まで懸命に脚を伸ばし、外から追いすがるテイエムオペラオーとラスカルスズカをわずかに封じてのゴールだ。

最後の一冠を手中に収めたことで、自らが“三強”の名に恥じない馬であることをナリタトップロードは証明したのだった。