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レオダーバン 残された一冠への執念[1991年]

ポスト・トウカイテイオーは?

 1991年、皐月賞と日本ダービーの二冠を無敗のままで達成したトウカイテイオーだったが、骨折のため戦線を離脱する。これにより、第三冠・菊花賞へ向けての戦いは、にわかに混迷の度を増した。

 その混戦の中から抜け出してきたのが、そう、まるで何かに弾かれたように抜け出してきた馬が、レオダーバンだ。

混戦にひしめく有力馬たち

レオダーバン写真

 混戦の中には、まずイブキマイカグラがいた。前年の阪神3歳S勝ち馬で、クラシック路線でも弥生賞勝利、皐月賞4着などと健闘。秋初戦・京都新聞杯も2着となり、父はスタミナ豊富なリアルシャダイ。菊花賞では1番人気に推されることになる。

 他では、小倉記念、京都新聞杯と連勝したナイスネイチャ、3000m戦の嵐山Sを圧勝したキョウワユウショウ、皐月賞2着のシャコーグレイド、神戸新聞杯のロングタイトル、夏の上り馬マチカネヒオドシなどが、最後の一冠を懸けてひしめいていた。

 もちろんレオダーバンも注目の1頭だった。

 2歳12月・芝マイル戦でデビューしたレオダーバンは、楽々の逃げ切りで新馬勝ちを果たした。2戦目のダート戦では4着と敗れたものの、芝に戻った山桜賞では5馬身差の圧勝。青葉賞では直線だけで十数頭をゴボウ抜きにする豪脚を見せつけて勝利した。

 一躍「打倒トウカイテイオーの旗手」という役割を与えられたレオダーバンは、日本ダービーでは2番人気を背負い、そして2着。惜しくもトウカイテイオーには及ばなかったわけだが、素質の高さをしっかりと実証してみせたのである。

 秋初戦のセントライト記念では伏兵ストロングカイザー、稀代の逃げ馬ツインターボの3着に敗れたものの、差はわずか。父マルゼンスキーの産駒からはホリスキーが菊花賞馬となっており、血統的な不安はない。

 こうしてレオダーバンは、2番人気で菊花賞に臨むことになったのだった。

手綱を緩められ、一気の瞬発力

 ホクセイシプレーの先導で進んだ菊花賞は、ゆったりとした流れになった。イブキマイカグラやナイスネイチャ、キョウワユウショウ、ロングタイトルらは後方に待機、シャコーグレイドは中団、マチカネヒオドシは好位で機をうかがう。

 そんな中、レオダーバンは先行勢を見る6番手の位置取り。ただし、とても折り合っているようには見えなかった。鞍上・岡部幸雄騎手は力一杯に手綱を引き、行きたがるレオダーバンを懸命に押さえつけている。が、これが最後に効いてくる。

 直線、手綱を緩められ、押し出されたレオダーバンは「やっとか!」といった表情で弾け飛んだ。一瞬にして抜け出すと、追い込んだイブキマイカグラに1馬身半差をつけてゴールへと達したのである。

 素質馬が、最大の武器である瞬発力を鮮やかに発揮して、最後の一冠・菊花賞を制してみせたのだった。

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