JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

馬券購入に役立つオッズ情報や競馬情報をはじめ、競馬データによる競馬予想の楽しさをご紹介。

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

スーパークリーク

長距離血統が菊で開花

 3歳クラシックでは最長となる3000mでおこなわれる菊花賞は、古くからスタミナ血統が開花する舞台として知られる。それまで目立った勝ち鞍がなく、菊花賞でいきなり重賞初制覇を成し遂げた馬も数多い。その1頭が1988年・第49回の勝ち馬スーパークリークだ。

スーパークリーク写真 父はフランスやドイツの長距離重賞で活躍したノーアテンション、母の父は菊花賞のモデルとなった英セントレジャーの優勝馬インターメゾ。そんな血を持つスーパークリークは、かなり純度の高いステイヤーと言えた。

こうした馬の常としてスーパークリークの仕上がりは遅く、デビューは2歳12月、初勝利は2戦目、2勝目は3歳3月のすみれ賞と、大崩れはないものの勝ち切れないレースを続ける。しかも脚部不安を発症し、目標としていた日本ダービーを断念。やむなく秋を待つことになったのである。

重賞未勝利馬の高評価

 が、夏を越しても相変わらずパンチに欠け、神戸新聞杯は3着、京都新聞杯は6着。菊花賞出走権を得られないまま時は過ぎる。それでもスーパークリークの素質を信頼する鞍上・武豊騎手は「この馬以外には乗りたくない」と明言、その祈りが通じたか、獲得賞金上位の馬が相次いで菊花賞出走を取り止め、スーパークリークは無事ゲートに収まることができたのだった。

ダービー馬サクラチヨノオーも同2着のメジロアルダンも不在となった菊花賞で、スーパークリークは、皐月賞1、2着のヤエノムテキ、ディクターランドに次ぐ3番人気に推された。重賞未勝利馬としてはかなりの高評価だ。そしてスーパークリークは、その評価が正しかったこと、いや、これでもまだ低すぎたことを証明する走りを披露する。

武豊騎手初のG1制覇

 17番枠からスタート、中団前寄りの馬群の中で流れに乗ったスーパークリークは、3コーナー過ぎからジワリと進出、直線入口では一気に内ラチ沿いへ進路を取ってスパート態勢にうつる。そこからの伸び脚は驚異的だった。みるみる引き離される後続たち。ガクエンツービート、アルファレックス、メイショクボーイらの激しい2着争いを5馬身もちぎって先頭でゴールを駆け抜けたのだった。

その後、天皇賞春秋制覇も達成して名馬の地位を揺るぎないものとしたスーパークリーク。またこの菊花賞は、武豊初のG1制覇としても記憶されている。

1頭とひとりが、大いなる飛躍を遂げるきっかけとなった一戦である。

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN