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第75回 菊花賞特集 2014年10月26日(日)15時40分発走 京都競馬場 芝3000m

ノーザンダンサーの血を持つワンアンドオンリーが最有力

1)数ではサンデーサイレンス系、信頼度では非サンデーサイレンス系

 過去10年の菊花賞における父馬の系統別成績は以下の通りだ。

父馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 5回 7回 6回
99頭
5.1%
12.1%
18.2%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 1回 2回
26頭
3.8%
7.7%
15.4%
ナスルーラ系 2回 0回 0回
12頭
16.7%
16.7%
16.7%
ノーザンダンサー系 1回 1回 2回
25頭
4.0%
8.0%
16.0%
ミスタープロスペクター系 1回 1回 0回
14頭
7.1%
14.3%
14.3%
その他の系統 0回 0回 0回
2頭
0.0%
0.0%
0.0%

 馬券圏内に入る回数としては他を圧倒するサンデーサイレンス系だが、出走頭数の多さにモノをいわせているイメージ。「サンデーサイレンス系以外」の成績は5勝・2着3回・3着4回となり、勝率は6.3%、連対率は10.1%、複勝率は15.2%。率としてはどの系統も似たり寄ったりといえるのではないだろうか。

 ただし1〜5番人気以内に限ると、サンデーサイレンス系が3勝・2着3回・3着3回(出走33頭)で勝率9.1%、サンデーサイレンス系以外が3勝・2着3回・3着2回(出走17頭)で勝率17.6%。つまり信頼度としては「サンデーサイレンス系以外」のほうが高い、ということになる。

 ナスルーラ系の一発には注意が必要だが、正直、どこからでも狙えるレースであるのが実情だ。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)父サンデーサイレンス系でも狙えるのは特定の種牡馬だけ

 数の上では絶対優位を誇るサンデーサイレンス系だが、その内訳を見ると、狙える種牡馬・狙えない種牡馬の差が明確になりつつある。

 勝ち馬を出しているのはダンスインザダーク(2頭)とステイゴールド(2頭)、そしてサンデーサイレンス(1頭)だけ。ダンスインザダークは菊花賞馬、ステイゴールドには天皇賞・春の2着があって「サンデーサイレンス系の中でもステイヤーが有利」といいたいところだが、マンハッタンカフェ産駒は13頭挑戦で未勝利、3着以内もなし。三冠馬ディープインパクトの産駒も、トーセンラーの3着、サトノノブレスの2着があるが、マウントシャスタが2番人気9着、ロードアクレイムが3番人気6着など期待以下の成績に終わることも多く、13頭が挑んで未勝利だ。

3)国際G1級2400m戦との関連性が濃密だ

 サンデーサイレンス系以外で菊花賞連対馬を送り出した種牡馬を見ると、現役時代に格の高い2400mG1で活躍した馬が多いことに気づく。

連対馬 父の現役時成績
ホオキパウェーブ カーネギー 凱旋門賞1着
ソングオブウインド エルコンドルパサー ジャパンC1着
アサクサキングス ホワイトマズル 伊ダービー1着/凱旋門賞2着
オウケンブルースリ ジャングルポケット 日本ダービー1着/ジャパンC1着
ビッグウィーク バゴ 凱旋門賞1着
ローズキングダム キングカメハメハ 日本ダービー1着
スカイディグニティ ブライアンズタイム フロリダダービー1着
エピファネイア シンボリクリスエス 有馬記念2連覇/ジャパンC3着2回

 現役時、各国のダービーや凱旋門賞、ジャパンCで活躍した馬がほとんど。菊花賞は底力を問われるレースであり、底力の勝負&レベルの高いレースで戦ってきた“血のたくましさ”が大切なのかも知れない。

4)ノーザンダンサーの重要性

 過去10年の菊花賞連対馬20頭すべてが5代前までにノーザンダンサーの血を持っている。また勝ち馬10頭中6頭にノーザンダンサーのインブリードがある。マンハッタンカフェ産駒の不調は、マンハッタンカフェがノーザンダンサーの血を持たず、インブリードを作れないせいかも、と思えてくる。

5)母の父はヘイルトゥリーズン系がリード

 以下は母父の系統別成績だ。

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 4回 1回 1回 29頭
13.8%
17.2%
20.7%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 1回 1回 11頭
9.1%
18.2%
27.3%
ノーザンダンサー系 3回 4回 3回 59頭
5.1%
11.9%
16.9%
ミスタープロスペクター系 0回 1回 2回 23頭
0.0%
4.3%
13.0%
ナスルーラ系 0回 3回 2回 33頭
0.0%
9.1%
15.2%
その他の系統 2回 0回 1回 23頭
8.7%
8.7%
13.0%

 サンデーサイレンス系を含むヘイルトゥリーズン系が一歩リードしている印象。父が「非サンデーサイレンス系種牡馬」というタイプは5勝しているわけだが、そのうち4勝は「母父がサンデーサイレンス系」なのだから、かなりの好相性といえるのではないだろうか。

結論

 サンデーサイレンス系種牡馬では、ダンスインザダークとステイゴールドが優位。ただしステイゴールドはオルフェーヴル、ゴールドシップという異能の2頭が稼いだ勝ち星であり、鵜呑みにするわけにはいくまい。またスタミナのある種牡馬なら、「母父がノーザンダンサー系で、ノーザンダンサーのインブリードもある」という条件を満たせば、何とかなる可能性はある。

 サンデーサイレンス系以外なら格の高い2400mG1で活躍した種牡馬であることが絶対で、ノーザンダンサーの血を持っていることもマスト。母父がサンデーサイレンスなら大きな強調材料となりそうだ。

 日本ダービー馬ワンアンドオンリーは、父がドバイシーマクラシックと有馬記念の勝ち馬、ジャパンCと日本ダービーでは2着のハーツクライ。ノーザンダンサーのインブリードもあって、特に嫌う材料はない。

 他のサンデーサイレンス系種牡馬の産駒では、父ネオユニヴァース(日本ダービー勝ち馬)×母父Dixieland Band(ノーザンダンサー系)のサウンズオブアースあたりが入着候補か。父ディープインパクトのサトノアラジンも母父がノーザンダンサー系Storm Catで2〜3着ならありそう。トーセンスターダムとトーホウジャッカルは母父がミスタープロスペクター系で、やや苦しいか。

 サンデーサイレンス系以外だと、父がキングカメハメハ×母父サンデーサイレンス系のトゥザワールドとタガノグランパが、ワンアンドオンリーにとっての強敵となりそうだ。

【ワンアンドオンリーの血統表】

ワンアンドオンリーの血統表

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