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第71回 菊花賞特集 2010年10月24日(日)15時40分発走 京都競馬場 芝3000m

カギを握るのはノーザンダンサーの血

1)新・菊花賞血統のダンスインザダークに注目

  90年代、菊花賞といえばブライアンズタイムとリアルシャダイの戦いだった。前者はナリタブライアンとマヤノトップガンという2頭の勝ち馬を出し、後者はライスシャワーが1着、イブキマイカグラ、ステージチャンプ、ダイワオーシュウが2着。

 もう1つ重要だったのがマルゼンスキーの血だ。産駒レオダーバンが勝利し、母の父としてはライスシャワーが1着、ロイヤルタッチとスペシャルウィークが2着。

 以上3頭の種牡馬が“菊花賞血統”といえた。

 が、2000年代に入って様変わり。

 サンデーサイレンス産駒が3勝・2着2回。自身も菊花賞馬であるダンスインザダークの産駒が、やはり3勝・2着2回。サンデーサイレンスは母の父としてもソングオブウインドとアサクサキングスを送り出しているし、昨年はダンスインザダーク産駒のワン・ツー・フィニッシュだった。

 この親子が“新・菊花賞血統”として君臨しているのが現代の菊花賞だ。


【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)ダンスインザダーク以外のSS系には疑問符がつく

 過去10年間のサンデーサイレンス(SS)系種牡馬の成績をまとめてみよう。

種牡馬 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス 3 2 3 27
8.6%
14.3%
22.9%
ダンスインザダーク 3 2 0 6
27.3%
45.5%
45.5%
それ以外 0 3 1 23
0.0%
11.1%
14.8%

 このように“菊花賞親子”とそれ以外では大きな差があることに留意しておきたい。

3)国際G1級2400m戦との関連性が濃密だ

 SS系以外で菊花賞連対馬を出した種牡馬を見ると、現役時代に格の高い2400mG1で活躍した馬が多いことに気づく。

連対馬 父の現役時成績
マイネルデスポット ペンタイア キングジョージ1着
ホオキパウェーブ カーネギー 凱旋門賞1着
ソングオブウインド エルコンドルパサー ジャパンC1着
アサクサキングス ホワイトマズル 伊ダービー1着/凱旋門賞2着
オウケンブルースリ ジャングルポケット 日本ダービー1着/ジャパンC1着

 この傾向に当てはまらないのはトーホウシデン(父ブライアンズタイム)とヒシミラクル(父サッカーボーイ)だが、ブライアンズタイムは前述の通り旧・菊花賞血統、サッカーボーイは産駒ナリタトップロードが菊花賞を勝っている。

 菊花賞は底力を問われるレース。やはり底力の勝負&レベルの高いレースで戦ってきた“血のたくましさ”が大切なのだろう。ブライアンズタイム、サッカーボーイ、ダンスインザダークのように菊花賞好走馬を次々と送り出す相性の良さも重視したいところだ。

4)どんな母父でもOK

 連対馬の母父はバラエティに富んでいる。

系統 成績
ヘイルトゥリーズン系 3勝・2着1回
ノーザンダンサー系 3勝・2着2回
ナスルーラ系 2勝・2着4回
その他の系統 2勝・2着3回

 このうちナスルーラ系はミルリーフからのライン、ボールドルーラー系、グレイソヴリン系、レッドゴッド系とさまざま。「その他」もミスタープロスペクター系、リボー系、マイバブー系、プリンスローズ系と多彩。

 一応はヘイルトゥリーズン系とノーザンダンサー系の争いだが、どんな母父でも走破圏内にあるといえそうだ。

5)ノーザンダンサーの重要性

 日本馬のほとんどはノーザンダンサーの血が入っているはず。だが2000年〜2010年の日本ダービー勝ち馬11頭を見ると、アグネスフライト、タニノギムレット、ネオユニヴァース、ウオッカがノーザンダンサーの血を持たず、ロジユニヴァースとエイシンフラッシュは5代前と比較的ノーザンダンサーの血が薄い。

 それに対し菊花賞連対馬は、そのほとんどが4代前までにノーザンダンサーを持っている。例外は4頭だけだ。

 フローテーションとドリームパスポートは5代前に入っているので、まあ許容範囲。残り2頭はマンハッタンカフェとエアシャカールのサンデーサイレンス産駒2騎で、前者は後に有馬記念と天皇賞(春)を制覇、兄はオールカマー勝ち馬のエアスマップ、後者は皐月賞馬で、姉は牝馬三冠レースで活躍したエアデジャヴー。

 よほどの素質馬・良血馬でない限り、ノーザンダンサーの血の力を借りずに好走することは難しそうだ。

結論

 今年の菊花賞では、アロマカフェ、クォークスター、ゲシュタルト、ヒルノダムール、レーヴドリアンなどが「ダンスインザダーク以外のSS系」、エイシンフラッシュは父がマイラーで割引。

 一応の本命は父が日本ダービー馬、母の父がサンデーサイレンスのローズキングダム。4代前までにノーザンダンサーを持たないが、5代前に3本入っているのでカバーできるはずだ。

 穴ならダンスインザダーク産駒のタニノエポレットだが、賞金的に出走は困難か。

 ならば、父が米BCターフ勝ち馬チーフベアハート、4代前にノーザンダンサーあり、母母父がリアルシャダイというトウカイメロディ、あるいは父が凱旋門賞馬バゴ×母の父サンデーサイレンス、4代前にノーザンダンサーありのビッグウィークをピックアップしたい。

【ローズキングダムの血統表】

ローズキングダムの血統表

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