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菊花賞特集


京都芝3000m〔Aコース〕

コース図一貫してAコースで、
好時計必至

 菊花賞は一貫してAコースを使用。00年に5回京都開催2日目から4回京都開催6日目に日程が繰り上がったが、最も幅員が広いAコースの使用は変わらない。距離はクラシックで最も長い芝3000m。古馬を含めた全G1競走の中でも天皇賞(春)に次ぐ長さで行われ、長丁場のレースを乗り切るスタミナの能力が不可欠になってくる。過去10年の平均勝ちタイムは3分5秒2。長距離戦だけにペースによって多少のバラツキは出るが、馬場状態がいい時期のため、速い時計が出やすい。先週の秋華賞も1分58秒4の勝ち時計。依然として馬場状態は良好だ。

1〜3枠の複勝率は20%以上

 スタート地点は、バックストレッチの3コーナー手前の登り坂。6つのコーナーを経て、外回りコースをほぼ1周半する。スタートしてすぐに右へ曲がるカーブがあり、なおかつコーナーが多いので内枠が有利。過去10年の菊花賞では1枠から3枠の複勝率がいずれも20%以上に対し、4枠から外はいずれも10%台。ただ、8枠の優勝も2回あるので、外枠が致命的に不利とまでは言えない。最初の3〜4コーナーの下り坂は、ゆっくり駆け下りるのが鉄則。ここで加速しすぎたり、折り合いを欠いてしまったりすると、最後まで息が持たなくなる。この地点での逃げ・先行馬の出方が、レースの流れを左右するのだが、菊花賞は速めに流れることが多い。そして、1周目スタンド前の直線の半ばでペースが落ち着く。

レース写真(京都芝3000m)前が止まりにくく、後方一気は厳しい

 ホームストレッチから1〜2コーナーまでは平坦で各馬折り合いに専念。隊列が動き出すのが2週目のコーナー過ぎの坂の頂上付近。ここからゴールまでの800mの間、下り坂を利しての目一杯の追い比べとなる。レースの上がり3ハロンは、だいたい34秒台後半から35秒台。ゴール前に急坂がないこと、そして馬場状態が良好なため、基本的には前に行った馬がなかなか止まらない。

 ラスト4ハロンでのラップ間の上下差はあまりなく、最後1ハロンの上がりも極端にかからない。したがって、最後の直線だけでの後方一気は厳しい。ラスト3ハロンが36秒2で、終い1ハロンが12秒7と上がりがかかった昨年でも先行していた馬同士のワンツーだった。決め手に自信がある馬でも脚を溜めすぎると末脚不発に終わる。徐々に好位に押し上げて、直線入り口では前を射程圏内に捕らえることが必要になってくる。

京都芝コースの経験・適性がポイント

 昨年優勝したアサクサキングス、2着のアルナスラインは過去に京都芝コースを経験し、好走していた実績があったが、1番人気で3着に敗れたロックドゥカンブは京都芝コースは未経験。06年優勝のソングオブウインドは上がり3ハロン33秒5という長距離戦としては異例の高速上がりを繰り出しての優勝だったが、過去に京都芝1800mで上がり3ハロン33秒8の脚を使って2着に好走していたことがあった。このように馬場が軽くて時計がでる京都芝コースでの経験・適性も大きなポイントとなってくる。

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