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テイエムプリキュア 波乱と意外性の超個性派[2005年]

2戦2勝で2歳女王決定戦へ

 2005年9月、小倉の芝1200m戦でデビューを迎えたテイエムプリキュア。5番人気ながら、後にクラシックで活躍するドリームパスポートやオープンにまで出世するゼンノグッドウッドらを封じる逃げ切りで、初出走初勝利を飾ることに成功する。続く500万下・かえで賞も、好位から粘り強く脚を使って1着。まずは順調に暮れの2歳女王決定戦へと駒を進めることとなった。

 父はアーリントンミリオンなどを制し、ジャパンCでは2着となったパラダイスクリーク。近親にはダート重賞で活躍したエムアイブラン。そう悪い血統ではないし、現実にデビュー2連勝を達成している。テイエムプリキュアに注目する人が、もっといてもよかったはずだ。

中団待機策から末脚爆発で戴冠

テイエムプリキュア写真

 が、第57回阪神ジュベナイルフィリーズにはさらなる実績馬や好素質馬が待っていた。未勝利戦からファンタジーSまで4連勝をマークしたアルーリングボイス、新馬戦を圧勝した良血フサイチパンドラ、牡馬相手の京王杯2歳Sで僅差3着に健闘したコイウタなどである。これらを相手に、テイエムプリキュアは8番人気でスタートを切った。

 結論をいえば、誰もがテイエムプリキュアの実力と、この時点での完成度を見誤っていた、ということになるのだろう。

 アサヒライジングが逃げると、馬群は縦長に。過去2戦よりも後ろ、中団に位置したテイエムプリキュアは、しきりに手綱を押されて追走に苦労しているようだ。ところが、直線では目の醒めるような脚を繰り出す。最後は2着シークレットコードに1馬身2分の1差をつける鮮やかな差し切り勝ちだった。

3歳時から低迷も6歳で大復活

 デビュー3連勝で同期の牝馬たちの頂点に立ち、しかし、翌春の牝馬クラシックでは桜花賞8着、オークスが11着と期待を裏切ったテイエムプリキュア。その後も、1400mから3400m戦、あるいは地方競馬、少しでも軽い斤量で走れるハンデ戦とさまざまな舞台で走り続けたものの、負けばかりを積み重ねた。

 ところが現役最後の一戦として挑んだ2009年の日経新春杯で11番人気の逃げ切り勝ち、約3年ぶりの勝利をあげて引退を撤回し、その年の秋、エリザベス女王杯ではやはり逃げ粘って12番人気2着、3連単150万馬券の演出に一役買うことになる。

 テイエムプリキュアは、デビューから一貫して波乱と意外性の生涯を送った、超個性派といえる存在だった。

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