JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

馬券購入に役立つオッズ情報や競馬情報をはじめ、競馬データによる競馬予想の楽しさをご紹介。

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

ヤマニンシュクル 息の長い末脚で台頭[2003年]

大荒れの一戦を制す

 1991年以降、1番人気の成績が7勝・2着5回、馬連万馬券はゼロと比較的レースが安定している朝日杯フューチュリティS。それに比べ、阪神ジュベナイルフィリーズでは1番人気が5勝・2着1回、思わぬ伏兵が穴を開けることも目立ち、万馬券もたびたび飛び出している。

 中でも2003年、ヤマニンシュクルが勝った第55回は大荒れの一戦として記憶されている。

断然人気馬の思わぬ敗戦

ヤマニンシュクル写真

 出走馬は、函館2歳Sの勝ち馬フィーユドゥレーヴ、デビューからファンタジーS2着まで6連続連対中のロイヤルセランガー、デビュー2連勝後にファンタジーSでは4着となったマチカネエンジイロなど。

 ヤマニンシュクルも、7月・函館のデビュー戦を快勝、クローバー賞は2着、コスモス賞を勝利、札幌2歳Sでは3着と、北海道シリーズでなかなかの戦績を残していた。マイル戦より中距離向きとの声があり、実戦は2か月ぶりという不安も抱えて6番人気に甘んじていたものの、勝っておかしくない実力馬といえただろう。

 ただ、これらを押さえて断然人気を集めたのはスイープトウショウだ。新馬戦は強引にマクって3馬身差の圧勝、ファンタジーSは豪快な追込み勝ちと、ひとクラス上の素質を感じさせる馬だった。

 そのスイープトウショウ、ここでも持ち前の鋭い脚を遺憾なく繰り出して大外から豪快に追い込んだのだが、5着まで。そのわずか前方で、伏兵たちが続々とゴールするのを見守ることになる。

中距離向きと言われた穴馬の末脚

 ハナを切ったのは10番人気のヤマニンアルシオン。前走・1200mのデビュー戦を5馬身差で逃げ切った快速馬が、ここでは誰からも競りかけられず、マイペースでラップを刻む。直線でも余裕たっぷり、あわや逃げ切りかと思われたほどの脚色だ。追いすがるのはカンナS勝ち馬のコンコルディア。ファンタジーSで8着と敗れたことから12番人気と評価を下げていたが、巻き返しの粘りを見せた。

 そこへ猛然と追い込んできたのがヤマニンシュクルである。中団の外から伸び、わずかクビの差だけヤマニンアルシオンを捉えて勝利のゴールへと飛び込む。中距離を使われてきたことが生きた、息の長い末脚を繰り出しての勝利だ。

 馬連は万馬券、3連複は37万馬券。大荒れの中、ヤマニンシュクルは2歳女王の冠を戴いたのであった。

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN