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スティンガー 偉大なる父が送り出した初の2歳女王[1998年]

母は米産の優秀な繁殖牝馬

 1994年に初年度産駒をデビューさせたサンデーサイレンスは、フジキセキ、ジェニュイン、ダンスパートナー、スペシャルウィークなど次々とGIホースを送り出した。

 スティンガーは、この歴史的大種牡馬が生んだ初の2歳女王である。

 スティンガーの母はアメリカ産のレガシーオブストレングス。現役成績は1勝止まりだったが、父は米年度代表馬アファームド、母は重賞勝ち馬カトンカ、近親にも重賞ウィナーが多い良血馬だ。日本に輸入されてから、ノーザンテースト、リアルシャダイ、サンデーサイレンスと、偉大な種牡馬ばかりと交配されていることからも、この繁殖牝馬に寄せられた期待の大きさがわかるだろう。

良血馬、期待通りに2戦2勝で西下

スティンガー写真

 レガシーオブストレングスの子らは、初産駒のレガシーオブゼルダ(父Buckarooの持込み馬)が京成杯3歳S2着などと活躍、3番仔ダイイチフローネは4勝をあげ、サイレントハピネスは重賞で2勝をマーク。そしてスティンガーも1998年秋、大きな注目を浴びてデビューすることとなる。

 その期待に応えるパフォーマンスをスティンガーは見せた。

 東京・芝1800mの新馬戦では、単勝オッズ1.9倍の支持を背負い、牡馬に競り勝つ力強い走りでデビュー勝ち。続く東京・芝マイル戦の赤松賞では2着を楽々と2馬身半突き放してみせる。

最後方待機から直線一気で圧勝

 こうして勇躍、第50回阪神3歳牝馬Sに乗り込んだスティンガーの人気は、ファンタジーS2着のゴッドインチーフ、小倉女王コウエイロマンに次ぐ3番手に過ぎなかった。だが関西のファンは、まざまざとスティンガーの能力の高さをを見せつけられることになる。

 後ろを離して飛ばしたエイシンルーデンスとコウエイロマンに、直線、怒涛のように押し寄せる差し馬たち。中でもスティンガーの末脚の伸びは力強く、そして鋭かった。

 スタート直後は最後方にいたのだが、4コーナーで大きく外を回り、直線入口では早くも先頭をうかがう勢い。そこから馬場の真ん中を堂々と駆け抜け、2着エイシンレマーズに2馬身差をつけてのゴール。デビュー3連勝で2歳女王の座を獲得したのである。

 以後スティンガーは、桜花賞12着、オークス4着、安田記念15着など人気を裏切ることも多かったものの、現役通算5回の重賞勝ちを果たす。粘りと切れ味とを兼ね備えた末脚で、ターフを沸かせた存在だった。

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