第69回 阪神ジュベナイルフィリーズ 血統分析｜G�T特集

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母父ＮＤ系Storm Catのロックディスタウンに期待

1）人気サイドのＳＳ系中心。ノーザンダンサー系は穴に注意

過去10年間の種牡馬成績は以下の通り。サンデーサイレンス（ＳＳ）系が９年連続で馬券に絡んでいる。率としては平凡だが、５番人気以内に限ると出走31頭・６勝・２着４回・３着５回と高い安定感を誇る。逆にノーザンダンサー系は６番人気以下で２着３回・３着１回と穴馬の健闘が特徴だ。

○プラス評価……父ＳＳ系で人気サイド／ヒモ穴には父ノーザンダンサー系
　●マイナス評価…父がＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）意外と大切な2400ｍ向きの血

勝ち馬の父とその産駒には、日本ダービーやジャパンＣなど芝2400ｍＧ１を勝っている馬が多い。アグネスタキオン、ウォーエンブレム、ダイワメジャー、Frankelは2400ｍ色が薄いものの、レーヴディソールの母レーヴドスカーはヴェルメイユ賞２着、ローブティサージュの母父SingspielはジャパンＣ１着、メジャーエンブレムの母父オペラハウスはキングジョージ１着、ソウルスターリングの母スタセリタはヴェルメイユ賞１着と、母系が2400ｍ適性を補っている。

◎プラス評価……父、その産駒、母、母父が芝2400ｍＧ１勝ち馬

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3）母の父はノーザンダンサー系がベスト

母の父の系統別成績はノーザンダンサー系が一歩リード。５番人気以内に絞ると出走19頭・６勝・２着２回・３着２回、勝率31.6％、複勝率52.6％と、人気サイドの安定感は抜群だ。勝ち馬10頭中８頭がノーザンダンサーのインブリードを持っているのも特筆事項。また勝ち馬の母父は10年連続して外国馬、うち８年は海外種牡馬というのもポイントだ。

◎プラス評価……母父ノーザンダンサー系／母父が輸入種牡馬または海外種牡馬
　○プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードあり
　●マイナス評価…母父がヘイルトゥリーズン系〜ＳＳ系、ミスタープロスベクター系

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4）母系の優秀性が大切

ビワハイジ、レーヴドスカー、スタセリタといったＧ１馬をはじめ、勝ち馬の母は現役成績や繁殖成績がなかなか優秀。２着馬の母も重賞勝ち馬が多い。母自身が２勝以上またはＧ１勝ち、近親に重賞勝ち馬がいる、という２点は強調材料となりそうだ。

○プラス評価……母が２勝以上またはＧ１勝ち馬／近親に重賞勝ち馬がいる

結論

父がＳＳ系で芝2400ｍＧ１勝ち馬×母父がノーザンダンサー系の輸入種牡馬か海外種牡馬という配合で、ノーザンダンサーのインブリードを持ち、母や近親に重賞勝ち鞍があればベター、というのが勝ち馬のイメージ。

合致するのが、父オルフェーヴル×母父Storm Catで、おじにゼンノロブロイがいるロックディスタウンと、父ディープインパクト×母父Storm Catで、アユサンの全妹にあたるマウレア。次いで父ダイワメジャー×母父High Chaparral（英愛ダービー馬）で祖母が仏1000ギニー馬というアマルフィコースト。この３頭の三つ巴だ。

ラッキーライラックは母父がミスタープロスベクター系、ベルーガは母父がヘイルトゥリーズン系で強くは推せない。

【ロックディスタウンの血統表】

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