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阪神芝1600mで行われる2歳女王決定戦。このレースから後にジャパンカップを制するウオッカやブエナビスタ、三冠牝馬アパパネといった名牝が誕生。世代初のG1タイトルを手にするのは?
1949年に関西地区の3歳(旧表記)チャンピオンを決めるレースとして「阪神3歳ステークス」を創設。当初は阪神競馬場・芝1200mを舞台に行われていたが、62年から現行の芝1600mへと変更された。
84年のグレード制導入ではG1に格付け。91年に牝馬限定のG1競走に変更され、「阪神3歳牝馬ステークス」に改称。01年には馬齢表示の国際基準への変更に伴い、競走名が現名称の「阪神ジュベナイルフィリーズ」となった。現在では暮れの2歳女王決定戦として定着している。10年には国際競走に指定。外国馬は9頭まで出走可能となった。
阪神競馬場のコース改修によって、06年からは外回りで行われるようになった阪神ジュベナイルフィリーズ。これを機に、優れた末脚を持つ実力馬が台頭している。
ウオッカやブエナビスタは後に日本のエースへと成長し、ジャパンカップを優勝。アパパネは牝馬三冠を成し遂げている。
ただし、名牝へと成長するのは優勝馬だけではない。一昨年の凱旋門賞で日本馬最先着を果たしたハープスターは前年に僅差の2着に敗れていた。また、昨年優勝のメジャーエンブレムは今年のNHKマイルカップも制覇する活躍を見せている。
今年は連勝中で勢いに乗る素質馬たちの対決が大きな見どころだ。デイリー杯2歳Sを制したジューヌエコール、前哨戦のアルテミスSを勝利したリスグラシュー、フランケル産駒のソウルスターリング、新潟2歳Sの勝ち馬ヴゼットジョリーなどが出走を予定している。
他にも小倉2歳Sの覇者レーヌミノル、ファンタジーS2着のショーウェイらがスタンバイ。世代初のG1タイトルをめぐる戦いから目が離せない。