G1特集 第68回 阪神ジュベナイルフィリーズG1特集 第68回 阪神ジュベナイルフィリーズ

血統分析

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父が日本ダービー馬のディーパワンサに期待!

1)各系統、人気サイドは横並び。ノーザンダンサー系のみ穴に注意

過去10年間の、父馬の系統別成績をまとめると以下の通りとなる。

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父馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 6回 4回 7回 88頭 6.8% 11.4% 19.3%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 0回 0回 12頭 8.3% 8.3% 8.3%
ミスタープロスベクター系 2回 1回 2回 23頭 8.7% 13.0% 21.7%
ナスルーラ系 1回 1回 0回 17頭 5.9% 11.8% 11.8%
ノーザンダンサー系 0回 4回 1回 40頭 0.0% 10.0% 12.5%

サンデーサイレンス系は2007年(この年は人気薄3頭しか出走していなかった)を除いて毎年馬券に絡んでおり、ワン・ツー・スリーも昨年を含めて3回達成している。5番人気以内の29頭で6勝・2着3回・3着5回、6番人気以下だと59頭で2着1回・3着2回と、好走が人気サイドに集中しているのも特徴だ。

ただしサンデーサイレンス系は出走頭数が多く、率としては平凡。ちなみに5番人気以内の複勝率を見ると、サンデーサイレンス系が48.3%、その他のヘイルトゥリーズン系とナスルーラ系が66.7%、ミスタープロスベクター系が66.7%と、どの系統もなかなかに優秀、横並びといった印象だ。

唯一、5番人気以内の複勝率11.1%と苦戦しているのが10年間未勝利のノーザンダンサー系。ただしこちらは6番人気以下で2着3回・3着1回と穴馬の激走が目立つ。

【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付L 馬名 種牡馬 母父馬
2015.12.13 1 2 メジャーエンブレム ダイワメジャー オペラハウス
2015.12.13 2 13 ウインファビラス ステイゴールド アドマイヤコジーン
2014.12.14 1 16 ショウナンアデラ ディープインパクト Elusive Quality
2014.12.14 2 11 レッツゴードンキ キングカメハメハ マーベラスサンデー
2013.12.8 1 8 レッドリヴェール ステイゴールド Dixieland Band
2013.12.8 2 10 ハープスター ディープインパクト ファルブラヴ
2012.12.9 1 1 ローブティサージュ ウォーエンブレム Singspiel
2012.12.9 2 7 クロフネサプライズ クロフネ トニービン
2011.12.11 1 13 ジョワドヴィーヴル ディープインパクト Caerleon
2011.12.11 2 11 アイムユアーズ ファルブラヴ エルコンドルパサー
2010.12.12 1 11 レーヴディソール アグネスタキオン Highest Honor
2010.12.12 2 4 ホエールキャプチャ クロフネ サンデーサイレンス
2009.12.13 1 18 アパパネ キングカメハメハ Salt Lake
2009.12.13 2 6 アニメイトバイオ ゼンノロブロイ フレンチデピュティ
2008.12.14 1 13 ブエナビスタ スペシャルウィーク Caerleon
2008.12.14 2 2 ダノンベルベール アグネスタキオン Bering
2007.12.2 1 15 トールポピー ジャングルポケット サンデーサイレンス
2007.12.2 2 9 レーヴダムール ファルブラヴ Highest Honor
2006.12.3 1 2 ウオッカ タニノギムレット ルション
2006.12.3 2 9 アストンマーチャン アドマイヤコジーン Woodman
2)意外と大切な2400m向きの血

以下は勝ち馬の父の芝2400m戦成績。なぜか日本ダービーとジャパンC、つまり東京の芝2400mとの相性がいい。これ以前にさかのぼっても、タムロチェリーの父は英ダービー馬のセクレト、テイエムオーシャンの父は凱旋門賞馬ダンシングブレーヴ、アインブライドの父は英愛ダービーを制したコマンダーインチーフなど、格の高い2400mG1で好走した馬が目立つ。メジャーエンブレムは父ダイワメジャーの2400m色が薄いものの、母父オペラハウス(キングジョージ勝ち馬)が補ったというところか。

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勝ち馬の父 芝2400m戦成績
タニノギムレット 日本ダービー1着
ジャングルポケット 日本ダービー1着・ジャパンC1着
スペシャルウィーク 日本ダービー1着・ジャパンC1着
キングカメハメハ 日本ダービー1着/産駒にジャパンC1着のローズキングダム
アグネスタキオン 不出走/産駒に日本ダービー1着・ジャパンC2着のディープスカイ
ディープインパクト 日本ダービー1着・ジャパンC1着
ウォーエンブレム 不出走/産駒にオークス4着のブラックエンブレム
ステイゴールド  香港ヴァーズ1着/産駒に日本ダービー1着・ジャパンC2着のオルフェーヴル
ダイワメジャー 日本ダービー6着

まるで関係なさそうな「阪神・芝マイルの2歳戦」と「国際的な芝2400m戦」がこれほど深く関連しているとは驚きだ。

3)母の父はノーザンダンサー系がベスト

母の父の系統別成績はノーザンダンサー系が一歩リード。5番人気以内に絞ると、ノーザンダンサー系の勝率31.6%、複勝率52.6%は全系統中でトップ。人気サイドの安定感は抜群だ。

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 6回 2回 2回 50頭 12.0% 16.0% 20.0%
ナスルーラ系 2回 3回 2回 38頭 5.3% 13.2% 18.4%
ミスタープロスベクター系 1回 2回 3回 36頭 2.8% 8.3% 16.7%
サンデーサイレンス系 1回 2回 1回 29頭 3.4% 10.3% 13.8%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 0回 14頭 0.0% 0.0% 0.0%
その他の系統 0回 1回 2回 13頭 0.0% 7.7% 23.1%

勝ち馬の母父は10年連続して外国馬、うち7年は海外種牡馬(JRA-VANのデータでアルファベット表記される種牡馬)。また、ルションとHighest Honorが欧州マイル型、Caerleon、Singspiel、オペラハウスが欧州中長距離型、サンデーサイレンス、Salt Lake、Dixieland Band、Elusive Qualityが北米ダートのマイル〜中距離型と、この3タイプに大別されるのも特徴だ。

4)母系の優秀性が大切

下表は勝ち馬の母・母系の成績を簡単にまとめたもの。どの母系もかなり優秀であることがわかる。実は2着馬の母も重賞勝ち馬が多いなど、なかなかの血統だ。

母自身が2勝以上(レーヴドスカーは1勝だが仏G1馬)、近親に重賞勝ち馬のいることが、ひとつの目安となるだろう。

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馬名 母名 母の成績 母系から出た活躍馬
ウオッカ タニノシスター 33戦5勝 桜花賞馬シスタートウショウ
トールポピー アドマイヤサンデー 8戦3勝 重賞3勝のフサイチホウオー
ブエナビスタ ビワハイジ    10戦4勝 ビワハイジは阪神3歳牝馬S勝ち馬
アパパネ ソルティビッド 12戦3勝 ソルティビッドはオープンで2勝
レーヴディソール レーヴドスカー 10戦1勝 青葉賞勝ち馬アプレザンレーヴ
ジョワドヴィーヴル ビワハイジ 10戦4勝 前述
ローブティサージュ プチノワール 不出走 ヴィクトワールピサなど
レッドリヴェール ディソサード 22戦2勝 ベンジャミンS勝ち馬サードニックス
ショウナンアデラ オールウェイズウィリング 3戦1勝 ジュライC勝ち馬アナバー
メジャーエンブレム キャッチータイトル 20戦5勝 曾祖母は仏オークス2着
結論

父はノーザンダンサー系以外なら問題なし。国際的な芝2400m戦で活躍した種牡馬であることがマストだ。母父はノーザンダンサー系がベストで、欧州マイル型/欧州中長距離型/北米ダートのマイル〜中距離型の海外種牡馬ならさらに信頼度アップ。母系の優秀性も大切だ。また勝ち馬10頭中7頭がノーザンダンサーのインブリードを持っていた。

残念ながら今年の出走予定馬に、上記イメージと完全に合致する馬はいない。せいぜいディーパワンサ(父は日本ダービー馬ディープブリランテ×母父はナスルーラ系で北米ダートのマイル型Rahy/ノーザンダンサーの6×6インブリード/近親にシンハライト)やリスグラシュー(父はドバイシーマクラシック勝ち馬ハーツクライ×母父はネイティヴダンサー系で欧州マイル型のAmerican Post/ノーザンダンサーのインブリード/母はフランスで5勝)あたりか。

ソウルスターリング、ジューヌエコール、ヴゼットジョリーは父がノーザンダンサー系で2着まで。レーヌミノルは父・母父とも2400m色が薄い。

【ディーパワンサの血統表】

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ディープブリランテ
 Deep Brillante
 2009年 鹿毛(新冠町)
ディープインパクト
 Deep Impact
 2002年 鹿毛(早来町)
*サンデーサイレンス
1986年 青鹿(米)
Hail to Reason Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
*ウインドインハーヘア
1991年 鹿毛(愛)
Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
*ラヴアンドバブルズ
 Love And Bubbles
 2001年 鹿毛(米)
Loup Sauvage
1994年
Riverman Never Bend
River Lady
ディーパワンサ
 Dipavamsa(JPN)
 牝 2歳 父 5歳・母6歳時産駒
  2014年 栗毛(安平町)
Louveterie Nureyev
Lupe
Bubble Dream
1993年
Akarad Labus
Licata
Bubble Prospector Miswaki
Bubble Company
Rahy
 1985年 (米)
Blushing Groom
1974年 (米)
Red God Nasrullah
Spring Run
Runaway Bride Wild Risk
Aimee
Glorious Song
1976年
Halo Hail to Reason
Cosmah
ポロンナルワ
 Polonnaruwa
 2008年 栗毛(安平町)
Ballade Herbager
Miss Swapsco
*シンハリーズ
 Singhalese
 2002年 栗毛(英)
Singspiel
1992年(愛)
In The Wings Sadler's Wells
High Hawk
Glorious Song Halo
Ballade
Baize
1993年
Efisio Formidable
Eldoret
Bayonne Bay Express
Lambay