第67回 阪神ジュベナイルフィリーズ レース回顧｜G�T特集

レース結果

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メジャーエンブレム、完勝で２歳女王に輝く！

第67回阪神ジュベナイルフィリーズはＣ.ルメール騎手騎乗の１番人気メジャーエンブレムが、ロケットスタートから１、２番手につけて追走すると、最後の直線は力強い伸び脚で堂々と押し切り優勝。完勝で重賞初制覇を飾り、２歳女王に輝いた。勝ち時計は1分34秒5（良）。鞍上のルメール騎手はこのレース初勝利。本馬を管理する田村康仁調教師はうれしいＧ１初制覇となった。

２着は２馬身差で松岡正海騎手騎乗の10番人気ウインファビラス。３着は１馬身1/4差で岩田康誠騎手騎乗の３番人気ブランボヌール。

レース展開・総括

メジャーエンブレムらが淀みないペースで引っ張る

２番メジャーエンブレムが素晴らしいスタート。早くも１馬身のリードを奪った。しかし、外から16番キリシマオジョウが接近し、並びかける構え。１馬身差で18番メジェルダがかかり気味に追走。差がなく15番キャンディバローズ、４番クードラパン。直後は混戦で13番ウインファビラス、10番ペプチドサプル、７番クロコスミア。外から17番デンコウアンジュも続き、今日は前目。11番ブランボヌール、１番アドマイヤリード、９番アットザシーサイドが続き中団を形成。１馬身差で８番メジャータイフーン、12番ウインミレーユ。２馬身切れて６番メイショウスイヅキ。さらに２馬身切れて３番マシェリガール。１馬身差の最後方から５番ペルソナリテが追走した。

前半800m通過は46秒9で淀みない流れ。３〜４コーナーの中間までメジャーエンブレムとキリシマオジョウが並んで先頭だったが、キリシマオジョウがズルズルと後退。替わってメジェルダがメジャーエンブレムに並びかけて４コーナーへ。直後にはキャンディバローズら。デンコウアンジュは押っつけながらメジャーエンブレムを追いかけて最後の直線へと向かっていった。

力強い伸び脚で後続を突き放す

メジャーエンブレムはラチ沿いに進路を取り、じわじわと末脚を伸ばす。キャンディバローズとデンコウアンジュが２列目から懸命に追い出すが、その差がなかなか詰まらない。外からはウインファビラスの伸び。坂を駆け上がってメジャーエンブレムが堂々の先頭。２馬身のリードをキープして押し切りにかかる。そのまま後続を寄せ付けず、力強く駆け抜けてゴールを果たした。２着にはウインファビラス。３着にはブランボヌールが入った。

桜花賞も楽しみとなる完勝劇

勝ったメジャーエンブレムは１枠から素晴らしいスタート。掛かるような感じではなかったが、控えずに淀みない流れで引っ張り続けた。好位にいたデンコウアンジュやキャンディバローズが最後の直線で伸び脚を欠く中、前々で押し切る強い競馬だった。これ以上距離が伸びた場合はどうかという心配は残るが、来年の桜花賞に向けて自信となる結果となった。今後の活躍が楽しみだ。

ウインファビラスは１勝馬だが、新潟２歳Ｓではロードクエストの２着。今回も強い相手の２着と、しぶとい末脚を見せた。

【第67回 阪神ジュベナイルフィリーズ　成績表】

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