第67回 阪神ジュベナイルフィリーズ レース情報｜G�T特集

阪神ジュベナイルフィリーズとは？

阪神芝1600ｍで行われる２歳女王決定戦。このレースから後にジャパンＣを制するウオッカやブエナビスタ、三冠牝馬アパパネといった名牝が生まれている。

暮れの２歳女王決定戦

1949年に関西地区の３歳（旧表記）チャンピオンを決めるレースとして「阪神３歳ステークス」を創設。当初は阪神競馬場・芝1200ｍで行われていたが、62年から現行の芝1600ｍへと変更された。

84年のグレード制導入ではＧ１に格付け。91年に牝馬限定のＧ１競走に変更され、「阪神３歳牝馬ステークス」に改称。01年には馬齢表示の国際基準への変更に伴い、競走名が現名称の「阪神ジュベナイルフィリーズ」となった。現在では暮れの２歳女王決定戦として定着している。10年には国際競走に指定。外国馬は９頭まで出走可能となった。

名牝への登竜門

阪神競馬場のコース改修によって、06年からは芝外回りで行われるようになった。これを機に優れた末脚を持つ実力馬が台頭している。

ウオッカやブエナビスタは後に日本のエースへと成長し、ジャパンカップを優勝。アパパネは牝馬三冠を成し遂げている。

ただし、名牝へと成長するのは優勝馬だけではない。昨年の凱旋門賞で日本馬最先着（６着）を果たしたハープスターも一昨年は僅差の２着に敗退。また、昨年２着に敗れたレッツゴードンキは今年の桜花賞で見事に優勝を果たしている。

世代初のタイトルを手にするのは？

例年、前哨戦のアルテミスＳ・ファンタジーＳを使われた馬が多く出走する。今年もアルテミスＳを制したデンコウアンジュ、ファンタジーＳの勝ち馬キャンディバローズが出走を予定している。両者ともに前走は伏兵人気での勝利だった。

他にもアルテミスＳで僅差２着のメジャーエンブレム、函館２歳Ｓを快勝したブランボヌール、２戦２勝のアットザシーサイドらがスタンバイ。本番ではどういった結末となるのか、世代初のタイトルをめぐる戦いから目が離せない。