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第64回阪神ジュベナイルフィリーズ特集 2012年12月9日(日)15時40分発走 阪神競馬場 芝1600m

ノーザンダンサーの血が勝利には不可欠

1)父の系統による有利・不利はないが人気には注意

 過去10年間の、父馬の系統別成績をまとめると以下の通りとなる。

父馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス 2回 1回 1回 11頭
18.2%
27.3%
36.4%
その後継種牡馬 3回 2回 4回 59頭
5.1%
8.5%
15.3%
他のヘイルトゥリーズン系 1回 0回 0回 12頭
8.3%
8.3%
8.3%
ミスタープロスベクター系 1回 2回 3回 21頭
4.8%
14.3%
28.6%
ノーザンダンサー系 0回 4回 2回 48頭
0.0%
8.3%
12.5%
ナスルーラ系 2回 1回 0回 22頭
9.1%
13.6%
13.6%
その他の系統 1回 0回 0回 7頭
14.3%
14.3%
14.3%

 サンデーサイレンスはさすがの数字を残しているし、その後継種牡馬もすでに3勝をマーク。ただし後継種牡馬たちについては例によって「数で稼いだ」ものであり、率としては平凡だ。

 その他のヘイルトゥリーズン系から出た勝ち馬はウオッカというスーパーな存在。ミスタープロスベクター系もアパパネの1勝で、勝ちあぐねている印象が残る。ノーザンダンサー系も同様に「2着なら」というイメージ。ナスルーラからのラインも「少しいいか」という程度だし、「その他の系統」は出走数じたいが少ないのでデータとしての信頼度は疑問だろう。

 ここは「父の系統による有利・不利はない」と考えておくべきなのかも知れない。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)意外と大切な東京2400m向きの血

 以下は勝ち馬の父の芝2400m戦成績。なぜか日本ダービーとジャパンC、つまり東京の芝2400mとの相性がいい。これ以前にさかのぼっても、タムロチェリーの父は英ダービー馬のセクレト、テイエムオーシャンの父は凱旋門賞馬ダンシングブレーヴ、アインブライドの父は英愛ダービーを制したコマンダーインチーフなど、格の高い2400mG1で好走した馬が目立つ。

 まるで関係なさそうな「阪神・芝マイルの2歳戦」と「東京やエプソム、ロンシャンの芝2400m」がこれほど深く関連しているとは驚きだ。

勝ち馬の父 芝2400m戦成績
サンデーサイレンス
不出走/産駒は日本ダービーとジャパンCで計9勝
トウカイテイオー
日本ダービー1着/ジャパンC1着
パラダイスクリーク
BCターフ3着/ジャパンC2着
タニノギムレット
日本ダービー1着
ジャングルポケット
日本ダービー1着/ジャパンC1着
スペシャルウィーク
日本ダービー1着/ジャパンC1着
キングカメハメハ
日本ダービー1着/産駒にジャパンC1着のローズキングダム
アグネスタキオン
不出走/産駒に日本ダービー1着・ジャパンC2着のディープスカイ
ディープインパクト
日本ダービー1着/ジャパンC1着

3)母の父はノーザンダンサー系かナスルーラ系

 母の父の系統別では、ノーザンダンサー系が7勝・2着2回・3着3回で他を一歩リード。これを追うのがナスルーラ系だ。また近年の主流である「母父サンデーサイレンス」という馬も、今後成績を伸ばしていく可能性を秘めているといえるだろう。

 以上の3系統以外は、かなり苦しい成績。特に母父ミスタープロスベクター系は、アルーリングボイス、アストンマーチャン、シンメイフジと3頭が1番人気に支持されながら未勝利で信用できない。

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 7回 2回 3回 52頭
13.5%
17.3%
23.1%
ナスルーラ系 2回 2回 1回 37頭
5.4%
10.8%
13.5%
サンデーサイレンス 1回 2回 2回 21頭
4.8%
14.3%
23.8%
他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 0回 13頭
0.0%
0.0%
0.0%
ミスタープロスベクター系 0回 2回 3回 33頭
0.0%
6.1%
15.2%
その他の系統 0回 2回 1回 24頭
0.0%
8.3%
12.5%

4)勝利にはノーザンダンサーの血が欲しい

 勝ち馬10頭のうち、前述の通り7頭は母父がノーザンダンサー系。トールポピーは母父サンデーサイレンスだがノーザンダンサーの4×4というインブリードを持っている。

 血統表にノーザンダンサーを持たないのがウオッカ、5代前までにノーザンダンサーが入らないのがレーヴディソール。この2頭を競走馬として“別格”と考えれば、「常識的にはノーザンダンサーの血が勝利には不可欠」となるのではないだろうか。

5)母系の優秀性が大切

 下表は勝ち馬の母・母系の成績を簡単にまとめたもの。ビワハイジ産駒が2勝しているほか、どの母系もかなり優秀であることがわかる。2着馬の母も重賞4勝のスカーレットブーケ、GI勝ち馬のリンデンリリーやヤマニンパラダイスなど、なかなかの血統だ。

 母自身が2勝以上(レーヴドスカーは1勝だが仏G1馬)、近親に重賞勝ち馬のいることが、ひとつの目安となるだろう。

馬名 母名 母の成績 母系から出た活躍馬
ピースオブワールド
ビバムール
12戦2勝
マイル王のタイキシャトル
ヤマニンシュクル
ヤマニンジュエリー
不出走
祖母ティファニーラスは米最優秀3歳牝馬
ショウナンパントル
バブルウイングス
19戦4勝
菊花賞馬ザッツザプレンティ
テイエムプリキュア
フェリアード
11戦2勝
ダート重賞4勝のエムアイブラン
ウオッカ
タニノシスター
33戦5勝
桜花賞馬シスタートウショウ
トールポピー
アドマイヤサンデー
8戦3勝
重賞3勝のフサイチホウオー
ブエナビスタ
ビワハイジ
10戦4勝
ビワハイジは阪神3歳牝馬S勝ち馬
アパパネ
ソルティビッド
12戦3勝
ソルティビッドはオープンで2勝
レーヴディソール
レーヴドスカー
10戦1勝
青葉賞勝ち馬アプレザンレーヴ
ジョワドヴィーヴル
ビワハイジ
10戦4勝
前述

結論

 中心馬は「父の芝2400m成績(特に日本ダービーとジャパンC)」、「母父の系統(ノーザンダンサー系がベスト)」、「ノーザンダンサーの血」、「母系の優秀さ」を総合的に判断していくことになるだろう。

 ◎はコレクターアイテム。父ハーツクライは日本ダービーとジャパンCで2着、ドバイシーマクラシック優勝で一応は「父の芝2400m成績」をクリア。母父はノーザンダンサー系のStorm Bird、母系からは名牝ベガなどが出ている。

 プリンセスジャックは母父がミスタープロスベクター系、オツウは母父が「その他」のトウカイテイオーでマイナス。サウンドリアーナは父ケイムホーム、ローブティサージュは父ウォーエンブレム、サンブルエミューズは父ダイワメジャーで「父の芝2400m成績」に疑問が残る。

【コレクターアイテムの血統表】

コレクターアイテムの血統表

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