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第63回 阪神ジュベナイルフィリーズ特集 2011年12月11日(日)15時40分発走 阪神競馬場 芝1600m

姉妹制覇なるか!?ブエナビスタの半妹ジョワドヴィーヴルに注目!

1)父の系統による有利・不利はないが人気には注意

 過去10年、父馬の系統別成績をまとめると以下の通りとなる。

父馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス
2回 1回 1回 13頭
15.4%
23.1%
30.8%
その後継種牡馬
2回 2回 4回 53頭
3.8%
7.5%
15.1%
他のヘイルトゥリーズン系
1回 0回 0回 15頭
6.7%
6.7%
6.7%
ミスタープロスベクター系
1回 2回 3回 22頭
4.5%
13.6%
27.3%
ノーザンダンサー系
1回 4回 2回 47頭
2.1%
10.6%
14.9%
ナスルーラ系
2回 1回 0回 22頭
9.1%
13.6%
13.6%
その他の系統
1回 0回 0回 8頭
12.5%
12.5%
12.5%

 サンデーサイレンスはさすがの数字を残しているが、「その他の系統」は出走数じたいが少ないのでデータとしての信頼度は疑問だし、ナスルーラ系も「少しいいか」という程度。ここは「父の系統による有利・不利はない」と考えておくべきだろう。

 ただしサンデーサイレンスの後継種牡馬については成績の差がハッキリと出ている。アグネスタキオン産駒は4頭出走で1勝・2着1回・3着1回と良好だが、フジキセキ産駒は17頭が走って連対ゼロ、ダンスインザダーク産駒も8戦して3着以下なしとなっているのだ。

 またサンデーサイレンス系を含むヘイルトゥリーズン系とノーザンダンサー系の成績を比較すると、面白いことがわかる。

父の系統 1〜5番人気の成績 6番人気以下の成績
ヘイルトゥリーズン系
4勝・2着2回・3着4回 1勝・2着1回・3着1回
ノーザンダンサー系
0勝・2着2回・3着0回 1勝・2着2回・3着2回

 おおまかにいって、ヘイルトゥリーズン系は「人気サイドで買い」、ノーザンダンサー系は「人気薄で買い」といえそうだ。


【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)意外と大切な2400m向きの血

 以下は勝ち馬の父の芝2400m戦成績だ。外国馬は英ダービーやキングジョージ、米BCといった格の高いレースで好走した名馬ばかり、日本馬は日本ダービーとジャパンC、やはり芝2400mの最高峰といえるレースを勝った馬たちがズラリと並ぶ。

 サンデーサイレンスとアグネスタキオンの父子は芝2400m戦不出走だが、サンデーサイレンスは数多くの日本ダービー馬とジャパンC勝ち馬を出しており、アグネスタキオンからも日本ダービー馬ディープスカイが出ている。

 まるで関係なさそうな「阪神芝マイルの2歳戦」と「エプソムやロンシャン、あるいは東京の芝2400m」がこれほど深く関連しているとは驚きだ。

勝ち馬の父 芝2400m成績
セクレト
英ダービー1着
サンデーサイレンス
不出走/産駒は日本ダービーとジャパンCで計9勝
トウカイテイオー
日本ダービー1着/ジャパンC1着
パラダイスクリーク
BCターフ3着/ジャパンC2着
タニノギムレット
日本ダービー1着
ジャングルポケット
日本ダービー1着/ジャパンC1着
スペシャルウィーク
日本ダービー1着/ジャパンC1着
キングカメハメハ
日本ダービー1着
アグネスタキオン
不出走/産駒に日本ダービー1着・ジャパンC2着のディープスカイ

3)母の父はノーザンダンサー系かナスルーラ系

 母の父の系統別では、ノーザンダンサー系が6勝・2着3回で他を一歩リード。これを追うのがナスルーラ系だ。また近年の主流である母父サンデーサイレンスという馬も、今後成績を伸ばしていく可能性を秘めているといえるだろう。

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス
1回 2回 2回 19頭
5.3%
15.8%
26.3%
他のヘイルトゥリーズン系
0回 0回 0回 12頭
0.0%
0.0%
0.0%
ミスタープロスベクター系
0回 1回 3回 30頭
0.0%
3.3%
13.3%
ノーザンダンサー系
6回 3回 2回 53頭
11.3%
17.0%
20.8%
ナスルーラ系
3回 2回 1回 39頭
7.7%
12.8%
15.4%
その他の系統
0回 2回 2回 23頭
0.0%
7.4%
14.8%

4)勝利にはノーザンダンサーの血が欲しい

 勝ち馬10頭のうち、タムロチェリーは父がノーザンダンサー系、ピースオブワールド、ヤマニンシュクル、ショウナンパントル、テイエムプリキュア、ブエナビスタ、アパパネの6頭は母父がノーザンダンサー系だった。またトールポピーはノーザンダンサーの4×4というインブリードを持っている。

 血統表にノーザンダンサーを持たないのがウオッカ、5代前までにノーザンダンサーが入らないのがレーヴディソール。この2頭を競走馬として“別格”と考えれば、「常識的にはノーザンダンサーの血が勝利には不可欠」となるのではないだろうか。

5)母系の優秀性が大切

 下表は勝ち馬の母・母系の成績を簡単にまとめたもの。かなり優秀な母系であることがわかる。2着馬の母も重賞4勝のスカーレットブーケ、GI勝ち馬のリンデンリリーやヤマニンパラダイスなどと優秀だ。

 母自身が2勝以上(レーヴドスカーは1勝だが仏G1馬)、近親に重賞勝ち馬のいることが、ひとつの目安となるだろう。

馬名 母名  母の成績 母系から出た活躍馬
タムロチェリー
ミスグローリー
地方7戦2勝 曾祖母ゲイリーは愛1000ギニー勝ち馬
ピースオブワールド
ビバムール
12戦2勝 マイル王のタイキシャトル
ヤマニンシュクル
ヤマニンジュエリー
不出走  祖母ティファニーラスは米最優秀3歳牝馬
ショウナンパントル
バブルウイングス
19戦4勝 菊花賞馬ザッツザプレンティ
テイエムプリキュア
フェリアード
11戦2勝 ダート重賞4勝のエムアイブラン
ウオッカ
タニノシスター
33戦5勝 桜花賞馬シスタートウショウ
トールポピー
アドマイヤサンデー
8戦3勝 重賞3勝のフサイチホウオー
ブエナビスタ
ビワハイジ
10戦4勝 ビワハイジは阪神3歳牝馬S勝ち馬
アパパネ
ソルティビッド
12戦3勝 ソルティビッドはオープンで2勝
レーヴディソール
レーヴドスカー
10戦1勝 青葉賞勝ち馬アプレザンレーヴ

結論

 父の芝2400m成績、母父の系統、ノーザンダンサーの血、母系の優秀さを総合的に判断していくことになるだろう。

 注目のジョワドヴィーヴルは父が日本ダービー1着/ジャパンC1着のディープインパクトで、姉がブエナビスタ。まったく問題のない血統だ。

 他ではグインネヴィア(父がスペシャルウィーク×母アイリッシュカーリは3勝馬×母父がCaerleon/兄に高松宮記念3着のソルジャーズソング)が、人気サイドなら面白そう。

 父が米BCターフ3着のノーザンダンサー系ファルブラヴの産駒には、アナスタシアブルー(母父はフレンチデピュティ/母は重賞勝ち馬ライラプス)とガーネットチャーム(母父はサンデーサイレンス/母は4勝馬オリエントチャーム/近親にゴールドアリュール)がいて、この2頭は人気薄なら狙ってみたい。

【ジョワドヴィーヴルの血統表】

ジョワドヴィーヴルの血統表

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