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阪神ジュベナイルフィリーズ特集
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阪神ジュベナイルフィリーズとは

歴史は古いが名前は新しい

 歴史は古く、創設は1949年。ただし、90年までは「関西の2歳(当時は3歳)チャンピオン決定戦」として行われ、名称も「阪神3歳S」であった。

 91年、2歳チャンピオン決定戦を「朝日杯3歳S」に一本化。「阪神3歳S」は牝馬の2歳チャンピオン決定戦として名称を「阪神3歳牝馬S」に変更して生まれ変わった。そして2001年、馬齢表示を国際表記に合わせたことにより、名称を「阪神ジュベナイルフィリーズ」と変更している。ちなみに、「ジュベナイル」とは英語で仔馬(競馬では2歳馬)のこと。「フィリーズ」はフィリー(4歳までの牝馬を指す)の複数形。したがって、英語で「阪神2歳牝馬」と呼んでいることになる。

 条件的には、創設時は阪神競馬場1200m。その後1400mになり、1962年から現在と同じ阪神1600mで行われている。なお、改修工事などで何度か京都競馬場で行われたこともある。

阪神ジュベナイルフィリーズ写真勝ち馬がクラシック戦線で活躍

 牡牝混合だった時代も、若駒だけにそれほど牡牝の差はなく、42回中7回牝馬が勝っていた。その勝ち馬からは、トサモアーやミスオンワード、キシュウローレルのようにクラシック戦線で活躍する名牝が出ている。

 そして牝馬限定戦となってからは、このレースの勝ち馬や2・3着馬が毎年のようにクラシックを賑わしている。牝馬限定になった初年度91年の勝ち馬ニシノフラワーが桜花賞を勝ったのを皮切りに、93年のヒシアマゾンは外国産馬でクラシックは出られなかったが、エリザベス女王杯を勝って有馬記念でもナリタブライアンの2着に好走した。その後も96年メジロドーベルがオークスを、00年テイエムオーシャンが桜花賞を、さらに06年のウオッカがダービーや天皇賞・秋、ジャパンCを勝つなど大活躍しているのはご存じの通りである。07年のトールポピーもオークスを勝ち、昨年のブエナビスタは桜花賞とオークスを制覇した。

 牝馬限定になってから関西馬が14勝、関東馬は4勝。やはり、輸送距離の短い関西馬が有利だ。もっとも、牝馬限定になった頃から関西馬が強くなっており、理由は輸送だけではないかも知れない。

国内有数の「荒れるG1」

 ステップレースとして96年からファンタジーS(京都1400m)が行われているが、ここをステップに勝った馬はわずかに3頭。ファンタジーSの1400mとこのレースの1600mでは意味合いが違うということか。むしろ、牡馬混合の1600m以上のレースに出走した馬の成績がいい。最近では500万下特別の黄菊賞(芝1800m)をステップに、ウオッカとトールポピーが勝利した。

 過去10年の馬連平均配当は約8960円。馬連万馬券も3回出ているように、かなりの荒れ気配にある。05年は3連単31万馬券、15年前の92年には当時のG1最高配当である馬連12万740円が飛び出しており、荒れるときは止めどがない。

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