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アドマイヤムーン 好素質が開花した瞬間[2007年]

3歳クラシックの最有力候補

 父はエンドスウィープ。秋華賞馬スイープトウショウや、桜花賞とNHKマイルCの二冠を達成したラインクラフトなどを出し、種牡馬として大きな期待を集めながら若くして急逝した存在だ。

 母はマイケイティーズ。未出走ながら、その父は大種牡馬サンデーサイレンス、近親には女傑ヒシアマゾンがいるという良血である。

 そんな両親から生まれたアドマイヤムーンの体内には、高い素質が確かに秘められていたはずだ。事実、2005年7月のデビューから3連勝で札幌2歳Sを制し、ラジオたんぱ杯2歳Sでは2着。明けて2006年には共同通信杯で朝日杯勝ち馬フサイチリシャールを差し切り、さらに弥生賞も勝って3歳クラシックの最有力候補として注目されるようになったのである。

ドバイデューティーフリーでGI初勝利

アドマイヤムーン写真

 だが、そこからが苦しかった。

 皐月賞は猛然と追い込むも4着に甘んじ、日本ダービーでも7着に敗れてメイショウサムソンの二冠達成を見守ることとなる。札幌記念では古馬勢を撃破したものの、天皇賞・秋ではダイワメジャーを捉えられず3着にとどまる。敢然と挑んだ香港Cでもハナ差2着と悔し涙を流した。

 それでも、眠り続けた素質が開花する瞬間はやって来る。アドマイヤムーンにとって最良の時となる2007年・4歳シーズンの到来だ。

 まずは59kgを背負いながら京都記念を勝利。そして待望のG1勝利を海外で迎える。世界を転戦する強豪リンガリ、ダイワメジャー、後に米BCターフを勝つイングリッシュチャネルらと戦ったドバイデューティーフリーで見事に1着ゴールを果たすのだ。

 さらに香港のクイーンエリザベスU世C3着を挟み、帰国初戦・宝塚記念はメイショウサムソンを降しての勝利。ここにいたってアドマイヤムーンは、日本最強に近い存在として認識されるようになったのである。

難敵を撃破して5番人気でのJC勝利

 やはりアドマイヤムーンは強い。その印象を決定的なものにしたのが第27回ジャパンカップだ。前走・天皇賞で6着に敗れて評価を落とし、レースでもスローな流れの中で折り合いを欠く姿を見せたものの、アドマイヤムーンの戦いぶりは見事だった。直線で内を通って抜け出し、メイショウサムソン、ウオッカ、ポップロックといった難敵の追撃を振り切っての勝利。

 それは、まさしく体内に高素質を宿す者だけに許された、勝負強さに満ちあふれる走りだった。

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