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アルカセット 叩き合いを制したデットーリ[2005年]

破られた驚異のレコード

 ジャパンカップ史上に残る最高の名勝負といえば、多くの人が1989年・第9回のレースをあげるだろう。ホーリックスとオグリキャップが叩き合い、驚異のレコードタイム2分22秒2を計時、観る者すべてを震撼させた伝説の一戦である。

 が、それから16年、2005年・第25回のジャパンカップで、とうとうそのレコードが破られる瞬間が訪れた。

激突する世界の名手と名馬

アルカセット写真

 このレースで1番人気に推されていたのは、前年に天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念の秋季古馬G1を3連覇したゼンノロブロイだ。この年は宝塚記念3着、英G1の国際Sで2着、天皇賞(秋)でも2着と勝ち星に恵まれないでいたが、日本のエースであることは衆目の一致するところ、単勝オッズ2.1倍という支持を集めていた。鞍上はアメリカを代表する名手、日本でもオークスを制しているケント・デザーモ騎手だ。

 続いて、同じく日本のハーツクライ。前年の日本ダービー2着、この年は宝塚記念2着とGI制覇まであと一歩の存在である。手綱を取るのはフランスのクリストフ・ルメール騎手。この直後の有馬記念で、最強馬ディープインパクトを初めて2着に負かすことになるコンビである。

 海外勢の筆頭がアルカセットだった。コロネーションCが2着、サンクルー大賞典で1着など、欧州で安定した成績を刻んできた強豪だ。実績的には英愛オークス馬で欧州最強牝馬とされるウィジャボード、凱旋門賞勝ち馬バゴ、米ブリーダーズCターフを制したベタートークナウなどの方が上だったが、アルカセットにまたがるのはサンクルー大賞典勝利時と同じランフランコ・デットーリ。ジャパンカップ2勝を誇る天才である。

3頭と3人の壮絶な死闘

 そして、この3頭と3人は、直線で壮絶な死闘を繰り広げることになる。

 タップダンスシチーが緩みのないラップで引っ張る道中、3強は揃って後方に位置していた。直線、まずはアルカセットが抜け出そうとするが、外からゼンノロブロイが交わし、それを再び差し返すアルカセット。ゴール前では馬群を縫ってハーツクライが強襲し、最後はアルカセットとハーツクライが並んでの入線となる。

 結果はアルカセットがハナ差1着、勝ちタイムは2分22秒1。名手と名馬たちが、歴史を塗り換える名勝負を演じた一戦となったのである。

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