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歴代優勝馬ピックアップ

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低評価を覆す人馬一体の完璧な走り
2002年 ファルブラヴ

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前走凱旋門賞は9着。目立った実績はなく、9番人気に甘んじていたファルブラヴだったが、名手L.デットーリに導かれ、人馬一体の走りで先頭ゴールを果たす。

日本馬が上位人気の中で9番人気

東京競馬場は改修工事中。2002年の第22回ジャパンカップは、舞台を中山の芝2200mに移して開催されることとなった。

人気上位は天皇賞(秋)を勝ったシンボリクリスエス、古豪ナリタトップロード、連覇を目指すジャングルポケット、皐月賞馬ノーリーズンと日本勢が独占。一方、海外からは仏オークスを制したブライトスカイや英2000ギニー馬ゴーランなどが参戦していた。

そんな中、9番人気に甘んじていたのがファルブラヴだ。後にファンは、その低評価を悔やむことになる。

ファルブラヴはフォワ賞3着、凱旋門賞9着というステップでの来日。確かに順調度では他の馬に譲る。だが、2000mの共和国大統領賞がレコード勝ち、2400mのミラノ大賞も2分24秒台のタイムで快勝。「速い」といわれる日本の馬場に対応できる余地は十分にあった。しかも鞍上は名手ランフランコ・デットーリ。侮ってはいけない相手だったのである。

ポジショニング、スパートともに完璧

1番ゲートからスタートしたファルブラヴは外の様子をうかがいながら好位へ。そこでしっかりと脚をため、4コーナーから直線にかけては先行勢の間隙を突くように馬場の真ん中へと持ち出され、そして抜け出していく。最後は内からサラファン、外からシンボリクリスエスに詰め寄られたものの、これらを振り切って先頭ゴールを果たす。

いっさい無駄のないポジショニングと、タイミング万全のスパート。完璧なレースでファルブラヴは低評価を覆したのだった。