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シングスピール 国際的な超一流馬への第一歩[1996年]

ペリエ鞍上の凱旋門賞馬エリシオ登場

 1996年の第16回ジャパンカップは、サクラローレル、マヤノトップガン、マーベラスサンデーといった古馬一線級が出走せず、代わって天皇賞(秋)を制したバブルガムフェロー、NHKマイルCの覇者タイキフォーチュン、秋華賞勝ち馬ファビラスラフイン、エリザベス女王杯を勝ったダンスパートナーら、3歳勢と牝馬が日本の中心勢力を務めることとなった。

 いっぽう外国勢では凱旋門賞馬エリシオの参戦が注目を集めた。デビューから3連勝を飾ったエリシオは、仏ダービーでは5着に敗れたものの、その後はサンクルー大賞、ニエル賞、そして凱旋門賞とふたたび3連勝。その凱旋門賞は5馬身差の圧勝であり、間違いなく欧州ナンバー1に位置付けられる強豪である。まだフレッシュな3歳、鞍上は日本をよく知るオリビエ・ペリエという点も好感を持たれ、1番人気に推された。

善戦止まりだったシングスピール

シングスピール写真

 が、日本勢が本当に恐るべき相手は、別にいた。それがシングスピールである。

 前年の3歳時にはパリ大賞やエクリプスSで2着、4歳となったこの年にはコロネーションCで2着など、毎レース必ず善戦はするもののビッグタイトルを獲得するには至らなかったシングスピール。だが秋になるとカナディアン国際Sで初のG1制覇を達成。米ブリーダーズカップ・ターフではピルサドスキーの2着とまたも善戦止まりだったが、地力強化を印象づけて来日を果たしたのである。鞍上には名手ランフランコ・デットーリが迎えられていた。

ファビラスラフインとの壮絶な叩き合い

 レースは壮絶な死闘となった。

 直線、逃げたカネツクロスを交わして、ファビラスラフイン、エリシオ、ミラノ大賞などを勝っているストラテジックチョイスが先頭に立って叩き合う。その間を割るようにして抜け出てきたのがシングスピールだ。

 4頭による追い比べは、やがて内の2頭、ファビラスラフインとシングスピールの争いに絞られる。このデッドヒートはゴールまで続き、ハナ差だけシングスピールが競り勝って1着、デットーリ騎手は右手のムチを高々と突き上げて喜びを爆発させたのだった。

 この後、シングスピールはエクリプス賞最優秀芝牡馬を受賞し、翌年にはドバイワールドCや英国際Sなどを制する。それまでは善戦だけに終わっていた馬が、国際的な超一流馬への飛躍を果たした一戦としても記憶されるレースである。

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