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トウカイテイオー 不死鳥のごとくよみがえる[1992年]

国際G1元年。史上最強メンバー集結

 1981年に創設されたジャパンカップだが、国際G1として認定されたのは1992年のこと。世界的な格式を得た事実を示すかのように、この年の第12回ジャパンカップには超豪華なメンバーが各国から集まった。

 英愛のオークスを制し凱旋門賞でも2着となった欧州最強牝馬ユーザーフレンドリー、豪年度代表馬レッツイロープと豪ダービー馬のナチュラリズム、アーリントンミリオン勝ち馬ディアドクター、英ダービー馬はクエストフォーフェイムとドクターデヴィアスの2頭……。史上最強とも言われた顔ぶれだ。

日本のエースは故障の影響で不振

トウカイテイオー写真

 いっぽう迎え撃つ日本のエースはトウカイテイオーだ。デビュー5連勝で1991年の皐月賞を勝利し、日本ダービーでも後続を3馬身もちぎり捨てる圧勝、無敗のままで二冠を達成した名馬である。

 だが、ダービーのレース中に骨折を発症。この年の春に復帰して初戦・産経大阪杯を快勝したものの、メジロマックイーンとの一騎打ちと目された天皇賞(春)では人気を裏切る5着に敗れ、またも骨折。復帰戦の天皇賞(秋)では直線での伸びを欠いて7着に完敗していた。

 やはり故障の影響は大きい、もはや往年の強さを望めないのではないか。そうささやかれ始めた頃に迎えたのが、この第12回ジャパンカップだったわけである。

大歓声の中、世界の強豪を一蹴

 それは、不安視する声など完璧に払いのける、力強いレースぶりだった。

 レガシーワールドの逃げを好位4〜5番手で追走したトウカイテイオーは、直線、重馬場の芝をパワフルに蹴り上げて抜け出してくる。食い下がるのはナチュラリズム、後方から猛然と追い上げてくるのはディアドクター。この競り合いをクビ差制して、トウカイテイオーは堂々1着のゴールを果たしたのだ。

 父シンボリルドルフに次ぐ、親子二代でのジャパンカップ制覇。そして、日本馬としては初となる国際GI勝利。2つの栄誉を手にするとともに、トウカイテイオーが世界の頂点に立った瞬間である。

 この後トウカイテイオーは、有馬記念で11着惨敗、そして3度目の骨折にも見舞われる。しかし丸1年ぶりとなった翌年の有馬記念で鮮やかな復活勝利をあげ、奇跡の馬と称えられることになる。

 幾度も地獄を味わいながら、不死鳥のごとくよみがえった馬。その“折れない心”が、世界を制する原動力となったのだろう。

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