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第33回 ジャパンカップ特集 2013年11月24日(日)15時55分発走 東京競馬場 芝2400m

ジェンティルドンナは思わぬ敗戦も

1)数で勝負のヘイルトゥリーズン系、率ではミスタープロスペクター系

 過去10年における父馬の系統別成績は以下の通りだ。

種牡馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 4回 6回 4回 55頭
7.3%
18.2%
25.5%
その他のヘイルトゥリーズン系 2回 0回 2回 13頭
15.4%
15.4%
30.8%
ミスタープロスペクター系 3回 0回 1回 15頭
20.0%
20.0%
26.7%
ノーザンダンサー系 0回 2回 2回 52頭
0.0%
3.8%
7.7%
ナスルーラ系 0回 2回 1回 22頭
0.0%
9.1%
13.6%
その他の系統 1回 0回 0回 10頭
10.0%
10.0%
10.0%

 日本馬が外国馬を圧倒している近年のジャパンC。恐れをなしてか大物の来日も少なくなっている。日本で主流をなすサンデーサイレン系/ヘイルトゥリーズン系が上位を占めることが多いのも当然だ。ただしサンデーサイレンス系のアベレージは決して高いわけではなく、ウオッカとスクリーンヒーローの活躍で「その他のヘイルトゥリーズン系」が数字を上げている。

 アルカセット、アドマイヤムーン、ローズキングダムとミスタープロスペクター系の勢いも目立つが、逆に冴えないのはノーザンダンサー系。中山でおこなわれた2002年の勝ち馬ファルブラヴを最後に勝利から遠ざかっている。それ以前はテイエムオペラオーやピルサドスキー、シングスピールなど好調だっただけに、この不振は気がかりだ。ナスルーラ系もジャングルポケット以降は下がり調子に見える。そのジャングルポケット産駒のオウケンブルースリ、トーセンジョーダン、ジャガーメイルは健闘したるのだが。

 イメージとしては、数でヘイルトゥリーズン系、一発があるならミスタープロスペクター系、それ以外の血統は2〜3着まで、といった見方になりそうだ。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)日本馬は系統ごとに買いかたが変わる

 血統の“流れ”は日本と外国とでは異なる。そこでまずは中央所属馬についてだけ、系統ごとの成績を人気別に調べてみよう。

 
1〜5番人気馬 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 4回 6回 1回
24頭
16.7%
41.7%
45.8%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 0回 2回
5頭
20.0%
20.0%
60.0%
ミスタープロスペクター系 2回 0回 1回
6頭
33.3%
33.3%
50.0%
ノーザンダンサー系 0回 1回 1回
4頭
0.0%
25.0%
50.0%
ナスルーラ系 0回 1回 0回
3頭
0.0%
33.3%
33.3%
その他の系統 1回 0回 0回
1回
100%
100%
100%

6番人気以下 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 0回 0回 3回
31頭
0.0%
0.0%
9.7%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 0回 0回
7頭
14.3%
14.3%
14.3%
ミスタープロスペクター系 0回 0回 0回
4頭
0.0%
0.0%
0.0%
ノーザンダンサー系 0回 0回 0回
12頭
0.0%
0.0%
0.0%
ナスルーラ系 0回 1回 1回
11頭
0.0%
9.1%
18.2%
その他の系統 0回 0回 0回
2回
0.0%
0.0%
0.0%

 全体として「人気サイドを買っておけばいい」というイメージ。とりわけサンデーサイレンス系が走るのは人気のときだけだ。人気薄で3着に来た3頭はデルタブルース、レッドディザイア、ヴィクトワールピサ(いま思えばずいぶんと評価が低かったものだ)といずれも3歳馬だったことは要注意。その他のヘイルトゥリーズン系については、人気サイドでも穴でも一応のマークが必要だろう。ナスルーラ系(というよりジャングルポケット産駒)も同様だ。

 ミスタープロスペクター系は「人気で好走」タイプだが、アドマイヤムーンは5番人気、ローズキングダムは4番人気だった。連対馬10頭中8頭が1〜3番人気というサンデーサイレンス系より、少しは高配当での一発が期待できそうだ。ノーザンダンサー系やその他の系統(ドロンコ馬場を逃げ切ったタップダンスシチーだから、かなりのイレギュラーだとも考えられる)も、ある程度人気になっている馬だけ押さえればいいだろう。

 日本馬についてまとめると、単勝なら「そこそこ人気のミスタープロスペクター系」、連軸なら「人気のヘイルトゥリーズン系」、穴に「ジャングルポケット産駒」、押さえが「人気のノーザンダンサー系」ということになるだろう。

 ちなみに地方馬の参戦は10年間でコスモバルク(父ザグレブはノーザンダンサー系)だけ。6回走って2番人気だった2004年が2着、6番人気だった2006年が4着で、2ケタ人気の4回は着順も2ケタ。やはり「人気のときだけ」である。

3)ヨーロッパ系と東京2400m系の血統に要注意

 連対を果たした日本馬(中央勢+地方のコスモバルク)とその父は、以下の通りだ。

 
父サンデーサイレンス系
ザッツザプレンティ 父は菊花賞馬ダンスインザダーク
ゼンノロブロイ 父はサンデーサイレンス
ハーツクライ 父はサンデーサイレンス
ディープインパクト 父はサンデーサイレンス
ドリームパスポート 父は朝日杯勝ち馬フジキセキ
ディープスカイ 父は皐月賞馬アグネスタキオン
ブエナビスタ 父スペシャルウィークは日本ダービー馬や天皇賞(春)勝ち馬
ジェンティルドンナ 父ディープインパクトは三冠馬
オルフェーヴル 父ステイゴールドは香港ヴァーズ勝ち馬/天皇賞(春)2着

 フジキセキとアグネスタキオンにはマイラー〜中距離色も感じるが、ドリームパスポート自身は菊花賞2着馬、ディープスカイは日本ダービー馬。全体として、最低でも2400m、できれば3000m以上に対応できる長距離適性が必要だと思える。

 
父サンデーサイレンス系以外
タップダンスシチー 父プレザントタップは米ダートG1勝ち馬
コスモバルク 父ザグレブは愛ダービー勝ち馬
アドマイヤムーン 父エンドスウィープはダートのスプリンター
ポップロック 父エリシオは凱旋門賞勝ち馬
スクリーンヒーロー 父グラスワンダーは有馬記念勝ち馬
ウオッカ 父タニノギムレットは日本ダービー勝ち馬
オウケンブルースリ 父ジャングルポケットはジャパンCと日本ダービー勝ち馬
ローズキングダム 父キングカメハメハは日本ダービー勝ち馬
トーセンジョーダン 父ジャングルポケットはジャパンCと日本ダービー勝ち馬

 タップダンスシチーが勝ったのはドロンコ馬場、アドマイヤムーンが勝った2007年は馬インフルエンザの影響で外国馬のレベルが低く、スクリーンヒーローが勝った2008年も前年7着のペイパルブルが外国馬最高評価(7番人気)と低調な年だった。これらを除けば、父馬は「欧州の一流レースまたは東京の2400mで実績がある」という血統ばかりだ。

 逆にいえば、その年の出走馬のレベルが低いと判断できればダート血統を狙う手もある。

4)日本馬は母父サンデーサイレンスが急進

 続いて日本馬について、母の父の系統別成績を調べてみよう。

 
母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 4回 4回 3回
38頭
10.5%
21.1%
28.9%
サンデーサイレンス系 3回 1回 1回
18頭
16.7%
22.2%
27.8%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 0回
3頭
0.0%
0.0%
0.0%
ナスルーラ系 1回 3回 3回
31頭
3.2%
12.9%
22.6%
ミスタープロスペクター系 1回 1回 2回
13頭
7.7%
15.4%
30.8%
その他の系統 0回 1回 0回
13頭
0.0%
7.7%
7.7%

 安定しているのはノーザンダンサー系だが、近年は母父サンデーサイレンスの躍進が目立つ。

5)外国馬はプロフィールを詳しく見たい

 過去10年に外国馬はのべ51頭が出走し、3着以内に入ったのはわずか2頭だ。

 2005年の勝ち馬アルカセットは父が芝マイルG1勝ち馬Kingmambo(ミスタープロスペクター系)。ご存知のようにキングカメハメハやエルコンドルパサーの父でもあり、日本の馬場への適性は問題なし。2006年の3着馬ウィジャボードは父がCape Cross(ノーザンダンサー系)で、やはり芝マイルG1勝ち馬だ。

 いわゆる“重め”の欧州血統やダート血統は軽視。マイル適性が必須で、日本の馬場への対応力もあればベター。そして、アルカセットもウィジャボードも3番人気。日本馬と同様、海外勢も「人気サイドのミスタープロスペクター系とノーザンダンサー系」をマークしておけば良さそうだ。

結論

  頭として買うなら「父がミスタープロスペクター系×母父はノーザンダンサー系かサンデーサイレンス」でソコソコ人気の馬。ただし日本馬なら「欧州の一流レースまたは東京の2400mで実績」を持つ血統であること、外国勢なら「芝マイルと日本の馬場への適性」が必須だ。「父がその他のヘイルトゥリーズン系」も侮れない。

 連軸なら「父がサンデーサイレンス系」で1〜3番人気の馬。「最低でも2400m、できれば3000m以上に対応できる長距離適性」が必要で、「母父はノーザンダンサー系かナスルーラ系」がベター。

 ほかではジャングルポケット産駒とノーザンダンサー系種牡馬の産駒を、人気のときだけ押さえたい。また、レベルが低いと決め打ちしてダート血統を狙うのが究極の穴馬券だ。

 血統的には父キングカメハメハ×母父サンデーサイレンスのトゥザグローリーなのだが、出てきても人気薄で着外必至。エイシンフラッシュは母父が「その他の系統」で頭には買いづらい。ゴールドシップも母父が「その他の系統」で2着までか。

 安全策なら昨年の勝ち馬、父ディープインパクト×母父Bertolini(ノーザンダンサー系)のジェンティルドンナ。ただし馬連や3連複の軸としておくのが賢明だろう。思わぬ伏兵に連覇を阻まれるケース、すなわち2着惜敗もありうる。

【ジェンティルドンナの血統表】

ジェンティルドンナの血統表

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