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第32回 ジャパンカップ特集 2012年11月25日(日)15時40分発走 東京競馬場 芝2400m

オルフェーヴルのリベンジは!?

1)数のヘイルトゥリーズン系、率のミスタープロスペクター系

 過去10年における父馬の系統別成績は以下の通りだ。

種牡馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系 5回 6回 7回 67頭
7.5%
16.4%
26.9%
ミスタープロスペクター系 3回 0回 0回 13頭
23.1%
23.1%
23.1%
ノーザンダンサー系 1回 2回 2回 55頭
1.8%
5.5%
9.1%
ナスルーラ系 0回 2回 1回 21頭
0.0%
9.5%
14.3%
その他の系統 1回 0回 0回 10頭
10.0%
10.0%
10.0%

 ここのところジャパンCでは日本馬が外国馬を圧倒しており、日本で主流となっている父ヘイルトゥリーズン系が優勢となるのは当然だろう。ただ近年はアルカセット、アドマイヤムーン、ローズキングダムとミスタープロスペクター系の勢いも目立つ。

 逆に冴えないのはノーザンダンサー系。中山でおこなわれた2002年の勝ち馬ファルブラヴを最後に勝利から遠ざかっている。それ以前はテイエムオペラオーやピルサドスキー、シングスピールなど好調だっただけに、この不振は気がかり。むしろ要注意はナスルーラからのライン。ジャングルポケットが2001年の勝ち馬で、その産駒は昨年2着と3着だ。

 イメージとしては、数でヘイルトゥリーズン系、一発があるならミスタープロスペクター系、相性でジャングルポケット産駒、といった見方になりそうだ。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)日本馬は系統ごとに印がわかれる

 血統の“流れ”が異なる日本と外国をひとくくりにして比較するのはアンフェアかも知れない。そこでまずは日本馬についてだけ系統ごとの成績を調べてみよう。

日本馬・種牡馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系 5回 5回 7回
65頭
7.7%
15.4%
26.2%
ミスタープロスペクター系 2回 0回 0回
8頭
25.0%
25.0%
25.0%
ノーザンダンサー系 0回 2回 1回
24頭
0.0%
8.3%
12.5%
ナスルーラ系 0回 2回 1回
12頭
0.0%
16.7%
25.0%
その他の系統 1回 0回 0回
4頭
25.0%
25.0%
25.0%

 上位入着の多いヘイルトゥリーズン系だが、率としては高くない。また近年は、グラスワンダー産駒スクリーンヒーローとタニノギムレット産駒ウオッカが勝ち、サンデーサイレンス系はブエナビスタの降着があるなど「ヘイルトゥリーズン系といってもサンデーサイレンス一辺倒ではない」という点も覚えておきたい。

 ノーザンダンサー系から出た3着以内3頭は、2番人気コスモバルク、1番人気メイショウサムソン、4番人気ポップロックといずれも人気サイド。逆にナスルーラ系(実質ジャングルポケット産駒)からの3着以内3頭は、2番人気オウケンブルースリ、6番人気トーセンジョーダン、14番人気ジャガーメイルと穴っぽい気配も漂う。「その他の系統」から出た勝ち馬はドロンコ馬場を逃げ切ったタップダンスシチーだ。

 日本馬に限れば、単勝ならミスタープロスペクター系、連軸ならヘイルトゥリーズン系、穴にジャングルポケット産駒、ということになるだろう。

3)ヨーロッパ系と東京2400m系の血統に要注意

 連対を果たした日本馬とその父は、以下の通りだ。

父サンデーサイレンス系
ザッツザプレンティ
父ダンスインザダークは菊花賞馬/父の産駒にデルタブルースなど
ゼンノロブロイ
父はサンデーサイレンス
ハーツクライ
父はサンデーサイレンス
ディープインパクト
父はサンデーサイレンス
ドリームパスポート
父フジキセキは朝日杯勝ち馬/父の産駒にエイジアンウインズなど
ディープスカイ
父アグネスタキオン/父の産駒にダイワスカーレットなど
ブエナビスタ
父スペシャルウィークは日本ダービー馬/父の産駒にシーザリオなど

 マイラー〜中距離色の濃い種牡馬より長距離適性の高い種牡馬の方が優位に思える。

父サンデーサイレンス系以外
タップダンスシチー
父プレザントタップは米ダートG1勝ち馬
コスモバルク  
父ザグレブは愛ダービー勝ち馬
アドマイヤムーン
父エンドスウィープはダートのスプリンター
ポップロック  
父エリシオは凱旋門賞勝ち馬
スクリーンヒーロー
父グラスワンダーは有馬記念勝ち馬
ウオッカ    
父タニノギムレットは日本ダービー勝ち馬
オウケンブルースリ
父ジャングルポケットはジャパンCと日本ダービー勝ち馬
ローズキングダム
父キングカメハメハは日本ダービー勝ち馬
トーセンジョーダン
父ジャングルポケットはジャパンCと日本ダービー勝ち馬

 タップダンスシチーが勝ったのはドロンコ馬場、アドマイヤムーンが勝った2007年は馬インフルエンザの影響で大物の来日がなく、スクリーンヒーローが勝った2008年も前年7着のペイパルブルが外国馬最高評価(7番人気)と低調な年だった。これらを除けば、父馬は「欧州の一流レースまたは東京の2400mで実績がある」という血統ばかりである。

4)日本馬は母父サンデーサイレンスが急進

 同じく日本馬について、母の父の系統別成績を調べてみよう。

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 3回 4回 3回 37頭
8.1%
18.9%
27.0%
ヘイルトゥリーズン系 3回 1回 1回 17頭
17.6%
23.5%
29.4%
ナスルーラ系 1回 3回 3回 34頭
2.9%
11.8%
20.6%
ミスタープロスペクター系 1回 1回 2回 14頭
7.1%
14.3%
28.6%
その他の系統 0回 0回 0回 11頭
0.0%
0.0%
0.0%

 母父ヘイルトゥリーズン系の成績が目立つ。しかも3着以内に入った5頭はすべて母父サンデーサイレンスだ。

5)外国馬はプロフィールを詳しく見たい

 過去10年に外国馬はのべ53頭が出走し、3着以内に入ったのはわずか4頭。うち2頭は中山でおこなわれた2002年の1着馬ファルブラヴと2着サラファンだ。

 この2頭と2005年の勝ち馬アルカセット、2006年3着のウィジャボードに共通項があるとすれば、速い芝への適応力。ファルブラヴはイタリアの速い馬場で好走した実績があり、父Fairy Kingの産駒には高松宮杯を勝ったシンコウキングがいる。サラファンは1800mの米G1勝ち馬で、父Lear FanはマイルG1の勝ち馬。アルカセットの父KingmamboはマイルG1勝ち馬で、ウィジャボードは前走・米BCフィリー&メアターフ1着、父Cape CrossはマイルG1勝ち馬。

 いわゆる“重め”の欧州・芝でしか実績のない血統は軽視し、むしろマイラー〜中距離色を重視、時計の裏付けにも注目したい。

結論

 日本馬では「父ミスタープロスペクター系」「長距離適性の高いサンデーサイレンス系」「欧州の一流レースまたは東京の2400mで実績がある種牡馬」「父ジャングルポケット」「母父サンデーサイレンス」あたりが狙い目。外国馬なら「重い血統よりマイラー」ということになる。

 オルフェーヴルは「長距離適性の高いサンデーサイレンス系」だが、父ステイゴールドの東京2400m実績が不満、母父が「その他の系統」である点も問題だ。フェノーメノも父ステイゴールド、ダークシャドウとエイシンフラッシュは「母父がその他の系統」が気になる。

 となれば父キングカメハメハ×母父トニービン(ナスルーラ系)のルーラーシップ、父ディープインパクト×母父Bertolini(ノーザンダンサー系)のジェンティルドンナを上位に見たい。もちろんローズキングダムと、ジャングルポケット産駒のオウケンブルースリ、ジャガーメイル、トーセンジョーダンも無視できず、復活に期待してヒモ穴として拾っておきたい。

 外国馬ではジャッカルベリーが父ミスタープロスペクター系だが、マイラー色はそう高くない。凱旋門賞馬ソレミア、スリプトラ、マウントアトスは父ノーザンダンサー系、レッドカドーは父その他の系統で、このあたりは馬場が渋らない限り勝ち負けは苦しそうだ。

【ルーラーシップの血統表】

ルーラーシップの血統表

【ジェンティルドンナの血統表】

ジェンティルドンナの血統表

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