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第31回 ジャパンカップ特集 2011年11月27日(日)15時20分発走 東京競馬場 芝2400m

ローズキングダムの連覇なるか、同配合のトゥザグローリーも注目

1)ヘイルトゥリーズン系とミスタープロスペクター系の争い

 過去10年における父馬の系統別成績は以下の通りだ。

種牡馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系
4回 6回 7回 63頭
6.3%
15.9%
27.0%
ミスタープロスペクター系
3回 0回 0回 12頭
25.0%
25.0%
25.0%
ノーザンダンサー系
1回 3回 2回 58頭
1.7%
6.9%
10.3%
ナスルーラ系
1回 1回 0回 19頭
5.3%
10.5%
10.5%
その他の系統
1回 0回 1回 13頭
7.7%
7.7%
15.4%

 近年のジャパンCでは日本馬が外国馬を圧倒しており、日本で主流となっている父ヘイルトゥリーズン系が上位に入ることが多くなるのも当然だろう。

 ただ近年はアルカセット、アドマイヤムーン、ローズキングダムとミスタープロスペクター系の勢いも目立つ。一応はヘイルトゥリーズン系が中心、それを負かせるのはミスタープロスペクター系、という見方になりそうだ。


【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)日本馬はヘイルトゥリーズン系が無難だが……

 血統の“流れ”が異なる日本と外国をひとくくりにして比較するのはアンフェアかもしれない。そこでまずは日本馬についてだけ系統ごとの成績を調べてみよう。

日本馬・種牡馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系
4回 5回 7回
61頭
6.6%
14.8%
26.2%
ミスタープロスペクター系
2回 0回 0回
6頭
33.3%
33.3%
33.3%
ノーザンダンサー系
0回 3回 1回
27頭
0.0%
11.1%
14.8%
ナスルーラ系
1回 1回 0回
10頭
10.0%
20.0%
20.0%
その他の系統
1回 0回 1回
5頭
20.0%
20.0%
40.0%

 上位入着の多いヘイルトゥリーズン系だが、率としては高くないのが実情。やはりミスタープロスペクター系の勢いの方に目を奪われる。

 ノーザンダンサー系が勝ち切れていないのもポイントで、3着までに入った4頭は、1番人気テイエムオペラオー、2番人気コスモバルク、1番人気メイショウサムソン、4番人気ポップロックと、人気サイドに偏っている。またナスルーラ系の1勝・2着1回は、トニービン産駒のジャングルポケット、そのジャングルポケットの産駒オウケンブルースリと、「東京大好き親子」が稼いだ数字である。その他の系統から出た3着以内馬は、外国馬が比較的手薄だった年のナリタトップロードと、ドロンコ馬場を逃げ切ったタップダンスシチーだ。

 まとめれば、日本馬に◎○を打つならミスタープロスペクター系、ヘイルトゥリーズン系、ジャングルポケットの産駒、ということになるだろう。

3)日本馬は母父サンデーサイレンスが急進

 同じく日本馬について、母の父の系統別成績を調べてみよう。

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系
3回 1回 0回 14頭
21.4%
28.6%
28.6%
ミスタープロスペクター系
1回 1回 2回 12頭
8.3%
16.7%
33.3%
ノーザンダンサー系
3回 3回 3回 36頭
8.3%
16.7%
25.0%
ナスルーラ系
1回 4回 3回 34頭
2.9%
14.7%
23.5%
その他の系統
0回 0回 1回 13頭
0.0%
0.0%
7.7%

 安定感では母父ノーザンダンサー系だが、強さでは母父ヘイルトゥリーズン系。しかも連対を果たした4頭はすべて母父サンデーサイレンスだ。日本におけるメインストリームといえる「母父サンデーサイレンス」こそ、ジャパンカップ優勝にもっとも近い位置にいる、というわけだ。

4)外国馬はプロフィールを詳しく見たい

外国馬・種牡馬の系統   1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系
1回 0回 1回
31頭
3.2%
3.2%
6.5%
ミスタープロスペクター系
1回 0回 0回
5頭
16.7%
16.7%
16.7%
ヘイルトゥリーズン系
0回 1回 0回
2頭
0.0%
50.0%
50.0%
ナスルーラ系
0回 0回 0回
9頭
0.0%
0.0%
0.0%
その他の系統
0回 0回 0回
8頭
0.0%
0.0%
0.0%

 サンプル数は少ないものの、それでもナスルーラ系(アンジュガブリエルが3番人気7着、コンデュイットが3番人気4着など)、その他の系統(入着すらなし)の不振は明らかだろう。

 ノーザンダンサー系で勝ったのは2002年のファルブラヴだけで、この年は中山開催だったから府中での信頼度となると疑問。またファルブラヴはイタリアの速い馬場で好走した実績があり、2006年3着のウィジャボードも前走は米BCフィリー&メアターフ1着。いわゆる“重め”の欧州でしか実績のないノーザンダンサー系は用なしといえる。

5)ヨーロッパ系と東京2400m系の血統に要注意

 東京開催における連対馬のうち、父がサンデーサイレンス系以外という馬は下記の11頭だ。

ジャングルポケット
父トニービンは仏G1凱旋門賞勝ち馬/自身は日本ダービー馬
テイエムオペラオー
父オペラハウスは英G1キングジョージなどの勝ち馬
タップダンスシチー
父プレザントタップは米ダートG1勝ち馬
コスモバルク
父ザグレブは愛ダービー勝ち馬
アルカセット
父Kingmamboは仏2000ギニーなどの勝ち馬/産駒にエルコンドルパサーなど
アドマイヤムーン
父エンドスウィープはダートのスプリンター
ポップロック
父エリシオは凱旋門賞勝ち馬
スクリーンヒーロー
父グラスワンダーは有馬記念勝ち馬
ウオッカ
父タニノギムレットは日本ダービー勝ち馬
オウケンブルースリ
父ジャングルポケットはジャパンCと日本ダービー勝ち馬
ローズキングダム
父キングカメハメハは日本ダービー勝ち馬

 タップダンスシチーが勝ったのはドロンコ馬場、アドマイヤムーンが勝った2007年は馬インフルエンザの影響で大物の来日がなく、翌2008年は前年7着のペイパルブルが外国馬最高評価(7番人気)と低調な年だった。これらを除けば、父馬は「欧州の一流レースまたは東京の2400mで実績がある」という血統ばかりである。

結論

 凱旋門賞1〜2着馬や 北米のG1勝ち馬など、今年のジャパンカップに参戦する外国馬はまずまずのハイレベル。よほどのドロドロ馬場にでもならない限り、これまで通りヘイルトゥリーズン系、ミスタープロスペクター系、母父サンデーサイレンス、速い馬場への対応力がある外国馬などが上位を争うはずだ。

 まずは日本馬だが、人気になるであろうブエナビスタやヴィクトワールピサより上位に見たいのが、父キングカメハメハ×母父サンデーサイレンスで連覇のかかるローズキングダム、同じ配合のトゥザグローリー、そして父ジャングルポケット×母父サンデーサイレンスのジャガーメイルだ。

 外国馬では、凱旋門賞を好タイムで制したデインドリーム(父はノーザンダンサー系でバーデン大賞などを勝ったLomitas)、同2着のシャレータ(父はノーザンダンサー系で英ダービー勝ち馬のSinndar)が強敵で、3着なら十分にありそう。サラリンクスは父がモンジュー(ノーザンダンサー系で凱旋門賞勝ち馬)ながらカナディアン国際Sの勝ちタイムが遅くて苦しい。ミッションアプルーヴドは父がナスルーラ系With Approvalで切りの一手だろう。

【ローズキングダムの血統表】

トーセンジョーダンの血統表

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