JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

馬券購入に役立つオッズ情報や競馬情報をはじめ、競馬データによる競馬予想の楽しさをご紹介。

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場
第30回 ジャパンカップ特集 2010年11月28日(日)15時20分発走 東京競馬場 芝2400m

世界から集う最強馬決定戦 東京芝2400m〔Cコース〕

コース図(東京芝2400m)

全馬がフルの力を発揮しやすい

 今年で30回目を迎える国内最大の国際G1競走。それに伴いワールド・スーパージョッキーズ・シリーズが今年は東京競馬場で行われることになった。ただ、ジャパンカップは通常通り、年内最後の東京開催(5回開催)の最終日に行われる。コース設定も例年通りで、Cコース(Aコースから6m外に内柵を設置)が使用される。芝は野芝にオーバーシード(イタリアンライグラス)した状態での施行。今開催に入ってからは天候に恵まれて良馬場でのレースが続いている。先週土曜日に行われた東京スポーツ杯2歳Sの勝ちタイムは1分47秒3(良)。良好な馬場状態を保っている。内外の馬場状態に大きな差はない。

 ホームストレッチにあるメモリアルスタンド前からの発走で、コースを一周弱回る。最初の1コーナーまでの距離は313m。ゴール前の直線は525.9m。日本を代表する広々としたコース設定で、全馬がフルの力を発揮するには格好の舞台。過去10年(中山で行われた02年は除く)の枠順別成績は、4枠のみ2勝で、その他の枠はそれそれ1勝ずつを挙げている。力の差がほとんどない馬同士の対決になった場合、厳密には経済コースを通れた方が有利となるが、枠順の段階での大きな有利・不利は生じない。なお、脚質別成績(同)は逃げ馬が【1.0.0.9】、追い込み馬が【0.2.3.34】で苦戦。先行馬は【1.5.2.31】、差し馬は【7.2.4.47】。連対率はともに15%弱だが、勝ち切っているのは圧倒的に差し馬だ。

展開の読みが大きなポイント

レース写真(東京芝2400m)

 コース改修後の3年間(03〜05年)は、従来の本競走らしく厳しいペースの底力勝負となった。アルカセットが勝った05年は2分22秒1のレコード決着。テンの3ハロンが34秒7という猛時計で入り、道中も全く緩まない壮絶なハイペース。結果、追い込み馬同士の決着となった。この年は極端だが、道中あまり緩みがなく、一貫して速いラップを刻む展開になりやすかった。

 しかし、その後の3年間(06〜08年)は対照的に完全なスローペース。ディープインパクトが勝った06年は2分25秒1の時計。前半600mの通過が37秒0と遅く、中間もスローペース。ラスト4ハロンがすべて11秒台のロングスパートレースで、上がり3ハロンが34秒3という極端な上がり勝負となった。この年は少頭数の11頭立ての影響が大きかったと思われたが、アドマイヤムーンが勝った07年も前半1000m通過は60秒1。06年ほど前半は遅くなかったが、レースの上がり3ハロンは34秒3。そして、スクリーンヒーローが勝った08年は前半1000m通過が61秒8のスロー。レースの上がり3ハロンは34秒4と、こちらも上がりの勝負になった。

 だが、昨年はリーチザクラウンがいいペースで引っ張ったため、前半1000m通過が59秒0。距離延長に少し不安があったウオッカがスムーズに折り合えるペースとなり、これが勝利に大きく結びついた。逃げ、先行馬の動向次第で、ペースが大きく変わっており、展開の読みが予想の大きなポイントになる。ペースによって勝ち時計も変わる。平均からハイペースになれば2分22秒台が出る。スローペースだと2分24〜25秒台ぐらいの決着になりそう。

外国馬は時計面の対応が課題

 良馬場では以上のようなタイムとなるので、外国馬にとっては厳しい。特に2分20秒台の後半から30秒台の前半で決着するイギリスやフランスの12ハロン戦でしか実績がない馬は、高速時計への対応が大きな課題だ。起伏が激しく、芝が重い馬場での実績はほとんど参考にならない。たとえ、キングジョージや凱旋門の勝ち馬であっても過大評価は禁物。日本馬が凱旋門賞で好走するのが大変なのと同じように、欧州の馬が日本のジャパンカップで好走することも困難。できれば同じ欧州でも時計の出方が日本に近いイタリアや、北米や香港、ドバイ(芝コース)のビッグレースでの実績・経験がほしい。

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN