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国内最高賞金がかかる大一番 東京芝2400m〔Cコース〕

コース図(東京芝2400m)コースロスは避けたい馬場

 年内最後の東京開催(5回開催)の最終日に行われるわが国最大の国際G1競走。ジャパン・オータムインターナショナルの第3戦で、国内最高の賞金額がかかる一戦。本競走はコース改修後の03年からCコースを使用。Cコースは前週に続き、2週目となる。時期は違うが、日本ダービーとオークスと同じコース設定で行われる。ホームストレッチにあるメモリアルスタンド前からの発走で、コースを一周弱回る。最初の1コーナーまでの距離は313m。ゴール前の直線は525.9m。芝はオーバーシードでイタリアンライグラス(洋芝)が使用されている。

 今秋の東京開催は最初の2週間を除き、馬場の内・外はフラットの状態。したがって、経済コースを通れる馬が有利で、特に短距離は逃げ馬がそのまま押し切るケースが目立つ。中長距離では力があれば馬場の真ん中からの差しが届くが、なるべくコースロスは避けたいところだ。

レース写真(東京芝2400m)近3年は完全な上がり勝負

 コース改修後の3年間は以前のように流れが厳しく底力勝負となった。アルカセットが勝った05年は2分22秒1のレコード決着。テンの3ハロンが34秒7という猛時計で入り、道中も全く緩まない壮絶なハイペース。結果、追い込み馬同士の決着となった。この年は極端だが、本競走は通常道中あまり緩みがなく、一貫して速いラップを刻む展開になりやすかった。特にコース改修後の走破時計は速く、良馬場なら2分23秒台の時計は軽く出るような馬場になっている。

 ところが、近3年は完全なスローペース。ディープインパクトが勝った06年は2分25秒1の時計。前半600mの通過が37秒0と遅く、中間もスローペース。ラスト4ハロンがすべて11秒台のロングスパートレースで、上がり3ハロンが34秒3という極端な上がり勝負となった。この年は少頭数の11頭立ての影響が大きかったと思われたが、アドマイヤムーンが勝った07年も前半1000m通過は60秒1。06年ほど前半は遅くなかったが、レースの上がり3ハロンは34秒3。そして、スクリーンヒーローが勝った昨年も前半1000m通過が61秒8のスロー。レースの上がり3ハロンは34秒4と、最後の直線での上がり勝負になっている。逃げ、先行馬の動向次第だが、今後も上がりが速いレースになることの方が多そうだ。

欧州の馬は馬場適性が課題

 道中のペースが速くなり勝ち時計が速くなっても、スローペースの上がり勝負となっても外国馬にとっては、厳しいレース。特に2分20秒台の後半から30秒台の前半で決着するイギリスやフランスの12ハロン戦でしか実績がない馬は、この時計への対応は困難。起伏が激しく、芝が重い馬場での実績はほとんど参考にならない。たとえ、キングジョージや凱旋門の勝ち馬であっても過大評価は禁物。日本馬が凱旋門賞で好走するのが大変なのと同じように、欧州の馬が日本のジャパンカップに対応するのもまた困難。同じ欧州でも時計の出方が日本に近いイタリアや、北米や香港、ドバイ(ナドアルシバ競馬場の芝コース)のビッグレースでの実績・経験の方が参考になる。

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