G1特集 第34回 ホープフルステークスG1特集 第34回 ホープフルステークス

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ジャンダルム レースセンスと素質が光る良血馬

ジャンダルム
デイリー杯2歳Sを制したジャンダルム

外国産馬だが、母のビリーヴは日本で走り高松宮記念やスプリンターズSを制した。子供にはファリダットやフィドゥーシアがおり、そのスピードは受け継がれている。そういう意味では本馬はやや異質なタイプ。デビュー戦は阪神芝1600mで、スローペースの展開を抜け出した。時計的にはあまり早くはなかったが、前走デイリー杯2歳Sを優勝。いきなり重賞を制し、非凡な素質を見せた。距離が伸びても対応はできそうだし、レースセンスも十分。中山芝2000mでもそれなりの競馬はできそうだ。G1へと昇格した記念の年に、勝ち馬としてその名を刻みたい。

タイムフライヤー すでに中距離で強い内容を示す

タイムフライヤー
萩Sで強さを示したタイムフライヤー

父がハーツクライで、近親にはタイムパラドックスやサクラローレルがいる血統。晩成型で距離は伸びた方が良さそうだし、2歳からバリバリ走るイメージはないが、ここまでのパフォーマンスは優秀。特に2走前・萩Sの内容が強かった。重馬場ではあったが、4馬身差の圧勝。前走ラジオNIKKEI杯京都2歳Sでは2着に敗れたが、勝ち馬とはタイム差はない。良馬場でも高い水準の走りを見せた。本質的には広いコースの方がいいかもしれないが、中山の急坂がマイナスになるイメージはない。うまく流れに乗って捌ければチャンスは大きい。

サンリヴァル 芙蓉S勝ちの実績・経験は強み

ダンスディレクター
芙蓉Sを制したサンリヴァル

9月の新潟芝1800mでデビュー勝ちを果たし、前走は芙蓉Sに出走。前半1000m通過が63秒9のスローペースを2番手で追走。ファストアプローチとの叩き合いから1馬身1/4抜けてきた。同馬は札幌2歳Sの2着馬。勝ち馬のロックディスタウンは阪神JFでこそ人気を裏切ったが、力があるのは間違いない。本馬も単純な物差しで当てはめて、重賞でも通用する力があると言える。無論、今回と同じ中山芝2000mで実績を残している点は強みだ。血統的には良くなるのはまだ先かもしれないが、現時点でもチャンスがある有力馬の1頭と言えるだろう。

シャルルマーニュ 中山替わりは歓迎の堅実派

すでにキャリアが5戦と豊富。勝ち鞍は3戦目の未勝利戦(小倉芝1800m)だけだが、通算成績は【1.2.2.0】とここまで堅実に走っている。特に前走の東スポ杯2歳Sでの3着が光る。勝ったワグネリアンが強すぎただけで、2〜3着馬も例年ならば勝ってもおかしくないレベルにあるとみる。それにそもそも速い上がりの勝負が得意というわけでもない。好位追走から抜け出すタイプであり、立ち回りのうまさが武器だろう。よってコーナーが4回の中山芝2000mは歓迎だろう。1ハロンの延長ももちろん大丈夫だ。上位争いは十分可能とみる。

ジュンヴァルロ 逃げて2戦2勝だがどこまで

10月の京都芝2000mでデビュー。主導権を奪い平均ペースに持ち込むと、そのまま逃げ切って見せた。勝ちタイムとしては速くなかったため、前走黄菊賞でも4番人気。それでもハナに立ち、レースを引っ張るとケイティクレバーの追撃を振り切り、そのまま押し切った。同馬は次走ラジオNIKKEI杯京都2歳Sでは3着に好走。黄菊賞自体のタイムは水準並みだったが、本馬も侮ることはできないか。New Approach産駒なので、一瞬の鋭い決め手勝負では分が悪そう。相手が強くなることもあり、展開の恩恵は間違いなくほしいところだ。