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スズカマンボ インを突いて13番人気馬の大激走[2005年]

史上まれに見る大混戦

 リンカーンが悲願のGI初制覇を果たすのか、豪州最強牝馬マカイビーディーヴァが能力の高さを見せつけるのか、2年前の勝ち馬ヒシミラクルが復活するのか。あるいはアイポッパーやシルクフェイマス、アドマイヤグルーヴ、ザッツザプレンティ、ハーツクライらの地力に賭けるべきか……。

 2005年・春の天皇賞では、多くのファンがレースの焦点を見つけられずにいた。何しろこれら実績上位馬は、前哨戦でことごとく敗退していたのである。

 迷いはオッズに現れ、人気は割れ気味。混沌の中でおこなわれたこの一戦は、実際、直線に入ると一団の追い比べとなる。

 そこから鮮やかに抜け出してきたのがスズカマンボだった。

菊花賞で手応えを得た鞍上

スズカマンボ写真

 2歳時には萩Sをレコードタイムで制し、3歳時も若葉S2着、京都新聞杯2着、朝日チャレンジC優勝、鳴尾記念2着と上々の戦績を残してきたスズカマンボ。だがGIでは、朝日杯フューチュリティS13着、皐月賞17着、日本ダービー5着、菊花賞6着などと苦戦を強いられていた。

 4歳初戦となった前走・大阪―ハンブルクCも3着に終わっており、この天皇賞では単勝オッズ35・1倍の13番人気と軽んじられていたが、それも無理のない存在だったといえるだろう。

 ただし鞍上の安藤勝己騎手は、密かに手ごたえを感じていた。キッカケは、外を回らされる厳しいレースながらコンマ4秒差に追い込んだ菊花賞。「上手く乗れば勝負になる」と、ひたすら馬群の内で折り合うことに専念してスズカマンボを走らせたのである。

GI史上初の3連単100万馬券

 そして直線。激しい叩き合いの中から、スズカマンボは内を通って力強く抜け出す。直線半ばで先頭に立つと、そのまま2着争いを1馬身半従えてゴールへ。目論見通り、上手く折り合った結果の伸び脚でGI初制覇を成し遂げたのである。

 しばらく後、京都競馬場のスタンドが大きくどよめいた。14番人気ビッグゴールドが早め先頭から2着に粘り、3着には4番人気アイポッパーが差して、3連単の払戻しは193万9420円。3連単100万馬券は、GI史上初のことだった。

 その後は未勝利のままターフを去ったスズカマンボだが、ファンに混迷と驚嘆とを与えたこの天皇賞の勝ち馬として、鮮明に記憶される1頭である。

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