G1特集 第151回 天皇賞(春)G1特集 第151回 天皇賞(春)

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天皇賞(春)とは?

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今回で151回目を迎える天皇賞。春は平地G1では最長の芝3200mで行われる。新緑まばゆい淀のターフでナンバーワンステイヤーに輝くのは果たして?

伝統ある古馬長距離戦の最高峰

1905年に横浜の日本レースクラブによって創設された「エンペラーズカップ」が前身。翌年から「帝室御賞典競走」として行われた。36年の日本競馬会設立を機に、翌37年には春は阪神、秋は東京の年2回開催となる。同年秋季のレースが第1回とされ、東京競馬場・芝2600mで行われた。第3回からは5歳(旧表記)以上、芝3200mで実施。戦争による中断の後、47年春に「平和賞」の名で復活。同年秋に現在の「天皇賞」に改称され、春は京都、秋は東京での開催となった。81年春からは勝ち抜き制(優勝馬が再び出走できない制度)が廃止された。

84年のグレード制導入ではG1に格付け。同年より秋の東京開催は2000m戦へと短縮。分割されたことで春の天皇賞が唯一、古馬長距離戦の最高峰の地位を確立することとなった。95年からは地方馬、00年からは外国産馬も出走可能。05年には国際競走に指定。07年には外国馬の出走枠が最大9頭まで拡大され、08年からはセン馬も出走可能となった。また12年からは出走予定馬のレーティング上位5頭が優先して出走できるようになった。

京都芝3200mの適性が問われる一戦

春秋で距離が分割された84年以降は、時代を牽引する一流のステイヤーが優勝。タマモクロス、スーパークリーク、メジロマックイーン、ライスシャワーらが淀の3200mを舞台にその強さを存分に発揮してみせた。

ただ、00年・01年連覇を達成したテイエムオペラオー以降は少し様相が変化している。1番人気で勝利したのはディープインパクトのみで、イングランディーレ・マイネルキッツ・ビートブラックといった伏兵馬が実績馬を退けて優勝するケースが目立つ。昨年はフェノーメノが史上3頭目の天皇賞・春連覇を達成。他のコースの実績よりも、京都芝3200mの適性が問われる一戦といえそうだ。

史上初の3連覇なるか?

今年は史上初の3連覇を目指すフェノーメノに加えて、昨年の2着馬ウインバリアシオン、1番人気で4着と敗れたキズナも出走予定。3回目の挑戦となるゴールドシップとともにリベンジに燃える。

初挑戦となる4歳馬からは日経新春杯・日経賞と連勝中の上がり馬アドマイヤデウス、レコード決着となった昨年の菊花賞2着のサウンズオブアースらがスタンバイ。世代別の強豪が激突する戦いで、頂点に立つのはどの馬か。見応えある一戦になるのは間違いない。