G1特集 第151回 天皇賞(春)G1特集 第151回 天皇賞(春)

コース解説

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長距離部門の頂上決戦
京都芝3200m〔Cコース〕

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昨年はフェノーメノが抜け出して連覇を達成

馬場状態は良好で好時計見込める

今年も3回京都開催は12日間の予定となっている。コース区分は前半6日間はCコース、後半6日間はDコース。したがって、2週目の今週はCコースが使用される。CコースはAコースから直線部7m、曲線部6m外側に仮柵が設置される。幅員は21mから32m。芝は野芝に洋芝をオーバーシード(イタリアンライグラス)した状態となっている。JRAの発表によると、野芝・洋芝ともに生育は順調で、全体的に良好な状態とのこと。

開幕週となった先週は好天にも恵まれて、非常にいい馬場状態であることがうかがえた。日曜日のマイラーズCはペースが遅かったこともあり、1分32秒6(良)という平凡な時計だったが、土曜日の錦S(1600万・芝1600m)の勝ち時計は1分32秒0(良)。速い時計が出ており、良好かつ高速な馬場と言えるだろう。

菊花賞以上のタフなレース

コース解説図

京都芝3200mのスタート地点は、向正面直線の中間点よりやや左。現在では天皇賞(春)でしか使われないコースであり、外回りコースを約1周半する。菊花賞のスタート地点に比べると、最初の3コーナーまでの距離が十分に取られている状況だが、スタート直後は先行勢のポジション取りで、ある程度速く流れることが多い。一周目の正面スタンド前あたりまでは平均ペースで流れ、その後にペースが落ちて、各馬が息を入れることになる。

2周目の向正面では平均からやや遅めのペースで流れる。再び隊列が動き出すのが3コーナー過ぎ、坂の頂上付近。ここからゴールまでの800mの間、下り坂も利して、目一杯の追い比べとなる。すでに2400mを走った後だが、さらにラスト4ハロンで速い脚が要求されるという厳しいレースだ。相対的にラップ構成を見た場合、菊花賞よりも中盤が緩まないのに、後半のラップも速い。3歳馬限定戦と、古馬戦との違いが如実に表れている。スタミナに加え、息の長い末脚が要求されるタフなレースだ。

長丁場のレースであるため、ペースは平均ペースからスローペースになることが多い。ただし、12年や13年は前の馬が飛ばしたことで、厳しいレースラップとなり上がりの時計がかかった。高速馬場であっても勝ち時計にはバラつきがあり、事前に予測するのは難しい。一応、レコードは06年にディープインパクトが記録した3分13秒4となっている。過去10年で最も時計がかかったのは、稍重で行われた11年。ヒルノダムールがマークした3分20秒6だ。

追い込みは厳しく、逃げ馬を警戒

過去10年の脚質別成績は、追い込み馬だけが【0.0.0.46】と全く勝負になっていない。このレースに限らず、長距離線の直線一気はたいてい厳しい。高速馬場により、その傾向に拍車がかかっている。末脚を生かす競馬ではダメというわけではなく、序盤に後ろで構えた場合は、2週目の3〜4コーナーあたりでポジションを押し上げていく必要がある。差し馬は【5.2.6.62】となっており、勝ち方としては最も多い。そして、先行馬は【3.7.4.22】。2着が多いものの、複勝率は38.9%で圧倒的に優秀だ。逃げ馬は【1.0.0.11】。好走したのは12年1着のビートブラックだけだが、長距離戦の逃げ馬は常に警戒しておきたい。

枠順成績は、1枠が【3.1.1.14】で最多勝。連対率も最も高い。複勝率は6枠がトップで【1.2.3.14】という成績。すべての枠番から連対馬は出ており、8枠も【1.4.1.22】で1枠の次に連対率は高い。よって、あまり枠順は気にしなくてもいいかもしれない。ただ、理屈的にはコーナーをたくさん回る上、高速馬場という状況を考えると内目の枠の方が有利に働くはず。