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第147回 天皇賞(春)特集 22013年4月28日(日)15時40分発走 京都競馬場 芝3200m

アドマイヤラクティに血統的な魅力!

1)安定感のノーザンダンサー系か、巻き返しのSS系か

 過去10年の連対馬は以下の通り。2006年まではサンデーサイレンス(SS)が圧倒的な成績を残していたが、直子減少にともなって衰退。代わってノーザンダンサー系が台頭し、そこへサンデーサイレンスの孫(後継種牡馬の子や母父サンデーサイレンス)やジャングルポケットが急追をしはじめた、というのが、近年の天皇賞(春)のイメージである。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)率ではノーザン系、勢いではサンデーサイレンス系

 系統別の成績は以下の通り。サンデーサイレンス系が1〜3着以内馬の半数を占めているわけだが、アベレージ的には平凡。むしろ勝率で倍以上も優秀なノーザンダンサー系の数値に目を奪われる。

父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 4回 3回 7回 74頭
5.4%
9.5%
18.9%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 2回 0回 18頭
0.0%
11.1%
11.1%
ノーザンダンサー系 4回 2回 1回 34頭
11.8%
17.6%
20.6%
ナスルーラ系 1回 1回 0回 18頭
5.6%
11.1%
11.1%
ミスタープロスペクター系 0回 2回 1回 19頭
0.0%
10.5%
15.8%
その他の系統 1回 0回 1回 10頭
10.0%
10.0%
20.0%

 また同じサンデーサイレンス系でもダンスインザダーク産駒が10年間で17頭走って3着1回、昨年はミスキャスト産駒ビートブラックが穴を開けたものの大本命オルフェーヴルが期待を裏切るなど、安定感には疑問が残る。

 それでも目下2連勝中の勢いに乗ってサンデーサイレンス系が躍進することも考えられるが、いまのところはまだノーザンダンサー系に対する注意も必要であるはずだ。

3)必須なのはノーザンダンサーの血の濃さか

 サンデーサイレンスの勢いが途絶えて以降、2007年〜2012年までの連対馬10頭を見ると、5頭が父ノーザンダンサー系、6頭が母父ノーザンダンサー系。どちらにも該当しない馬のうち、ジャガーメイルはノーザンダンサーの4×4インブリードを持ち、エイシンフラッシュも5×6と薄いながらノーザンダンサーのインブリードとなっている。

 ビートブラックのみノーザンダンサーの血を持たないが、これを「オルフェーヴルがまったく走らなかったイレギュラーな一戦」と捉えれば、「ノーザンダンサーの血をなるべく濃く受け継ぐ馬に注目したくなる」というのが、このレースの傾向である。

4)2400m以上向きのスタミナ血脈が大切

 連対馬の父について、現役時代の成績をまとめてみた(サンデーサイレンスは除く)。大半が国際的評価の高い2400m級またはそれ以上のG1で活躍していた馬たちであることがわかる。

種牡馬 主な勝ち鞍または2着
サッカーボーイ マイルCS
リアルシヤダイ ドーヴィル大賞/仏ダービー2着
ホワイトマズル ドーヴィル大賞/凱旋門賞2着
ブライアンズタイム フロリダダービー
オペラハウス キングジョージ
スキャターザゴールド カナダ二冠馬
フレンチデピュティ ジェロームH
チーフベアハート ブリーダーズCターフ
アドマイヤベガ 日本ダービー
ジャングルポケット 日本ダービー/ジャパンC
マンハッタンカフェ 菊花賞/有馬記念/天皇賞・春
King's Best 英2000ギニー
ミスキャスト プリンシパルS

 マイラーといえるのは、ヒシミラクルの父サッカーボーイ、アドマイヤジュピタの父フレンチデピュティ、エイシンフラッシュの父King's Bestだが、サッカーボーイは2頭の菊花賞馬(ナリタトップロードとヒシミラクル自身)を送り出しており、アドマイヤジュピタの母父はリアルシャダイ。エイシンフラッシュは自身が日本ダービーを制しているほか、母は独セントレジャー勝ち馬、母父Platiniはミラノ大賞の優勝馬だ。

 ビッグゴールドの父ブライアンズタイム、エリモエクスパイアの父スキャターザゴールドはダート馬だが、ブライアンズタイムは名うてのスタミナ種牡馬、エリモエクスパイアの母父コマンダーインチーフは英愛ダービー優勝馬だ。この中では実績的に大きく劣るミスキャストだが、その母父は凱旋門賞馬トニービン、ビートブラックの母父はブライアンズタイム。

 トータルイメージとしては、やはりスピードよりスタミナ。日欧米の2400m以上G1や菊花賞を勝ち切る重厚な血が父または母父に必須といえるだろう。

結論

 条件としては「父は2400m以上の国際的なG1で活躍した」というタイプで、「ノーザンダンサーの血が濃い」馬が狙い目。サンデーサイレンス後継種牡馬の産駒たちは、この2つをクリアしない限りは軽視したいところだ。

 現実にこのレースを勝っているマイネルキッツはいるが、近走の迫力には不満。ならば父サンデーサイレンス系×母父ノーザンダンサー系という配合から勝ち馬を探すのがセオリーか。

 1着候補は、父がドバイシーマクラシックのハーツクライ×母父が凱旋門賞馬エリシオのアドマイヤラクティ、父が香港ヴァーズ勝ち馬ステイゴールド×母父が英ダービー馬エルハーブのサトノシュレン、ということになるだろう。

【アドマイヤラクティの血統表】

アドマイヤラクティの血統表

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