JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

馬券購入に役立つオッズ情報や競馬情報をはじめ、競馬データによる競馬予想の楽しさをご紹介。

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場
第145回 天皇賞(春)特集 2012年4月29日(日)15時40分発走 京都競馬場 芝3200m

オルフェーヴルで絶対はない!?

1)サンデーサイレンスを駆逐しつつあるノーザンダンサー系

 過去10年の連対馬は以下の通り。かつてはサンデーサイレンスが圧倒的な成績を残していたが、直子が減少したため衰退。代わってノーザンダンサー系が台頭し、そこへサンデーサイレンスの孫(後継種牡馬の子や母父サンデーサイレンス)が急追をしはじめた、というのが、近年の天皇賞(春)のイメージである。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)安定感のノーザン系か、勢いのサンデー系か

 系統別の成績は以下の通り。これを見ればサンデーサイレンスの直子がいかに傑出していたかがわかる。また昨年はマンハッタンカフェ産駒ヒルノダムールが勝ったとはいえ、サンデーサイレンスの後継種牡馬たちが“まだまだ”だということも感じられる。

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス直子
3回 2回 1回 24頭
12.5%
20.8%
25.0%
サンデーサイレンス系
1回 1回 5回 44頭
2.3%
4.5%
15.9%
その他のヘイルトゥリーズン系
0回 2回 0回 17頭
0.0%
11.8%
11.8%
ノーザンダンサー系
4回 2回 1回 35頭
11.4%
17.1%
20.0%
ナスルーラ系
1回 1回 0回 18頭
5.6%
11.1%
11.1%
ミスタープロスペクター系
0回 2回 1回 16頭
0.0%
12.5%
18.8%
その他の系統
1回 0回 2回 12頭
8.3%
8.3%
25.0%

 現在の日本競馬を席巻するサンデーサイレンス系が天皇賞(春)でも今後勢いを増すと考えることも可能だが、いまのところはまだ、サンデーサイレンス直子に匹敵する安定感を残してきたノーザンダンサー系を軸とするのが無難だろう。

3)必須なのはノーザンダンサーの血の濃さ

 サンデーサイレンスの直子を除く勝ち馬7頭を見ると、4頭がノーザンダンサー系、ヒルノダムールが母父ノーザンダンサー系、ジャガーメイルがノーザンダンサーの4×4インブリード。もっともノーザンダンサーの血が薄いヒシミラクルは、4代前にノーザンダンサーの血を持つ。

 同じく2着馬8頭を調べると、2頭がノーザンダンサー系、ジャングルポケットとエリモエクスパイアとアルナスラインが母父ノーザンダンサー系だった。

 やはり中心は「ノーザンダンサーの血を、なるべく濃く受け継ぐ馬」となりそうだ。

4)2400m以上向きのスタミナ血脈が大切

 連対馬の父について、現役時代の成績をまとめてみた(サンデーサイレンスは除く)。大半が国際的評価の高い2400m級またはそれ以上のG1で活躍していた馬たちであることがわかる。

種牡馬 主な勝ち鞍または2着
トニービン
凱旋門賞
サッカーボーイ
マイルCS
リアルシヤダイ
ドーヴィル大賞/仏ダービー2着
ホワイトマズル
ドーヴィル大賞/凱旋門賞2着
ブライアンズタイム
フロリダダービー
オペラハウス
キングジョージ
スキャターザゴールド
カナダ二冠馬
フレンチデピュティ
ジェロームH
チーフベアハート
ブリーダーズCターフ
アドマイヤベガ
日本ダービー
ジャングルポケット
日本ダービー/ジャパンC
マンハッタンカフェ
菊花賞/有馬記念/天皇賞・春
King's Best
英2000ギニー

 マイラーといえるのは、ヒシミラクルの父サッカーボーイ、アドマイヤジュピタの父フレンチデピュティ、エイシンフラッシュの父King's Bestだが、サッカーボーイは2頭の菊花賞馬(ナリタトップロードとヒシミラクル自身)を送り出しており、アドマイヤジュピタの母父はリアルシャダイ。エイシンフラッシュは自身が日本ダービーを制しているほか、母は独セントレジャー勝ち馬、母父Platiniはミラノ大賞の優勝馬だ。

 ビッグゴールドの父ブライアンズタイム、エリモエクスパイアの父スキャターザゴールドはダート馬だが、ブライアンズタイムは名うてのスタミナ種牡馬、エリモエクスパイアの母父コマンダーインチーフは英愛ダービー優勝馬だ。

 トータルイメージとしては、やはりスピードよりスタミナ。日欧米の2400m以上G1や菊花賞を勝ち切る重厚な血が父または母父に必須といえるだろう。

結論

 条件としては「父は2400m以上のG1で活躍した」というタイプで、「ノーザンダンサーの血が濃い」馬が狙い目。サンデーサイレンス後継種牡馬の産駒たちは、この2つをクリアしない限りは軽視したいところだ。

 三冠馬オルフェーヴルはノーザンダンサーの4×5で、イメージとしては2着まで。阪神大賞典のようなことが起こる可能性を否定できない。

 となると1着候補は、実際にこのレースを勝っているマイネルキッツか父オペラハウスのメイショウウズシオとなるが、目下の勢いや実績の点で不安に感じる人も少なくないだろう。

 ならば、2連覇を狙うヒルノダムール、秋春連覇のかかるトーセンジョーダン、父ハーツクライ×母父ノーザンダンサー系のウインバリアシオンとギュスターヴクライあたりか。この4頭から2着オルフェーヴルへの馬単が面白い。

 中でも、父がドバイシーマクラシック1着、母がジャパンC2着、母父も2400mで活躍したギュスターヴクライに注目だ。

【ギュスターヴクライの血統表】

ギュスターヴクライの血統表

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN