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切れとスタミナが問われる長距離戦 京都芝3200m〔Bコース〕

コース図(京都芝3200m)今年はBコースを使用

 今年は中京競馬場の改装工事の影響で、京都は3回、4回の連続開催。例年、このレースはDコースで行われていたが、今年はBコース(今開催は前半4日間がBコース、後半4日間がCコース)で行われるという違いがある。BコースはAコースから直線部4m、曲線部3m外側に仮柵を設置。Dコース時に比べて6m内側に仮柵が置かれることとなり、当然コースの幅員が広くなる。芝はオーバーシード(イタリアンライグラス)を使用。昨年秋から前開催までA〜Cコースが使用されたため、例年のDコース時よりも馬場が傷んだところを通ることになる。しかし、前開催終了後に芝の張り替えが実施されたため、傷みはほとんど気にならない。前週の土曜日は稍重だったが、日曜日10R・1000万クラスの芝2000mの勝ち時計は2分00秒1。良馬場となり、持ち直した。

レース写真(京都芝3200m)極端に遅いペースにはならない

 スタート地点は向正面の中間点よりやや左。菊花賞よりもさらに200m延長される。このレースでしか使われない特殊なコースで、外回りコースを約1周半する。菊花賞のスタート地点に比べると、最初の3コーナーまでの距離が十分に取られている状況だが、スタート直後は先行勢のポジション取りで、ある程度速く流れる。02年にマンハッタンカフェが勝った時はいきなり前半600mが39秒6というような、極端に遅いペースにはなったが、これは異例のこと。通常は36秒台で流れる。馬場状態が悪くないこともあり、その後の道中のラップも、13秒台はなかなか入らない。入るとすれば、一周目の正面スタンド前を過ぎ、1コーナーのカーブから1〜2コーナーの途中。ラップで言えば、1400m〜1600mの地点。この1ハロンはたいていガクンとペースが落ちるのが特徴で、ここで各馬が息を入れる。

近5年の勝ち馬の上がりは33〜34秒台

 向正面では平均〜やや遅めのペースで流れ、やはり13秒台を超えるようなラップはそう何度も入らない。ここが阪神大賞典やダイヤモンドSなど、他の長距離重賞と違うところ。それでいてなおかつ、隊列が動き出すのが2週目3コーナー過ぎの坂の頂上付近。菊花賞と同じように、ここからゴールまでの800mの間、下り坂を利しての目一杯の追い比べとなる。道中の長い距離を平均的なペースで走り、なおかつラスト3〜4ハロンで速い脚が要求されるという、G1ならではの底力が問われる。近年は馬場の高速化が進み、過去5年の勝ち馬の上がり3ハロンはすべて33〜34秒台。イングランディーレ(04年)のように逃げ切れる馬であれば話は別だが、京都芝コースで速い上がりを出す能力の有無も大事になってくる。ただし、追い込み馬は【0.0.0.42】の成績。シンガリ一気は通用しない。

コーナーは多いが枠順は気にならない

 コーナーをたくさん回るコースという点を考えると、枠順は内枠有利と考えるのが普通だが、実際にはそこまでのアドバンテージはない。ローカルのような窮屈さがなく、競馬場自体が広いからだろう。過去10年に関して言えば、1、3〜5枠が2勝ずつ。7枠はひと息だが、8枠は【1.3.3.18】で連対率16.0%、複勝率28.0%と、なかなかの数字だ。

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