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天皇賞(春)特集
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サンデーサイレンスの孫に騙されるな

1)サンデーサイレンスを駆逐しつつあるノーザンダンサー系

 通算で3勝・2着2回・3着1回と好成績をマークしているサンデーサイレンス。勝率11.5%は、スタミナ血統として知られるリアルシャダイやブライアンズタイムを凌駕している。しかも3着以内に入った6回は、すべて別の馬。1頭のステイヤーに頼るのではなく、コンスタントに天皇賞(春)好走馬を送り出してきたわけだ。

 が、サンデーサイレンス直子のオープン馬は年々減少し、ノーザンダンサー系の活躍が目立つレースになり始めている。

 過去10年、オペラハウスの3勝・2着1回を筆頭に、ホワイトマズル、フレンチデピュティ、チーフベアハートが各1勝、コマンダーインチーフとビッグストーンが2着1回ずつで、計6勝・2着3回。現在最大の勢力といえる。

 これ以外では、サッカーボーイが1勝、ナスルーラ系のトニービンが2着1回、ヘイルトゥリーズン系のリアルシャダイとブライアンズタイムが各2着1回、ミスタープロスペクター系のスキャターザゴールドが2着1回など、ノーザンダンサー系にはやや水を開けられている印象だ。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父


2)母の父は三つ巴模様

 連対馬20頭の母の父は、ノーザンダンサー系が6頭、レイズアネイティヴ系(ミスタープロスペクター系を含む)とナスルーラ系が各5頭、ヘイルトゥリーズン系(リアルシャダイ)が2頭、リボー系とファイントップ系が1頭ずつ。

 父馬よりバラエティに富んでいるが、一応はノーザンダンサー系、レイズアネイティヴ系、ナスルーラ系の三つ巴となっている。

3)サンデーサイレンスの孫たちには疑問符

 サンデーサイレンス亡き後、競馬を支えているのはアグネスタキオンやネオユニヴァースといった後継種牡馬。だが天皇賞(春)だけは例外、下記のように惨憺たる結果を残している(数字は1着−2着−3着−4着以下)。

アドマイヤベガ 0−1−0−2
ステイゴールド 0−0−1−1
スペシャルウィーク 0−0−0−1
ダンスインザダーク 0−0−1−14
フジキセキ 0−0−0−2
マーベラスサンデー 0−0−1−5
母父サンデーサイレンス 0−0−2−15


 つまり、サンデーサイレンスの孫たちの総合成績は[0−1−5−40]。昨年ようやくアルナスラインが連対を果たしたが、トータルとしてはまったくの不振、ほとんどが人気以下の着順に沈んでいる。

 とりわけ目立つのは、後継種牡馬の中でもスタミナ型といわれるダンスインザダークと、競走馬の最大勢力ともいえる「母父サンデーサイレンス」の成績の悪さだ。

4)穴なら「軽快さ」より「重厚さ」

 単勝オッズ6番人気以下で3着以内に入った馬は過去10年で8頭いる。サンデーサイレンス以外の種牡馬(父・母父)を1頭ずつ見ていこう。

サッカーボーイ 菊花賞馬も輩出
シェイデイハイツ 英国際S勝ち馬
リアルシャダイ ライスシャワーなどを出したステイヤー血統
トウショウボーイ スピード型だが三冠馬ミスターシービーを出した
ホワイトマズル キングジョージと凱旋門賞で2着
キングマンボ 自身はマイラーだが、産駒には英セントレジャー勝ち馬など
ブライアンズタイム ナリタブライアンやマヤノトップガンの父
ミスタープロスペクター 英仏のG1ウィナーを多数輩出
サドラーズウェルズ エクリプスS勝ち馬で欧州チャンピオン種牡馬
スキャターザゴールド カナダ二冠馬で、母ダンススマートリーはカナダ三冠馬
コマンダーインチーフ 英愛ダービーの勝ち馬
チーフベアハート 米BCターフ1着など2400m戦を中心に活躍


 トータルイメージとしては、やはりスピードよりスタミナ。菊花賞、英仏や北米の中長距離重賞を勝ち切る“重厚さ”が穴につながるようだ。マイルへの適性もあればベターではないだろうか。

【単勝6番人気以下で3着以内に入った馬の父・母父(過去10年)】

単勝6番人気以下で3着以内に入った馬の父・母父(過去10年)


■■結論■■

 狙いたいのは父がノーザンダンサー系、母父がノーザンダンサー系/レイズアネイティヴ系/ナスルーラ系で、菊花賞や欧米の中長距離重賞でも通用しそうな重厚さを持つ馬。

 トーセンクラウンは天皇賞(春)と抜群の相性を誇るオペラハウス産駒。母父もダンシングブレーヴで「マイルへの適性もある重厚な血」に見事合致する。フレンチデピュティ×サドラーズウェルズのメイショウベルーガも有力で、牝馬として1953年以来となる天皇賞(春)制覇も夢ではない。

 昨年このコーナーで「激走があっても不思議ではない」と推奨したマイネルキッツも主力の1頭だろう。

 そして、満を持して登場のサンデーサイレンス産駒エアシェイディ。この血統の天皇賞(春)における力を見せてくれる可能性は十分。忘れず馬券に加えたいところだ。

 逆にサンデーサイレンスの孫たちは信頼を置けず、ドリームジャーニーやフォゲッタブルといった1番人気候補も「2着まで」と考えたい。

トーセンクラウンの血統表

 

メイショウベルーガの血統表

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