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極限の力を問う最強ステイヤー決定戦 京都芝3200m〔Dコース〕

コース図[京都芝3200m]前週の雨の影響はあるのか

 3回京都4日目のレースでDコースを使用。Dコースが使用されるようになったのは03年以降で、06年(Cコース)を除き、同コースで行われている。DコースはAコースから直線部10m、曲線部9m外側に仮柵を設置。外回りコースの幅員は18〜25mと最も狭いコースとなる。芝はオーバーシード(イタリアンライグラス)を使用。昨年秋から前開催までA〜Cコースが使用されたため、長期間未使用のDコース部分の痛みは少なく、全体的に非常に良好な馬場状態。昨年はアドマイヤジュピタが直線大外から鋭く突き抜けており、特にホームストレッチは外側に行くほど状態がいいはず。前週日曜日の最終レース(芝2200m)を見ても、ジョッキーが意識的に外に持ち出すような感じがあった。今週も外回りコースでは、同様のシーンが見られるかもしれない。

 ただし、昨年と違うのが今年は開幕週に雨に見舞われたこと。前週は土曜日は不良馬場、日曜日は重馬場でレースが行われ、日曜日8Rの1000万クラス・芝2000mの勝ち時計は2分03秒5と、時計を要した。今週土曜日の時計に注目したい。

レース写真[京都芝3200m]道中に13秒台のラップは入りにくい

 スタート地点は向正面の中間点よりやや左。菊花賞よりもさらに200m延長され、本競走でしか使われない特殊なコース。外回りコースを約1周半する。菊花賞のスタート地点に比べると、最初の3コーナーまでの距離が十分に取られている状況だが、出だしは先行勢のポジション取りで、ある程度速く流れる。02年にマンハッタンカフェが勝った時のように、いきなり前半600mが39秒6と歩くようなことにはならない。通常は36秒台で流れる。馬場状態が良いこともあり、その後の道中のラップも、13秒台はなかなか入らない。入るとすれば、一周目の正面スタンド前を過ぎ、1コーナーのカーブから1〜2コーナーの途中。ラップで言えば、1400m〜1600mの地点。この1ハロンはたいていガクンとペースが落ちるのが特徴で、ここで各馬が息を入れる。

速い上がりを出す能力も問われる

 向正面では平均〜やや遅めのペースで流れ、やはり13秒台を超えるようなラップはそう何度も入らない。ここが阪神大賞典やダイヤモンドSなど、他の長距離重賞と違うところ。それでいてなおかつ、隊列が動き出すのが2週目3コーナー過ぎの坂の頂上付近。菊花賞と同じように、ここからゴールまでの800mの間、下り坂を利しての目一杯の追い比べとなる。道中の長い距離を平均的なペースで走り、なおかつラスト3〜4ハロンで速い脚が要求されるという、G1ならではの底力が問われる。近年は馬場の高速化が進み、過去4年の勝ち馬の上がり3ハロンはすべて33〜34秒台。京都芝コースで速い上がりを出す能力の有無も非常に大事となってくる。

 最後の直線だけでの後方一気は厳しい。かといって、逃げ切り・逃げ残りも困難で、前半から先頭で引っ張り馬券圏内に残ったのは、過去10年で04年のイングランディーレ(1着)、99年のセイウンスカイ(3着)の2頭しかいない。差し馬でも徐々に好位に押し上げて、直線入り口では前を射程圏内に捕らえることが必要。

コーナーは多いが内枠有利ではない

 コーナーをたくさん回るコースという点を考えると、枠順は内枠有利と考えるのが普通だが、実際にはそこまでのアドバンテージはない。ローカルのような窮屈さがなく、競馬場自体が広いからだろう。過去10年に関して言えば、1、2枠よりも7、8枠の方が3着以内に入った好走馬の数は多い。最も多くの優勝馬を出しているのは、3枠で3勝。続くのが4、5枠の2勝ずつ。無難に中枠を引きたい。

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