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天皇賞(春)特集
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サンデーサイレンスの孫は黄色信号?!

1)サンデーサイレンス産駒VSノーザンダンサー系の戦い

 過去10年、サンデーサイレンス産駒が4勝・2着2回と他を圧倒している。もっとも、この間に出走したサンデーサイレンス産駒は30頭と頭数も最多なのだが、まずは優秀な成績を残しているといえるだろう。5勝・2着4回のノーザンダンサー系が最大の対抗勢力だ。

 その他では、ナスルーラ系のサッカーボーイが1勝・トニービンが2着1回、ヘイルトゥリーズン系のリアルシャダイとブライアンズタイムが各2着1回、ミスタープロスペクター系のスキャターザゴールドが2着1回と、上位2系統からはやや水を開けられている。

 サンデーサイレンス直子のオープン馬が年々減りつつある中、今後はノーザンダンサー系がさらに勢力を伸ばす可能性も高いのではないだろうか。

 母の父はレイズアネイティヴ系(ミスタープロスペクター系を含む)が5頭、ノーザンダンサー系が7頭、ナスルーラ系が5頭、ヘイルトゥリーズン系(リアルシャダイ)が2頭、リボー系が1頭。こちらは父馬よりバラエティに富んでいるが、一応はレイズアネイティヴ系とノーザンダンサー系、ナスルーラ系の三つ巴といえるだろう。

[過去10年の連対馬の父と母父]

過去10年の連対馬の父と母父

2)サンデーサイレンスの孫たちには疑問符

 他の重賞では「たとえサンデーサイレンスの直子がいなくなっても、アグネスタキオンなど後継種牡馬が頑張っている」という状況にあるのだが、天皇賞(春)だけは例外。下記のように、惨憺たる結果を残している。

種牡馬名 1着 2着 3着 着外
ダンスインザダーク
0
0
1
13
マーベラスサンデー
0
0
1
3
アドマイヤベガ
0
0
0
2
フジキセキ
0
0
0
2
スペシャルウィーク
0
0
0
1
母父サンデーサイレンス
0
0
2
9

 つまり、サンデーサイレンスの孫たちの総合成績は[0−0−4−30]。連対ゼロ、やっと3着に食い込んだのもダイタクバートラム、シルクフェイマス、アイポッパー、アサクサキングスの4頭だけ、全34頭のうち20頭が人気以下の着順に沈んでいる。

 今後確実に増えていくであろうサンデーサイレンス系種牡馬の産駒たち。が、天皇賞(春)での期待度は、現時点では「?」と考えざるを得ない。

3)穴なら「軽快さ」より「重厚さ」

 単勝オッズ6番人気以下で3着以内に入った馬は下表の7頭。サンデーサイレンス以外の種牡馬を1頭ずつ見ていこう。

 ヒシミラクルの父サッカーボーイは菊花賞馬ナリタトップロードを出し、母の父シェイディハイツは英国際S勝ち馬。サンライズジェガーの父リアルシャダイはライスシャワーなどを出したステイヤー血統、母の父トウショウボーイはスピード型だが三冠馬ミスターシービーを出している。

 イングランディーレの父ホワイトマズルはキングジョージと凱旋門賞で2着。スズカマンボの母父キングマンボは仏2000ギニーなどを勝ったマイラーで、産駒には英セントレジャー勝ち馬や仏オークス馬などがいる。ブライアンズタイムはナリタブライアンやマヤノトップガンの父。ミスタープロスペクターはダートのマイラーだったが、キングマンボをはじめとして英仏のG1ウィナーを多数輩出している。サドラーズウェルズはエクリプスS勝ち馬で欧州チャンピオン種牡馬。スキャターザゴールドはカナダ二冠馬で、その母ダンススマートリーはカナダ三冠馬。コマンダーインチーフは英愛ダービーの勝ち馬である。

 トータルイメージとしては、やはりスピードよりスタミナ。菊花賞や英仏の重賞を勝ち切る“重厚さ”が穴につながるようだ。

[単勝6番人気以下で3着以内に入った馬の父・母父]

単勝6番人気以下で3着以内に入った馬の父・母父

4)荒れる要素たっぷり

 今年の登録馬30頭から、信頼の置けない「サンデーサイレンスの孫たち」をバッサリ切ると、アサクサキングスやスクリーンヒーロー(ともに母父サンデーサイレンス)、アルナスライン、ドリームジャーニーといった有力馬がゴッソリ消えてしまう。

 残った馬で面白そうなのは、たとえばマイネルキッツ。父チーフベアハートはノーザンダンサー系で、スキャターザゴールドとイメージが重なるカナダの強豪。激走があっても不思議ではない。

 ヘイルトゥリーズン系シンボリクリスエスの子、モンテクリスエスも走破圏内。祖父クリスエスからは英ダービー馬が出ており、母の父ラストタイクーンも英G1馬を輩出している。

 いずれにせよ、荒れる天皇賞になるのではないだろうか。

[マイネルキッツの血統表]

マイネルキッツの血統表

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