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エイシンチャンプ 8番人気の逆襲[2002年]

いずれ劣らぬ高素質馬

 エイシンチャンプが勝った2002年・第54回朝日杯フューチュリティS。ある意味でこのレースは、競馬ファンが“先を見越す目”を持っていることと、その優れた目でも見極められない“秘めた素質”の存在を同時に実証した一戦といえる。

 1番人気に推されたのは、後に札幌記念と中山記念を制し、種牡馬入りも果たすサクラプレジデントだ。父サンデーサイレンス、近親に日本ダービー馬サクラチヨノオーという血を持ち、「このレースから3歳クラシックへ進む馬がいるとすれば、これ」と目されていた。次いでクリスタルC勝ち馬となるワンダフルデイズ、芝・ダート両方で重賞タイトルを獲得するサイレントディール、マイル重賞を3勝するマイネルモルゲンの順。つまり、未来の活躍馬がしっかりと高い人気を得ていたわけである。

注目されなかった重賞勝ち馬

エイシンチャンプ写真

 出走メンバーにはもう1頭だけ、後の重賞ウィナーがいた。それがエイシンチャンプだ。ただしこちらは8番人気、単勝オッズ21倍超と、さほど注目されてはいなかった。

 本来ならエイシンチャンプも、もう少し評価されていて良かったはずだ。デイリー杯2歳Sでは3着マイネルモルゲンとハナ差の4着、黄菊賞ではサイレントディールを追い詰めての2着、そして前走・京都2歳Sでは高素質馬ザッツザプレンティを降しての勝利。またエイシンチャンプは同厩馬ネオユニヴァースの調教パートナーを務め、後の二冠馬を上回る動きも見せていた。

 ネックになったのはキャリアだろうか。デビュー当時はダートを使われて、3戦目でようやく初勝利。その後も勤勉に走り続け、朝日杯が早くも9戦目。掲示板を外したことは一度もなく、安定感は認められていたものの「2歳王者になる戦歴とは思えない」というのがファンの本音だったのだろう。

素質開花・レコードで快勝

 が、そんな思惑をエイシンチャンプは鮮やかに裏切ってみせるのである。

 サイレントディールが1000m通過56秒9の速いラップで引っ張り、これを好位2〜3番手で追走するエイシンチャンプ。そこから直線で、力強く抜け出す。後方からサクラプレジデントとテイエムリキサンが猛然と脚を伸ばしてきたが、これをクビ差振り切っての勝利。しかも稍重馬場にもかかわらず、1分33 秒5のレコードタイムも叩き出したのだ。

 優秀なファンの目でも見極められなかった素質が、この大一番で開花したのである。

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