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グラスワンダー

最も強かった2歳馬

 朝日杯フューチュリティS、その前身である朝日杯3歳Sは、いうまでもなく2歳(旧3歳)牡馬チャンピオンを決する場。このレースの勝者が、そのままJRA賞最優秀2歳牡馬となり続けている。

グラスワンダー写真

 その中でも、もっとも強いレースぶりを見せつけ、もっとも強かった2歳馬として位置づけられているのがグラスワンダーだ。

3戦3勝。着差合計14馬身

 アメリカのセリ市で買われたグラスワンダーは、いかにも外国産馬らしい雄大な馬格に早くから期待と評判が集まり、単勝オッズ1.5倍の断然人気でデビュー戦を迎えた。1997年9月、中山の芝1800m戦だ。これを2着に3馬身差、3着はさらに6馬身後ろという圧倒的な勝利で突破したグラスワンダーは、さらに注目度を上げることになる。

 2戦目のアイビーSは、新馬戦以上の衝撃。好位から抜け出しかけたマチカネサンシローを一瞬にして交わし、なお5馬身もちぎるというレースぶりでデビュー2連勝。メンバー中ただ1頭だけ、上がり3ハロン推定34秒台の脚を使った豪快な差し切りだった。

 続く京成杯3歳Sでは、新潟王者のクリールサイクロンや小倉3歳Sを制したタケイチケントウなど相手が強化されたにも関わらず、グラスワンダーの単勝オッズは1.1倍。その人気に応え、ここでは2番手からズバっと抜け出して6馬身差の勝利を果たす。

 もう敵はいない。そんな声すら聞こえてくる中での朝日杯3歳S出走となったのである。

過去最高のレーティング116

 大一番での走りもまた衝撃的だった。逃げたマウントアラタがハイペースを作り出したが、グラスワンダーは中団から馬群の大外を苦もなく上がっていく。直線では、またしてもズバリ。馬場の真ん中を通り、先に抜け出したマイネルラヴを並ぶ間もなく差し切ると、さらに突き放し、1分33秒6のレコードタイムを叩き出して勝利したのである。良馬場発表だが芝は重く、同日の準オープン戦よりコンマ7秒も速い価値あるタイムだった。

 当然のことながら、JRA賞最優秀3歳牡馬に選出されたグラスワンダーだったが、その最強伝説は、まだ続く。JRAクラシフィケーションでグラスワンダーに与えられたレーティングは116ポンド。これは過去最高、あの伝説の名馬マルゼンスキーの115ポンド相当をもしのぐ値となったのである。奇しくもこの年、マルゼンスキーは世を去っていた。入れ替わるようにして、最強の若駒が誕生したというわけである。

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