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リンドシェーバー 「歴史的マル外」として名を残した[1990年]

外国産馬の舞台を作り上げた存在

 通称「マル外」と呼ばれる外国産馬は、出られるレースが限られ、輸入数も少なかった1980年代までは、目にするのも珍しい特別な存在だった。だが、徐々に混合競走が増え、すべての重賞が国際競走となり、聖域だったクラシックの開放も進んで、外国産馬が活躍できる舞台は以前と比べて格段に広がった。平成に入ると、ヒシアマゾン、タイキシャトル、エルコンドルパサー、グラスワンダーなどスターホースも続々と誕生。いまや外国産馬は、日本の競馬において当たり前の存在になったといえるだろう。

 この大きな流れのスタート地点にいる馬として認識されているのが、1988年にアメリカで生まれ、翌年輸入、1990年夏に日本でデビューしたリンドシェーバーだ。

2歳夏デビューから順調に出世

リンドシェーバー写真

 リンドシェーバーの父はアリダー。当時、ケンタッキーダービー馬アリシーバやベルモントSを勝ったイージーゴアーなど幾多のG1ホースを送り出し、北米トップの地位を築きつつあった名種牡馬だ。その血統に加え、リンドシェーバー自身も若駒とは思えぬ風格を早くから漂わせており、デビュー前から評判を集めるようになっていた。

 1990年7月、札幌の芝1200mで迎えた新馬戦を8馬身差の逃げ切りで飾ったリンドシェーバーは、続くクローバー賞もノーザンドライバーやヤクモアサカゼといった有力馬に競り勝って2連勝。3戦目・函館3歳Sでは2着に敗れたが、このときはソエに悩まされて万全の状態ではなく、それでいて勝ったミルフォードスルーとは半馬身差、3着を3馬身半も突き放してみせた。

伝説のレコードを破って快勝

 一貫して能力の高さを示し続けたリンドシェーバーは、1番人気を背負って第42回朝日杯3歳Sへと臨むことになる。

 この時の相手は、デビュー戦、新潟3歳S、京成杯3歳Sと3連勝中のビッグファイトを筆頭に、ダイナマイトダディ、ブリザード、レガシーオブゼルダ、サクラハイスピードといった面々。これらをリンドシェーバーは、力強い脚で一蹴する。1000m通過57秒7というハイペースの中を好位から強気に進出し、直線半ばで先頭に立って、迫るビッグファイトを1馬身4分の1突き放してのゴールだ。

 勝ちタイムは1分34秒0。それは、伝説の馬マルゼンスキーの時計を14年ぶりに0.4秒も更新するレコードタイムだった。

 こうしてリンドシェーバーは「歴史的マル外」の座を早々に獲得したのである。

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