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第65回 朝日杯フューチュリティステークス特集 2013年12月15日(日)15時25分発走 中山競馬場 芝1600m

注目は母父サンデーサイレンスのショウナンアチーヴ!

1)父ノーザンダンサー系が躍進した10年

 この朝日杯フューチュリティSは、ちょうど10年前に大きな転換期を迎えた。1993年〜2002年までは、サンデーサイレンス産駒が3勝、ブライアンズタイム産駒が2勝、Silver Hawk産駒グラスワンダーがレコード勝ちと、ヘイルトゥリーズン系が計6勝をマーク。だが2003年以降の近10年はノーザンダンサー系が5勝と躍進を果たしているのだ。

 過去10年間の種牡馬系統別成績は以下の通りで、ノーザンダンサー系のアベレージが一歩抜け出している。気がかりなのはサンデーサイレンスとその後継種牡馬たちの成績で、どうも勝ち切れていない印象。同じヘイルトゥリーズン系でも非サンデーサイレンス系の方が優位なのは明らかだ。

 ミスタープロスペクター系も勝ち馬を出しているが、率としてはノーザンダンサー系に及ばない。ナスルーラ系もサクラバクシンオー産駒グランプリボスの勝利例はあるものの、系統としては苦戦しているといっていいだろう。

 そんなわけで、ノーザンダンサー系が最上位、非サンデーサイレンス系のヘイルトゥリーズン系も侮れず、ミスタープロスペクター系にもわずかにチャンスあり。いっぽうサンデーサイレンス系は割引が必要、と考えたい。

父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 5回 5回 1回
32頭
15.6%
31.3%
34.4%
サンデーサイレンス系 1回 2回 5回
50頭
2.0%
6.0%
16.0%
その他のヘイルトゥリーズン系 2回 1回 1回
16頭
12.5%
18.8%
25.0%
ミスタープロスペクター系 1回 2回 2回
33頭
3.0%
9.1%
15.2%
ナスルーラ系 1回 0回 1回
23頭
4.3%
4.3%
8.7%
その他の系統 0回 0回 0回
3頭
0.0%
0.0%
0.0%

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)父馬は国内または欧州の芝マイル実績を重視

 下は連対馬の父の現役成績をまとめたものだ。

種牡馬 主な活躍場所 主な勝ち鞍
ザグレブ 欧州芝 愛ダービー
タイキシャトル 国内芝 マイルCS/安田記念
チーフベアハート 北米芝 BCターフ/カナディアン国際S
アドマイヤベガ 国内芝 日本ダービー
クロフネ 国内芝・ダート NHKマイルC/JCダート
ロドリゴデトリアーノ 欧州芝 愛2000ギニー/英国際S
ステイゴールド 国内芝 香港ヴァーズ/ドバイシーマクラシック
キングヘイロー 国内芝 高松宮記念
Bernstein 欧州芝 コンコルドS(芝7ハロン)
メジロライアン 国内芝 宝塚記念
グラスワンダー 国内芝 朝日杯3歳S/有馬記念/宝塚記念
キングカメハメハ 国内芝 NHKマイルC/日本ダービー
Giant'sCauseway 欧州芝 サセックスS/英国際S
サクラバクシンオー 国内芝 スプリンターズS連覇
ディープインパクト 国内芝 3歳クラシック三冠
シンボリクリスエス 国内芝 天皇賞・秋と有馬記念を連覇
ゼンノエルシド 国内芝 マイルCS
ローエングリン 国内芝 マイラーズCと中山記念を各2勝

 近年は国内または欧州の芝で活躍した、マイル実績のある種牡馬が好調。一昨年の勝ち馬アルフレードの父シンボリクリスエスも新馬デビューはマイル戦だった。

3)勝ち馬の種牡馬がコロコロ変わる

 例年このレースは、新種牡馬の産駒が多数出てきたり、海外種牡馬の子がマル外として参戦するなど、出走メンバーの血統は多彩。そのせいか過去20年で複数の勝ち馬を出しているのはサンデーサイレンス(3勝)とブライアンズタイム(2勝)だけだ。

 特にここ17年間は勝ち馬の父がすべて異なっていることに注目しておきたい。

4)母の父サンデーサイレンスに要注目

 母父の系統別成績は、「過去10年」と「その前の10年」の差がよりいっそう顕著だ。1993年〜2002年までは母父ノーザンダンサー系という馬がなんと7勝もしているのだが、近10年は下記のように未勝利。2着3着に甘んじることが多くなっているのだ。

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 6回 1回 1回
22頭
27.3%
31.8%
36.4%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 0回
8頭
0.0%
0.0%
0.0%
ノーザンダンサー系 0回 4回 6回
58頭
0.0%
6.9%
17.2%
ナスルーラ系 1回 3回 2回
33頭
3.0%
12.1%
18.2%
ミスタープロスペクター系 1回 0回 1回
23頭
4.3%
4.3%
8.7%
その他の系統 2回 2回 0回
13頭
15.4%
30.8%
30.8%

 代わって台頭してきたのが母父サンデーサイレンス系。というより「母父サンデーサイレンス」だ。この10年間で6勝、2008年からは5連勝中、昨年はワン・ツー・スリー・フィニッシュを達成して、もはやこのレースの勝ち馬の大定番と化しているのである。

 また過去5年の勝ち馬を見ると、母の母の父はすべてナスルーラ系。つまりサンデーサイレンス×ナスルーラ系という血統構成の繁殖牝馬が、朝日杯勝ち馬を送り出し続けているのだ。

5)母の父は純スタミナ型または純スピード型

 連対馬の母父としては、上記の通りサンデーサイレンスが別格ともいえる成績を残しているわけだが、これを除けば2つのタイプに大別できる。

 スタミナ型が、凱旋門賞勝ち馬のRainbow Quest、欧州ナンバー1種牡馬Sadler's Wells、さらには天皇賞馬のタイテエムとメジロマックイーン、北米長距離で活躍したエルセニョールといったあたりだ。

 いっぽうスピード型は、Storm Cat、テンビー、Grand Slam、Bahri、Meadowlake。このあたりは早熟の印象も抱かせる。

 母の父の一番手は前述の通りサンデーサイレンスだが、それ以外では、中途半端なマイル〜中距離型よりもスタミナ型か早熟スピード型であることを重視したい。

結論

 種牡馬としては、ノーザンダンサー系が一番手。非サンデーサイレンス系のヘイルトゥリーズン系にも勝機はあり、ミスタープロスペクター系もギリギリ走破圏内。サンデーサイレンス系は軽視すべきだろう。国内または欧州で活躍したマイラーで、過去に朝日杯勝ち馬を出していない種牡馬がベストだ。

 母父としては、サンデーサイレンスが文句なしの本命。それ以外ならスタミナ型か早熟スピード型がベター。また、母の母の父がナスルーラ系なら強調材料になる。

 ベルカントの父はやや分の悪いナスルーラ系で、すでに勝ち馬を出しているサクラバクシンオー。プレイアンドリアルとアトムの父は勝ち切れないサンデーサイレンス系のデュランダルとディープインパクトだし、エルカミーノレアルの父キングカメハメハも勝ち馬を出している。どうも有力馬にはスキがありそうだ。

 ならば母父サンデーサイレンスのショウナンアチーヴ。父ショウナンカンプはナスルーラ系で、マイルでも少し長い印象はあるものの、大穴の気配は漂わせている。

【ショウナンアチーヴの血統表】

ショウナンアチーヴの血統表

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